結婚相談所開業のためにまずすることは?
結婚相談所は
「結婚したい人同士をつなげる縁結び」です。
自分の開業した結婚相談所へ集まった結婚願望のある会員の方々に対して、お一人おひとりの魅力や良さがわかるプロフィールを作成したり、相性の良さそうな方を紹介してお見合いのセッティングをしたりします。
もし交際がスタートすれば、愛が順調に育まれるように進展をフォローしながら、プロポーズ、成婚へと導く。これが、結婚相談所のお仕事です。
ですから、結婚相談所を開業するためのファーストステップは「自分の結婚相談所を開くこと」です。その際は、多くの結婚相談所が加盟する組織に入るのがおすすめです。
なぜなら、組織内では相談所の枠を超えて会員データを共有できたり、お見合いができたりするからです。極端ですが、たとえ自分の相談所の会員が1人だけだったとしても、たくさんの相談所と連携されていれば、会員さんはそこから結婚相手を見つけてもらい、成婚を目指すことができるのです。成婚の可能性が高まることは、オーナーの売上アップにつながります。
また組織によっては、独立開業の支援を行う開業サポート制度や研修が用意されていたり、最新のお見合いシステムが導入されていたりと、初めて開業する人でも安心して事業を進められる制度、環境が整えられています。
結婚相談所の連盟組織は全国に10以上あり、それぞれ特色が異なりますから、サポート内容のほか、会員数や成婚数、お見合いが成立した数、加盟社数、加盟にかかる費用などの情報を比較しながら、選ぶのがよいでしょう。
例えば、業界最大手のIBJは登録会員数85,086名(※1)、加盟相談所数3,927社(※1)、成婚社数12,437名(2022年現在)で、会員数と成婚数で業界No. 1(※2)の規模を誇ります。
(※1)2023年7月現在
(※2)日本マーケティングリサーチ機構調べ(成婚数:2022年実績、会員数:2022年12月末時点、大手結婚相談所・連盟を対象)
多くの組織で、開業を検討している方向けの説明会を実施しています。
1. まずは説明会に参加する
2. 気になっていること、疑問などを解消する
3. 他組織と比較検討して加盟する組織を決める
4. 結婚相談所開業
これが、結婚相談所を開業するまでの大まかな手順です。
なおIBJでは毎日開催している1対1形式の無料説明会のほか、先輩オーナーや特別講師などによる無料セミナーの2タイプがあります。
開業に必要な費用は?
独立開業するときに、気になるのはやはり開業資金のこと。
結婚相談所の仕事は、会員とのやり取りやお見合いのセッティングなど、基本的にパソコンやスマホなどで完結できるため事務所や店舗を借りる必要がありません。
また、オーナー1人で経営できるため、人件費も抑えられます。初期費用を大きく抑えられるのは魅力の一つでしょう。
ただし、組織に加盟する際には加盟金が必要となるのが一般的です。
これも組織ごとに異なるため、比較検討が必須です。
IBJの加盟金を例にすると、「個人事業主は160万円」「従業員数30名未満の法人は190万円」「従業員数30名以上の法人は320万円」です。
加盟金の中には、開業前のサポートや開業後にノウハウや基本的な法令などを学ぶための研修費用が含まれています。
また前述のように、物件を借りる費用や仕入れ費用などはかかりません。さらにIBJの場合は保証金も必要ないため、開業のための初期投資としては160万円~
ということになります。そのほか、ネットワーク会費や通信費などのランニングコストとして月に7万円程度を6か月分くらい確保しておければ安心でしょう。
結婚相談所開業のための収入やコストに関しては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
もっとコストを抑えられる組織もありますが、収益の要となる成婚実績が少なかったり、成婚が生まれるきっかけのお見合い成立数が少なかったりする場合があります。会員数の算出方法が複数の組織にまたがって重複して計算されているケースもあり、実態と一致するかは注意したいポイントです。
どんな業種であれ、独立開業は人生の重要な決断になります。ぜひ長い目で見て、自分が安心して事業を続けられるかどうか、入会された会員が結婚しやすいかどうかなど、ご自身なりの判断基準を持って組織を見つけていただきたいと思います。
連盟組織を選ぶときのポイントは、こちらの記事にくわしくまとめられています。ぜひ参考にしてみてください。
結婚相談所の仕事の流れは?
結婚相談所の仕事は「結婚したい人同士をつなげる縁結び」だとお伝えしました。
「具体的に、どんな仕事をするの?」という方もいらっしゃると思いますので、もう少し踏み込んで説明すると、大きく7つの仕事に分けられ、以下のような流れで進めていきます。
1. 会員を集客し入会していただく
2. 会員のプロフィール作成をフォローし、婚活に関するアドバイスをする
3. 会員の希望に合ったお相手を紹介する、もしくは会員がお相手を探すお手伝いをする
4. お見合いをセッティングする
5. お見合い結果の取次ぎをする
6. 交際のフォローと双方のお気持ちの確認をする
7. プロポーズ・成婚のサポートをする
これらを自身の決めた営業時間の範囲で進めていきます。
例えば、会員10名程度の小規模の相談所であれば、一般的に1日1〜2時間程度の稼働で十分に運営できますから、子育て中の方、介護中の方、副業で開業を考えている方などでも無理なく働くことができます。
結婚相談所のオーナーは、会員の方のお人柄を知ることから始まり、理想のお相手と出会い成婚に至るまで関わり、見届ける役目を担います。そのため会員のプロポーズや成婚したときの感動はひとしおです。
まるで自分のことのようにうれしく感じますし、「人の役に立てた」「社会に貢献できた」といった実感、やりがいを感じることと思います。
「特別な資格は持っていないけど大丈夫?」
と不安になっている方もいらっしゃるかもしれませんが、結婚相談所のオーナーに資格は不要です。ただし、すでにお持ちの資格があれば婚活とうまく組み合わせてアピールポイントになる可能性はあります。
例えば、「心理カウンセラーの資格があるから、婚活カウンセリングができます」「ファイナンシャルプランナーの資格を持っているので、人生設計や今後のマネープランの相談も受けられますよ」といったことは、ほかの相談所との差別化になるでしょう。
また結婚相談所のオーナーは、年齢や経験も不問です。
実際、IBJでは20代からシニア世代の方まで幅広い年齢層の方が活躍されていますし、9割以上の方が未経験で開業されています。
集客はどうやってすればいい?
ここまでお読みになって「会員を集客できるかな?」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、結婚相談所オーナーの収入は会員の入会費や月会費、成婚料といったもので成り立っていますから、集客は結婚相談所ビジネスの要といっても過言ではありません。
「若い世代も含めて、より多くの会員を増やしたい」
そう考えたとき、まずは前述のように「大規模な組織に加盟すること」はひとつ効果的な方法でしょう。全国の相談所や会員とつながることで、既存会員の成婚率を上げて実績を積み上げられる可能性が高まります。また、組織全体の実績を土台にした集客もできるでしょう。
そのほかに、WebやSNSを活用するのもひとつです。
例えば自身の結婚相談所のホームページを作成し、特色をアピールしたり、婚活に関する情報やSEOキーワードを盛り込んだブログやお役立ちコンテンツ、成婚カップルの体験談などを発信したりすることで、結婚相談所に入会する可能性のある人たちの興味・関心を惹きつけることができるでしょう。
若い世代にアプローチするなら、SNSによる情報発信も効果的です。
2022年に総務省がSNSの調査した「SNSの利用状況」(「国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査研究」)によると、20〜30代の半数以上の人がSNSについて「生活や仕事の上で活用が欠かせない」「便利なので積極的に活用している」と答えています。
X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、TikTok、YouTubeなどのさまざまなSNSを、自分の結婚相談所を知ってもらったり、ファンになってもらったりするツールとして積極的に活用しましょう。
また、街コンや婚活パーティーなど婚活イベントを開催してみるのも一案です。
結婚を希望する人が集まるので、自分の結婚相談所のPRや知名度アップに効果的でしょう。
ターゲットを広げたければ、リアル開催だけでなくオンライン開催という選択肢もあります。逆に、「職業別」「年代別」などターゲットを絞ったイベントは、より希望に合った人を見つけやすく、参加者の満足度が上がる可能性もあります。
ぜひ工夫を凝らして企画してみましょう。
もうひとつ、「会員による紹介」は集客の大きな柱となります。
ご自身も経験があるかと思いますが、初めてで不安な場所に行くときほど、信頼のおける友人や知人の口コミが助けになるものですよね。
実際IBJにおいても、現役の会員の方や成婚退会された会員の方からのご紹介で入会されるケースが多く、まさに「しあわせのリレー」がたくさん生まれています。
こうした好循環をつくるには、結婚相談所として会員の方により良いサービスを提供すること、会員の方とより良い関係を構築していくことがとても大切です。IBJでは加盟店向けの研修やセミナーを通して、そのためのノウハウを惜しみなくお伝えしています。
結婚相談所の会員の集客については、こちらの記事もぜひご覧になってみてください。
結婚相談所の収入はどれくらい?成功させるコツは?
結婚相談所オーナーの収入源は、会員が支払う入会金、活動サポート費、月会費、お見合い料、成婚料などです。
金額設定は、オーナーが連盟本部の推奨価格を参考にしながらも、サービス内容を考慮しながら自由に決めることができます。参考までに、IBJがガイドラインとしている価格はこちらです。
副業や週末起業で開業した場合や、脱サラや個人事業主で開業した場合など、さまざまな収益モデルケースも掲載していますので、ぜひご覧になってみてください。
「たくさん売上をあげても、組織に入っていたらロイヤリティが取られるよね?」
そう思われる方も多くいらっしゃるでしょう。
確かにそのようなフランチャイズ本部もありますが、IBJに関して言えばロイヤリティは0円」です。
なぜかというと、IBJの結婚相談所ビジネスは独立オーナー制だからです。フランチャイズや代理店ではなく、あくまでもオーナーそれぞれが独立した1つの会社なのです。
開業後は、システム管理などに充てられるIBJネットワーク月会費が月額2万円程度かかるのみで、売上からロイヤリティが差し引かれることはありません。
ですから、たくさんのお見合いができて多くの成婚カップルが成立すれば、はじめに投資した開業資金をより早く回収できる可能性もあります。実際IBJでは、開業1年ほどで回収できる方も少なくありません。
その背景には以下の要素がプラスに働いていると考えられ、こうした要素を満たす組織に加盟することが結婚相談所を成功させるコツと言えるでしょう。
・全国各地の多くの相談所、会員の中から相手を探せること
・会員数や成婚数といった実績から、会員が集まりやすいこと
・成婚数が増えれば価値が高まり、価格の維持もしやすいこと(IBJの顧客単価は25万円~50万円ほど)
・組織の充実したサポートでオーナーが安心してスムーズにビジネスを進行できること
・売上に対するロイヤリティがなく、ランニングコストを抑えられること
開業直後は、まだ会員や成婚数も少ないですから、「どこの組織に加盟しているか」が重要なアピールポイントとなります。そう考えると、ある程度の規模を有する組織、知名度のある組織に加盟した方が、事業を有利に進められるでしょう。
また、ビジネスの軸は組織に支えてもらいながら、ご自身の個性、アイデアも存分に活かすことも忘れないでください。ターゲットとなる世代、職業などペルソナを設定して、その人たちが「こういう相談所だったら会員になってみたい」と思うような環境づくりを意識すれば、より多くの方があなたの相談所に入りたいと思ってくれるはずです。
これはNG!結婚相談所失敗事例
一方で、前述したような成功ポイントを考えないでビジネスを始めてしまうと、せっかくの起業を失敗で終わらせてしまう可能性も十分にあります。
例えば、規模の小さな組織に入ってしまったために、会員の方々にあまり良い出会いがなく成婚率が上がらない場合。いつまでたってもオーナーの収入は安定しないですし、会員も思うように集まらない。そのようなマイナスのスパイラルにはまるケースもあります。
また、マーケティングや集客といったビジネスに関する知識、ノウハウがないまま開業して、組織からのサポートも特に受けられない場合、事業を成功させるのは難しいでしょう。
結婚相談所を開業するということは、「経営者になる」ということでもあります。
経営に必要な最低限の知識を持ち合わせておくことは言うまでもありませんが、困ったとき頼れる場所、知識や情報を得られる場所を持っておくことがとても大切です。
そういった意味でも、サポートがしっかりしていて、オーナー同士横のつながりもあるような大きな組織に加盟することは、あなたの助けになるでしょう。
また現在は、国内に数多くの結婚相談所が存在していますから、周りとまったく同じことをしていては埋もれてしまいます。数ある相談所の中からあなたの相談所を見つけてもらえなければ、会員は増えず、収益も上がりません。「どんな人をターゲットにするか」を明確にすることがとても大切です。
ホームページやSNSなど効果的な集客方法を学ぶこと、あなただからこそできることや強みを活かしたオリジナリティで他社と差別化することも忘れないでください。
IBJで活躍中の先輩方のリアルな声
では実際に結婚相談所を開業しているオーナーは、どのようにビジネスをされているのでしょうか。
IBJで活躍している3人の先輩オーナーたちをご紹介します。
経営と子育てを両立!開業2年目で会員は30名に
もともとホテル業界で働いていた、nikoブライダル代表の森あゆみさんは、子育てと仕事の両立を考えて独立を検討。資格や経験が不要で、お子さんとの時間を最優先できる仕事として結婚相談所の開業に辿り着きました。
結婚相談所はまったくの未経験だった森さんでしたが、IBJの豊富な研修メニューでいろいろなヒントをもらえたといいます。会員数は開業1年目から20名、2年目で30名と安定しており、努力した分、成果や収入につながることにやりがいを感じています。
「週2日は子どもと遊ぶ日」と決めて仕事量をコントロールすることで、お子さんとの時間が増え、ご自身も心が豊かになったそうです。子育てと仕事を無理なく両立して楽しく働かれています。
将来的には会員数50名を目指すという森さん。顧客サービスで工夫されていることや、子育て中で結婚相談所の開業を考えている方へのアドバイスなども伺っています。
続きは以下よりぜひご覧ください。
https://www.ibjapan.com/keiei_interview/interview112/
結婚相談所で出会った夫婦が開業!4つの組織からIBJを選択
大阪結婚相談所peridot(ペリドット)を運営する村上さんご夫妻の出会いは、なんと結婚相談所。「結婚相談所で効率的に相手を探すことができた」「もっと気軽に相談できる環境ならよりスムーズにできたはず」といった、自らの経験から開業を決意されたといいます。
4つの組織に話を聞きに行き、その中から開業後の研修の充実ぶりや幅広さといった「サポートの手厚さ」、登録会員の多さや知名度からの「集客のしやすさ」が決め手となりIBJに加盟されました。特に、会員サポートや入会営業のノウハウが役立ったと感じているそうです。
一番やりがいを感じるうれしい瞬間は、会員の方からプロポーズの報告をいただいたときだと話す村上さんご夫妻。成婚されたカップルからの結婚式や出産の知らせは、自分たちも幸せな気持ちでいっぱいになるとのこと。目指すのは、成婚退会されたご夫婦の「お子さんの縁談」まで任せられるような、20年、30年と長く愛される結婚相談所だと話しています。
開業当初はたくさんの費用をかけて集客のための広告を出していたという村上さんが、最終的に続けている集客方法とは? これから結婚相談所を始めたい方へのメッセージも伺っていますので、ぜひ続きをご覧ください。
https://www.ibjapan.com/keiei_interview/interview91/
営業マンから転身!開業1年で会員200人以上、大阪と東京で3店舗運営
結婚相談所アウェイク代表の川口洋輔さんは、約10年間営業マンとして働き、30歳を機に開業。
「誰かに喜ばれる仕事がしたい」
「誰かの人生に関わる仕事がしたい」
「頑張った結果がすべてお金としても変えてくる」
という3つの条件を満たす仕事として、たどり着いたのが結婚相談所だったといます。
3つの組織の説明会に出向き、IBJの説明会で不安に思っていたことはすべて解決されたと話す川口さん。サポートや研修体制がしっかりしていること、困ったときに助けてくれる心強い先輩オーナーさんたちの存在は、「加盟してよかった」と思うことだそうです。
またオーナーや会員が使いやすいシステムもIBJの良い点。最近はAI機能なども追加され、日々進化していることを実感されています。
結婚を希望される会員の方の成婚が決まったときの喜びは、他の仕事では決して味わえない充実感だと話す川口さん。現在は東京と大阪に3店舗を運営する順風満帆な川口さんですが、実は開業後しばらくしてあることに苦労されました。
小さな会社ならではの悩みとは一体どのようなことなのか、また会員の方と信頼関係を築くために開業当初からこだわって取り組んでいることとは?
ぜひ続きもご覧になってみてください。
https://www.ibjapan.com/keiei_interview/interview104/
【まとめ】思い立ったらすぐ「はじめの1歩」を踏み出しましょう!
結婚相談所の開業について、おわかりいただけたでしょうか?
「思ったより、開業のハードルが低いな」と感じてくださったのではないかと思います。
結婚相談所の開業には、特別な資格や経験は一切必要ありません。
人と人とのご縁をつなぐ仕事ですから、これまで誰かと関わってコミュニケーションを取られてきた方であれば、どなたでもできる仕事です。
気になったらまずは説明会に参加して、さっそく最初の1歩を踏み出してみませんか?
本文でご紹介したIBJは、東証プライム市場上場の起業で、業界No.1の規模を持つ結婚相談所連盟組織です。
説明会は集客や収益のしくみなど詳しくお伝えする「無料セミナー」と、個別で相談をお受けする「無料説明会」の2タイプをご用意しています。
ご都合にあわせてぜひご参加ください。