結婚相談所を始めたきっかけをお聞かせください
須美子さん:
もともとは飲食業という全く別の業種に携わっており、三重県と愛知県でベーカリーレストランを複数店舗経営していました。ですが、従業員数が300人を超えた頃から、指示したことが現場スタッフまで行き渡らず、もどかしい思いをすることが多くなっていました。
そんな時に取引先から飲食業に参入したいと考えている上場企業を紹介して頂き、いろいろと考えた末に経営権を全て売却し、夫婦だけでできる仕事で再出発する事にしました。様々な業種を検討していたのですが、偶然結婚相談所というビジネスに出会い、1990年に開業する事になりました。
穰二さん:
私自身は東京の金融機関でサラリーマンをしていましたが、30歳を目前に将来について考えはじめ、自分の存在意義を感じられ、自分にしか出来ない仕事をしたいと思い、三重に戻って二代目としてこの仕事に携わることに決めました。
親子二世代にわたって運営することはこの業界では多くはありませんが、父が既に亡くなっていて母がひとりで奮闘していましたので、そのサポートをしつつ、世代交代ということで私が若い風を吹かせるのもおもしろいかなと思いました。