結婚相談所を始めたきっかけをお聞かせください
前職は社会福祉士として子育て相談員の仕事をしていました。簡単にいうと、それぞれ専門分野がありますが子育てとか障がい、ご病気などの様々な悩み相談を受けて、その方の抱える問題を解決するよう援助するという仕事です。いろいろ勉強する中で「婚活疲労症候群」という新たな疾患のことを知りました。
【晩婚化】・【少子化】が社会問題として扱われるようになり、婚活している人も増えているなか、婚活が長引いたり、失敗してしまったことが過度のストレスとなって、心だけでなく身体に影響が出てしまうのです。
下痢、動悸、頭痛、肩こり、倦怠感、異常に汗をかく…そういった症状が出て、ひどい人はうつ状態に陥ってしまうということが言われています。
最近では「婚活疲労外来」もでき、専門に治療・相談ができる窓口もあるくらい。
「婚活ブームの裏で悩んでいる方がいる」と感じていた矢先、ある時テレビ番組の特集で結婚相談所が紹介されていて「どんな仕事なんだろう?」と興味を持ったんです。
そこで、「もしかしたら婚活疲れしている方のケアって、社会福祉士の知識や相談援助のノウハウが役立つのではないか?」と思うようになったんです。