TV番組やWEBメディアで取り上げられることも増えてきた「結婚相談所ビジネス」。
結婚相談所事業の魅力は、収益性の高さや開業資金の低さ、未婚化・少子化対策という社会貢献だけではありません。時代に合った働き方として「女性の起業」「働く場所や時間の自由度」なども注目されています。
IBJで開業される方の動機も様々で、「子育て中にできる副業・在宅ワーク」「法人の新規事業」「ご自身の婚活経験を活かして起業」など、それぞれのニーズに沿った開業を実現されています。開業される方の年齢も20代から70代までと幅広いです。
結婚相談所を開業される方は増え続けていて、会員を十数名~数十名も抱えるオーナーがいる一方で、中には思ったように収益を上げることができず行き詰まってしまうオーナーもいます。うまくいかない方の多くが、集客ができないことを理由に挙げています。
どんな事業であっても、価格に見合った付加価値のある商品やサービスを提供し、正しく伝えなければ、持続的な集客は実現できません。
結婚相談所のわかりやすい付加価値は「成婚」です。結婚相談所の収益ポイントは入会や会費だけでなく、成婚で利益を出すビジネスモデルです。成婚を生み出すにはお見合いを組む必要があり、お見合いを組むには会員を増やす必要があります。
これらの原理原則に従いつつ、今まさに結婚相談所の独立開業を検討されている方や、結婚相談所事業を軌道に乗せたいと考えている方の参考となるよう、結婚相談所ビジネスの必要性や意義、開業を成功に導くための集客方法などをご紹介していきます。
まずはじめに、なぜ今、結婚相談所が社会から求められるサービスになっているのかを解説していきます。
結婚相談所の集客方法
結婚相談所の収益を左右するポイントは、言わずもがな集客です。一口に集客といっても様々な方法がありますが、結婚相談所における効率的な集客方法には、いくつかパターンがあります。
4,400社以上(2024年9月時点)が加盟するIBJでは、それぞれのオーナーや仲人の強みを活かして集客しています。
その中から選りすぐった実例や、IBJ直営の結婚相談所IBJメンバーズで培った実践的なノウハウから、比較的再現しやすい集客方法を3つ、ご紹介させていただきます。
人の紹介による入会
集客といえば広告出稿を真っ先にイメージしてしまいがちですが、人と人をつなぐ仲人として優先的に取り組む方法、主となる集客経路は人による紹介です。
友人知人といったプライベートなネットワークや、よく通うお店の店長やスタッフさんに、「結婚相談所を運営しています」と自信を持って伝えていただくと、ご自身の外にあるネットワークまで情報が広がり、婚活者を紹介いただける可能性が高まります。無理な営業や押し売りはせず、「結婚相手を探している人がいれば、力になります」とお伝えください。
活動中の会員様や成婚退会された方から紹介いただくケースも多いです。親身になってサポートを行うことで信頼していただき、「この人なら友人知人を任せられる」と新しい入会者を紹介いただける好循環が生まれます。
より良いシステムとサービスを提供し、人のつながりや口コミをきっかけに自然と会員様が集まってくる。これが結婚相談所の理想的な集客です。ご紹介いただきやすい関係構築方法や、ご紹介いただいた方への対応方法については、加盟店向けの研修・セミナーで具体的にご説明しています。
婚活イベントからの入会
婚活イベントには合コンや街コン、趣味コンなど様々ありますが、IBJが推奨しているのはより真剣度の高い婚活パーティーです。
婚活パーティーの参加ハードルは結婚相談所未満ですので、「結婚はしたいけど、結婚相談所はまだいいかな……」と考える方の受け皿となります。参加者の中で結婚願望が高い方がいれば、将来的に結婚相談所を検討いただける可能性もあります。婚活イベントで収益を生みながら、入会見込みのある方とつながることができるわけです。
イベント集客はただ周りの方を集めればいいわけではなく、満足度を高めるためにもターゲットを絞り込むことが大切です。職業や年齢をある程度限定して募集をかけ、人数は4対4~8対8、月1~2回ほどの頻度で継続的に開催しましょう。居住地域や趣味なども踏まえて企画を立てることも、集客において有効です。
なかなか良い企画内容が思い浮かばない時は、IBJが運営するIBJ Matchingに掲載されているイベントをご参考ください。
「パーティーでカップリングしたけど、お付き合いや結婚まで至らない……」となるのは、珍しいことではありません。そこで無理な営業をしたり、イベントでの出会いを否定したりすることはNGですが、結婚相談所に興味を持っていただける方も出てきますので、そのタイミングで結婚相談所の魅力やメリットをお伝えしてみてください。
WEBサイト経由の入会
WEBサイトというと、リスティング(検索連動型)広告やSNS広告などで広告費をかけて集客したり、「結婚相談所+地域名」のSEOでアクセスを集めるイメージですが、立ち上げ当初に優先的に実施した方がいい施策は、結婚相談所名の検索数を増やすアクションです。
WEBサイトを作成した後にいきなり広告を出しても、独自の魅力や実績を打ち出せなければ集客につながりにくいでしょう。効果の出るキーワードやターゲティングは限られており、競争も激しいため、総じて費用対効果が悪くなりやすいのが現実です。
友人知人に配った名刺や、日々更新するブログ・SNS(Youtube・Twitter・Facebook・Instagram)の投稿をきっかけに、結婚相談所名で検索する方のWEBサイトへの流入を増やしましょう。
流入元であるブログが検索エンジンから評価されるには、更新頻度だけでなく記事の内容も重要なので、質が保てるペースで更新してください。ブログのテーマは「お悩み解決」や「婚活のコツ」などハウツー系がよく、問題提起で終わらせずに解決策まで出すと価値が高まりやすいです。
IBJのWEBサイト内にも、加盟店の方が書けるブログがあります。IBJのページは既に「結婚相談所」で上位表示されており、ブログ経由で興味を持たれる方が増えることが期待できます。自社のブランディングにうまくご活用されている加盟店は多いです。
ご自身のWEBサイトやブログに必ず置いていただきたいのは、問い合わせフォームへのリンクと電話番号です。
また、少し難易度は上がりますが、地域に特化したSEOやMEOも同時並行で進めましょう。WEBサイトは「地域名+結婚相談所」を意識してライティングし、必ず住所を記載してください。地図(Googleマップ)を置くのも有効です。自宅が住所で抵抗がある場合は、最寄り駅を記載しましょう。
Googleビジネスプロフィールには、営業日時や写真の掲載はもちろん、お客様から届く質問への回答や最新情報の投稿なども行うと効果的です。サイテーション(他サイトでの引用)も意識して、ポータルサイトや電話帳サイトにも店舗情報を登録しましょう。
名刺・WEBサイト・ブログ・SNSなど、他者と比較されて埋もれやすい場所では、セルフブランディング・セルフプロデュースを意識することも大切です。ご自身の経歴やルーツから、どのような見せ方が刺さるのか、どんな方向性の結婚相談所にするのか、徹底的に考え抜くことで結果は変わってきます。
SNS経由の入会
SNSを活用した集客も、結婚相談所の会員数を増やすのには効果的です。総務省情報通信政策研究所が発表した「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、2020年度(令和2年度)におけるSNS別利用率は以下の通りでした。
上記の通り、若い世代で高いSNS利用率がうかがえます。
なかでもミレニアル世代は、InstagramやTwitter、YouTube、TikTokをコミュニケーションツールとしてではなく、商品・サービス購入前の情報収集ツールとしても活用しています。SNSをうまく活用できれば、自社サイトへの訪問者を増やすことが可能です。
またメルマガやWEB接客ツールとして、LINEを活用するのもいいでしょう。メルマガの開封率は10%でも良い方だと言われる中、LINE公式アカウントの開封率は60%という調査結果もあるようです。
LINEの利用率は各世代で9割を超えているため、登録されやすいというメリットもあります。
自社サイトに、LINE公式アカウントの友達追加ボタンの設置を検討してみるのもいいでしょう。
結婚相談所ビジネスを成功させる集客ポイント
結婚相談所ビジネスを成功させる集客ポイントは、他の結婚相談所と比べて差別化できているか、ご自身の強みを活かせるターゲットに届いているかが重要です。魅力的なサービスであっても、顧客に伝わらなければ集客には繋がりません。
また、効果的な集客には信頼性の確立が欠かせません。顧客は、結婚という重要な決断をサポートしてくれるパートナーとして、信頼できる相談所を選びます。そのため、実績や成功事例、顧客の声を活用したマーケティングが有効です。
IBJでは、結婚相談所の開業を目指す方のために無料相談会を実施しております。業界唯一の東証プライム上場企業の株式会社IBJが運営する「IBJ」なら、豊富なサポート体制と安定した需要により、未経験の方でも安心してスタートできます。結婚相談所のビジネスモデルについて些細な疑問にも丁寧にお答えしますので、ぜひお気軽にお申込みください。
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