結婚相談所を開業する際は、連盟に加盟するのがおすすめです。
連盟に加盟することで、加盟相談所同士で会員データベースを共有し、自社の会員と他の相談所の会員でお見合いが組めます。自社の会員が1人だとしても、お相手を探し成婚を生み出すことができるのがメリットです。
結婚相談所の連盟はいくつかありますが、それぞれ規模やサポート内容が異なりますので、よく比較検討してから加盟することが重要です。
結婚相談所の連盟組織は大小合わせて全国に10以上あり、それぞれが結婚相談所の独立開業支援を行っています。
各連盟の会員数・成婚数・加盟社数などの規模や、開業時に気になる加盟金・事業継続率・サポート内容をまとめました。
IBJ | 全国結婚相談事業者連盟 (TMS) |
NOZZE. | 日本仲人連盟 (NNR) |
日本仲人協会 | |
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会員数 | 名 ※単独 |
84,325名 ※提携先含む |
100,000名以上 ※提携先含む |
75,000名以上 ※提携先含む |
約10,000名 ※提携先含む |
成婚者数 | 名 | 2,857名 | 非公表 | 1,200名(年間) | 非公表 |
お見合い成立数 (月間) |
件 | 平均8,312件 ※ | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
加盟社数 | 社 | 1,762社 ※ | 非公表 | 約750社 | 約1,000名 |
加盟金(税抜) | 個人 160万円 法人 320万円 |
75万円 | Aコース 150万円 Bコース 100万円 Cコース 70万円 |
60万円 | 0円 ※ |
事業継続率 | 97% ※ | 93% ※ | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
お見合いシステム (加盟店向け・会員向け) |
webシステム スマホアプリ |
webシステム | webシステム | webシステム | webシステム |
研修・サポート | あり 月間25本開催/動画55本 |
あり 年間件数不明 |
あり 年間件数不明 |
あり 年間件数不明 |
不明 |
販促物 | パンフレット、名刺、 婚活ウェディングブック等 |
無料チラシ(テンプレート)、 パンフレット |
あり 本部が用意 |
不明 | 不明 |
HP制作 | サポートあり ※パートナー会社のご紹介 |
不明 | あり 無料で制作 |
不明 | 不明 |
信頼性 | プライバシーマーク取得 JMIC加盟 東証プライム上場企業が運営 |
JMIC加盟 | プライバシーマーク取得 JMIC加盟 IMS認証 |
プライバシーマーク取得 JMIC加盟 |
NPO法人 全国結婚相談業教育センター 正会員 |
※金額は税抜価格で表示。
※2025年1月7日(火)から加盟金が変更となります(個人:200万円、従業員30名未満の法人:250万円、法人:400万円)。
※2025年1月6日(月)までに説明会・セミナーに参加された方は、現在の表示価格でご案内します。
各連盟の特徴がわかったところで、では実際にどのような観点で比較検討し、加盟する連盟を選ぶとよいのでしょうか?
収益を生み出すには、まず会員に入会してもらうことが必要です。
会員が入会時に検討する主なポイントは「どれだけの人がいるのか」「入会して結婚できそうか」の2つ。つまり、会員数やお見合い数、成婚数が多い連盟であることが、会員の入会につながりやすいということ。
また、会員数は現在の会員数だけでなく、新規入会者数にも着目を。新規入会者が多いということは、会員にとってそれだけ新しい出会いのチャンスがあるためです。
成婚数や新規入会者数の実績が公表されていない連盟については、説明会等で確認しておくとよいでしょう。
相談所が使うシステムと、会員が使うシステム、その両方が使いやすいことがポイントです。システムがあるだけでなく、時代や会員・相談所のニーズに合わせた機能追加・改修が常に行われているかも重要です。
また、相談所はデリケートな個人情報を扱うので、セキュリティ対策がされているかどうかもチェック。特に相談所のシステムはログイン時に2段階認証や指紋認証などで対策がされていると安心です。
開業前に1~2日集中研修をしても、実際に相談所を運営していくとわからないことが出てくるもの。
研修やセミナーへの参加しやすさや開催頻度も大事なポイントです。
副業や地方での開業を検討している場合は特に、研修がオンライン受講可能か、動画で学べる教材があるのか等も予め確認しておきましょう。
開業後は結婚相談所同士の横の連携も必要になってきます。懇親会等の行事だけでなく、加盟相談所が主体となった勉強会が定期的に開催されているとよいでしょう。先輩開業者からリアルな現場ノウハウを学ぶことができます。
事業を継続するためには本部の信頼性も重要です。
運営会社の経営状態や事業の見通しも、開示情報などで確認しておきましょう。
また、会員や他の相談所とのトラブルが発生した場合の対応についても確認しておくことをおすすめします。そもそもトラブルが発生しにくいように、連盟全体としてお見合いや交際についてのルールやガイドラインが徹底されていることが望ましい状態です。
ルールやガイドラインで解決できない場合、本部に相談できる窓口があるかもチェックしておくと安心です。
連盟によって加盟金はそれぞれ異なります。
同じ事業をやるなら加盟金が安いほうがよい、と思われるかもしれませんが、加盟金が安いことのリスクもあります。
開業費用が少なく抑えられても、会員が入会しなかったりお見合いや成婚ができなければ収益が得られず、事業として成り立ちません。開業後の初期費用回収のしやすさや、さらなる収益を得て事業が続けられるかを総合的に見て判断する必要があります。
初期費用回収までのおおよその期間や事業継続率についても、開業説明会で聞いておきたいポイントです。
実際に加盟した後の結婚相談所運営がスムーズにいくかどうかを総合的に考えて、加盟する連盟は選ぶようにしましょう。
IBJなら、会員数も成婚数も業界No.1(※)。多くの会員様と加盟店様に選ばれています。
IBJが選ばれる理由 >>
※No.1:日本マーケティングリサーチ機構調べ(成婚数:2023年実績、会員数:2023年12月末時点、2024年1月期_指定領域における市場調査)※成婚数:IBJ内のみの成婚者数(IBJ以外の連盟、友達の紹介などは含まない)
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Q. 他連盟に比べて加盟金が高いのはなぜですか?
A. お見合いシステムや人材育成(研修・サポート)に投資しているからです。
システムへの投資理由は、変化するIT技術に対応していくため。スマートフォンの普及や高機能化に伴い、結婚相談所のシステムも使いやすく進化させることが必要です。また、個人情報を扱うシステムですので、セキュリティ対策も必須。そのため自社内で開発体制を持ち、機能改善をし続けています。
研修・サポート体制に投資するのは、成婚を生み出すにはシステムだけでなく人の力が必要であるため。「人と人をつなぐのは人だと思う」というIBJのブランドステートメントに則り、専門的なカリキュラムや実践的なプログラムを月間25本ほど開催しています。
今回の回答者
IBJ
開業コンサルティング 杉山 達哉
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