結婚相談所を始めたきっかけをお聞かせください
30代前半の頃に、自分自身が「お見合い型結婚相談所」に登録したことがきっかけでした。
それまでは、出会いといえば「合コン」という発想しかなく、しょっちゅう飲み会ばかり開いていました。飲み会での不毛な出会いに比べて、お見合いは「なんて画期的な仕組みなんだろう!」と、正直驚きました。
高級なホテルのラウンジでお茶を1杯飲むだけで、まじめな男性が、まじめに自分のことを考えてくれるなんて、飲み会に比べたら夢のようにおしゃれな出会いだと思ったからです。
「結婚相談所って、おしゃれ」という考えは、周囲の人に最も伝えたいことのひとつです。
「同世代の人にお見合いを広めたい!」というユーザー目線の感動だけで、勢いで開業してしまったところはあります。当時は、ゴルフシミュレーションのお店でマネージャーをしていて、自分で始めた女性向けゴルフサークルが数百人規模で、かなり大きくなっていました。
集まってくれるのは、ほとんど30代の独身の女性ゴルファー。「いい人がいたら紹介してください」と頼まれ、ゴルコンイベントなどをよく開催していましたが、やはりグループでの出会いは、その先「カップルはできたのか」「結婚したのか」が把握できないことに、やりがいが薄れてきたことも独立開業のきっかけです。