自社の特徴を教えてください。

30年間のカウンセラー経験が1番の強みだと思います。

これまで500名以上の方をサポートしてきましたが、会員様の性格や環境だけでなく、親御様のご要望やお考えもあるので、お悩みやご相談もそれぞれ異なるものがありました。それらの経験が自分の中に蓄積されているので、今後の会員様にもそれなりの引き出しを持って、アドバイスができると思っております。

例えば、障がいを持った方もこれまで何名か入会されたことがあり、その中には、「結婚はしたいけど、僕は結婚をしてはいけないんじゃないか。」とおっしゃる方もいらっしゃいました。ただ、私のこれまでの経験から、結婚相談所で活動している同じような環境をお持ちの方も存じていましたし、お相手のカウンセラーと協力することもできたので、会員様が諦めずに結婚まで辿りつけるためのサポートができたと思っています。結婚された時は、ご両親にもとても喜んでいただけたので嬉しかったですね。

会員様に選ばれる理由は何ですか？

ご紹介での入会もあるのですが、HPや他の媒体を見て来られた方は、やはり30年のカウンセラー経験という実績を見て、無料相談に来られる方が多いです。

インタビューを受けるにあたって、会員様に入会の理由を尋ねてみたところ、「初めは実績を見てお訪ねしましたが、初回の面談でお話ししやすかったから入会しました。」とおっしゃってくださいました。私自身は、話やすくしようということを特段意識しているわけではないのですが、常にリラックスして会話をしている自分がいるので、会員様にも安心してお話しいただけているのかもしれません。
あとは、カウンセリングスペースがかわいい装飾になっているので、特に女性の方には気に入っていただけています。男性の方だと、ちょっと落ち着かない様子も時折見受けられますが（笑）

会員様の活動で印象に残るエピソードを教えてください。

今年の2月に中国人の女性で成婚された方のエピソードをお話ししたいと思います。

彼女は、日本に10年以上滞在し、企業にも勤められていたので、日本語が堪能でした。ただ、交際中の男性がいわゆる昭和風の考え方だったので、風習や文化の違いにお互いが困惑してしまうということが多々ありました。

そこで、お相手のカウンセラーの方と何度も相談をして、お互いの気持ちや発言の背景について、それぞれの会員様へお伝えしていました。カウンセラーが会員様のアプローチ方法を制限しすぎると、それはそれでお相手会員様にとっても操り人形のような印象を与えてしまうので、そこの案配については注意深く気を払っておりました。

2度か3度、「もう交際がしんどい。」というお話も出ましたが、その度にお二人の間にある文化や風習の違いについて、丁寧にご説明をして、お相手の発言の裏にある想いを理解していただけるように促しました。

そのような多くの壁を乗り越えて、ついに彼からプロポーズの言葉がありました。彼女は成婚後すごく喜んで、私に向けて「本当にありがとう。」とおっしゃってくださったので、私もこれまでの疲れが吹っ飛び、この上なく嬉しい気持ちになったのはいい思い出です。

ご成婚される割合（成婚率）を教えてください。その秘訣は何ですか？​

成婚率を意識しすぎると、会員様が望まないお見合いを組むということにもなりかねないので、数字的なところは特段意識したことがないですね。ただ、私自身の年齢が40歳を過ぎたあたりから、「カウンセラーってこういうものかな。」というのがわかり始めて、成婚もかなりの割合で出てくるようになりました。

やはり、若い頃はサポートも難しかったのですが、年齢を重ねるごとに私から会員様へお伝えできることも増えてきて、お仕事らしきことができ始めたなと思ったのが40歳を過ぎたあたりからです。結婚をサポートするということで、会員様のご両親と向き合うことも多いのですが、40代になって初めてご両親のお気持ちも理解できるようになったなと思います。

成婚の秘訣をあえて一言で申し上げるのであれば、人生経験を活かしたサポートができることかもしれません。

これから婚活を始めようと思っている方にメッセージをお願いします。

「結婚は、許し合うこと。」だと、私はずっと思っています。

少し私の話をさせてください。私は20歳の時に、初めてお会いした男性と3ヶ月で結納、10ヶ月で結婚式を挙げました。そのような期間では惚れた腫れたもなく、主人の一方的な思いからの結婚となりました。ただ、結果論にはなりますが、この長い年月の中で、何度も許し合うことができたからこそ、これまでやってこれたのかなと思います。

結婚を損得で考える方も多いと思いますが、損得勘定で考えてしまうと結婚はできないと考えています。なぜなら、結婚は忍耐も多いですが、ただ良いことも沢山あります。得をしようと思って結婚するのではなく、お相手のことをしっかりと見て、許し合えるお相手であればそれでよし。理想を掲げてこんな人が良いと言っても、白馬の王子様はなかなか現れてはくれません。結婚は旅のようなもので、私もまだ旅の途中です。これからも努力は必要ですね。笑