結婚相談所の仮交際（プレ交際）とは

結婚相談所の「仮交際（プレ交際）」とは、お見合いで良い印象を持った二人が、真剣交際に向けてデートを重ねる「お試し交際」期間のことです。

交際といっても、恋人同士ではなく、いわばお友達の関係なので、食事やデートを重ねて二人の仲を深めていきます。

仮交際の間は他の相手とのお見合いや、複数の人と交際することも可能で、結婚相手を効率よく見つけるための活動期間と言えます。

仮交際の期間

仮交際の期間は1ヶ月が目安です。

お相手との相性を確かめるためのお試し期間とはいえ、期間を長くとり過ぎるとお相手をひとりに決め切れず先延ばしになりやすいので、早めに決断することが大事です。

仮交際中に悩みがあればカウンセラーが親身になって対応してくれますので、適宜相談をしながら少なくても3ヶ月以内には真剣交際へと進むお相手を見極めるようにしましょう。

仮交際中のデートの頻度

仮交際でのデート回数は5回以内が理想的です。デートは5回すれば十分にお相手の人柄や価値観を理解できますし、将来のパートナーとして相応しいかどうかも見極められます。

裏を返せば、5回以上デートを重ねても真剣交際に進もうとしないお相手とは、こちらから関係を終わらせた方が良い場合も少なくありません。

なぜなら、真剣交際に進もうとせずデートを続けるお相手は、もっと良い人が現れることを期待して、とりあえずキープしておこうと考えている可能性があるからです。

個人の状況や希望によって最適なデートの頻度は異なりますが、相手に不信感を持つ前に見切りをつけることも大切です。

お見合いにおけるデートの頻度について、詳しくは以下の記事をご参考ください。

関連記事
お見合いでデートの頻度はどれくらい？ ≫

仮交際は何人くらいとするのがおすすめ？

仮交際中に同時に交際する人数は人それぞれではありますが、一般的に5人までが目安とされています。

それ以上になると相手との関係が浅くなってしまい、価値観や結婚観のすり合わせなどが十分にできなくなり、真剣交際に進む時期が先延ばしになりやすいです。

人によっては2～3人が適切な人数の場合もありますが、大切なのは自分のペースを守りつつ、誠実に向き合える人数を見極めることです。

失敗しない仮交際期間のデートの進め方

仮交際が成立したら、お相手とデートの約束を取り交わしていきます。お相手が喜ぶようなデートプランを考えたり、デート中でのお相手との距離感などがポイントとなってきます。

ファーストコールを入れる

ファーストコールは、連絡先交換当日に男性から連絡をするのがルール＆マナーです。
できるだけ早く（原則電話で）連絡を取り、お二人で次のデートのお約束をしましょう。

お時間の取れないときも、まずはご挨拶の連絡だけでもするようにしてください。
また留守番電話のときには、必ず伝言を残しましょう。女性側も折り返しのお電話をすることが重要です。

関連記事
お見合いのファーストコールで話すべき内容とは ≫

初デート

初デートの時間は2時間程度に抑え、相手の女性の都合に合わせて予定を決めましょう。「日中の数時間でお茶をする」または「仕事帰りの数時間で食事をする」のがおすすめです。

初デートを成功させるコツは、こちらの記事をご参考ください。

関連記事
お見合い後の初デートを成功させるコツ【男性編】 ≫

2回目のデート

2回目のデートでは、初デートの時よりも少しだけ長く一緒に過ごしてみましょう。そのほうがお互いの内面的な部分が見えてきて、より相手の良さを知ることができます。

例えば、お見合い相手が動物好きなら動物園や水族館がおすすめです。興味のあることは話しやすいため相手が話題に困ることもほとんどないでしょう。また、美術館や観光スポットで二人きりの空間を静かに楽しむことも有効です。

2回目のデートの誘い方と過ごし方については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事
お見合い相手への2回目デートの誘い方と過ごし方 ≫

3回目のデート

ドライブや遠出、観光などは雰囲気づくりもしやすく人気です。

いつもとは違う新鮮な景色を眺めながらデートをすることで、会話が増えるだけでなく、「こんなところに感動する人なんだな」「笑ってくれて嬉しいな」など、相手の性格や物事に対する考え方などの価値観を知ることもできますよ。

そのほうが、現実的な結婚生活のイメージがしやすく相手との距離をグッと縮めることも可能です。また、共通の趣味や興味などがある場合は、二人で楽しい時間を共有することもおすすめです。

3回目のデートの誘い方と過ごし方については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事
お見合いは3回目のデートがカギを握る！ ≫

4回目から5回目のデート

デートが4回目から5回目となったら、真剣交際に進むかどうか見極めるタイミングです。

お相手と結婚について具体的な話をしながら、結婚後の二人の関係をイメージしてみるのもよいでしょう。この人に絞って真剣交際に進んでもよいかどうか、しっかり判断するようにしましょう。

仮交際をうまく進めるコツ

仮交際をうまく進めるにあたって押さえておくべきポイントがあります。

お相手との交際に慣れてくるとつい忘れがちな部分ではありますが、真剣交際にスムーズに進めるためにも重要なポイントなのでしっかりと押さえておきましょう。

1日1回は連絡を取り合う

仮交際中は、1日1回は連絡を取り合うことがお相手と信頼関係を築く上でとても重要です。

特にデート翌日以降、しばらく連絡をとらなくなる人もいますが、日々のコミュニケーションを欠かさないことで、自分に興味を持ってくれているという安心感をお相手に与えることができます。

また連絡だけではなく、仕事終わりや少し時間が空いたときなどに軽くお茶に誘うのも有効です。

頻繁に連絡をとり、少しでも会う時間をつくることは誠実さや関心を示すことにつながるため、その後の真剣交際にも進みやすくなります。

お相手に気持ちを伝える

お相手に気持ちをきちんと伝えることも、忘れずに心がけるようにしましょう。お店を選んでくれたことへの感謝の気持ちや、また会いたいという想いを言葉で伝えることで距離が次第に縮まっていきます。

相手にしてもらうことを当たり前とせずに、お相手に対して思いやりを示すことが大切です。

以上、仮交際中の流れと、真剣交際に発展させるためのコツについて解説しました。

一般的な恋愛とは違い、仮交際中は複数人とお付き合いをしてその中の一人と真剣交際へ移ります。結婚相手として相応しいお相手を見つけるという目的を持って、誠実に交際を進めていくようにしましょう。