経営コンサルタント・ITコンサルタント・WEBコンサルタント・結婚相談コンサルタント・資産運用コンサルタントなど世の中には様々な種類のコンサルタントが存在します。
どれも、知識や経験に基づいて助言や指導を行うことを生業としています。
コンサルタントは相談役であったり、助言や指導を行ったり、サポートしてくれたりすることが役割ですが、コンサルタントという言葉を使っていなくても実際にその仕事をしている人は多いでしょう。
また、コンサルタントは個人の能力が直接結びつく仕事のため、会社に所属せず、独立・起業したいという方も多いでしょう。
実際、コンサルタントは様々な仕事の中でも、独立・起業しやすいおすすめの仕事です。
今回は、コンサルタントで起業を目指すことをおすすめする理由や成功させるためのコツ、事前に知っておきたいことなどをご紹介していきます。
コンサルタントで起業を目指すことをおすすめする3つの理由
開業のために特別な資格を取得する必要がない
「コンサルタント」というと、MBA(経営学修士)や中小企業診断士の資格がなければなることができないように思いがちですが、実際には特別な資格を取得しなくても「コンサルタント」を名乗ることができます。
開業のために資格を取得しなければならない仕事の場合、資格の取得に時間を取られて開業が遅れてしまうことがありますが、コンサルタントの場合、起業しようと思えばすぐに始めることができます。起業にはタイミングも重要ですから、いつでも始められるというのは大きなメリットです。
コンサルタントになるのに資格は不要ですが、資格を持っていないにもかかわらず中小企業診断士を名乗ることは法律で禁止されています。
また、「○○コンサルタント」や「○○アドバイザー」の中には、特定の企業・団体が商標登録しているものがあり、無断で使用すると損害賠償請求される可能性があるため、その名称で起業する前に類似の名称が使用されていないか確認しておきましょう。
経費がかからない
コンサルタントの仕事をするために、準備しなければならないものはほとんどありません。打ち合わせをクライアントの事務所などで行えば、事務所を借りる必要もありません。
経費がかからないということは、起業しやすく、失敗しにくいということです。事業を維持するために費用がかからないので、他の事業と並行して進めやすいです。本業が忙しくなったときに一時休業しても経済的なリスクがないからです。
会社員の方が副業や週末起業を始めたいときにも、コンサルタント業は適しています。経費がかからないので始めやすいですし、会社員の仕事が忙しくなったときは、新規の受任を止めて仕事の量をコントロールできます。万が一、事業を始めた後に、「向いてないかも」と感じて辞めるときも、費用をかけていないのでダメージが少なくて済みます。
元々副業や週末起業は会社員としての収入が確保できているので失敗のリスクが小さいですが、コンサルタント業ではさらにリスクを下げて収入のアップを目指すことができます。
収入が安定しやすい
コンサルタントの契約は、クライアントを継続的に支援する顧問契約と課題単位で契約するスポット契約に分けられます。顧問契約が取れると毎月決まった収入が得られるようになりますし、スポット契約も契約期間が数か月から1年のものが多いので、毎月ゼロから売上を積み上げる必要がある仕事に比べると収入が安定しやすいといえます。
コンサルタントで起業を成功させるための4つのポイント
コンサルタントで起業をする際に、まず考えることは「成功するかどうか」だと思います。これはどのような起業スタイルでも同様です。
せっかく起業するのであれば成功させる必要がありますが、どのようなところに気をつければ成功することができるのでしょうか。
ポイントとしては4つあります。
初期費用をできるだけ少なく
初期費用というのは、最初にかかる初期投資です。
株式会社の設立には数十万(資本金を入れるともっと多くなります)かかります。個人事業主であれば数万円でできますが、それ以外にも家賃やパソコンの購入、その他もろもろの費用がかかります。この初期費用を抑えることが成功のカギの一つと言えます。
運用コストを抑える
運用コストとは、事業を運営していく中でかかるコストです。
例えば、人件費や家賃、水道光熱費などもコスト、つまり経費です。
人を雇うと、その人の人件費は売上が上がっても下がっても支払いが必要となります。まだお客様も固定で多くいない場合には、人を雇うことは慎重に考えるべきでしょう。
口コミを集める
コンサルタントの仕事は人と人との信頼関係が重要となります。開業直後はWEBやDM、チラシなどを使って集客する必要がありますが、口コミによる紹介が多くなると営業活動に費用や労力をかける必要がなくなりますし、信頼できるお客様からの紹介であれば、無茶な要求をされたり報酬を払ってもらえないといったトラブルも避けられるでしょう。結果として、コンサルタントの仕事に集中することができます。
そのためにも、一人一人のお客様を大切にし、期待以上の仕事をすることで紹介率は上がっていくでしょう。
コンサルタント業は労働集約型であることを認識する
コンサルタント業は基本的にお客様の課題解決のために自分の知識・経験と時間を提供する仕事です。時間は有限なので、お客様のための時間を捻出するにも限度があります。コンサルタント業は経費がかからず利益率が高い仕事ではありますが、得られる収入にもおのずから限界があるわけです。
収入を増やすためにサービスの質を低下させるのは本末転倒で、お客様にとっても迷惑な話です。ある程度までは単価を上げることによって収入を増やすことができますが、最終的には自分のノウハウを他の従業員にも使える形にして、組織で稼げるようにしなければ成長を続けることができないことは認識しておく必要があるでしょう。
コンサルタントで起業をする際におすすめの5つの集客方法
最終的には口コミ・紹介で集客するにしても、起業直後は実績もないため、自分で集客するほかありません。そこで、おすすめの集客方法を紹介します。
ブログやSNSの活用
コンサルタントに依頼しようとする人が一番気にすることは、その人が自分の問題を解決するために必要なノウハウを持っているのか、ということです。コンサルタントの料金は決して安くありませんから、できるだけいい人を見つけて依頼したいと思うのは当然のことでしょう。
ブログでノウハウの一部を公開して、それをSNSで拡散することは、自分がノウハウを持っていることをアピールできる簡単な方法です。継続的に更新することはつらいかもしれませんが、その分野の情報が網羅されているようなブログは検索順位も上がりやすくなり、集客につながりやすくなります。
セミナーの開催
依頼者になりそうな人を対象としたセミナーを開催します。セミナーのテーマを考えたり、集客を工夫する必要がありますが、セミナーに興味を持って参加してくれた人は、その後の関係性を深めやすいので、効果的な集客方法です。
昨今の状況で会場を借りてセミナーをすることは難しくなっていますが、逆にオンラインセミナーにすることで、費用を節約して、全国に向けてアピールできるようになりました。上手に活用していきましょう。
電子書籍を出版する
従来、本を出版するには多額の費用が必要でしたが、電子書籍であれば費用をかけずに出版できます。
書籍の販売で利益を得るのは難しいかもしれませんが、ブログ同様、ノウハウを持っていることのアピールとして活用するとよいでしょう。
無料コンサルティング
無料コンサルティングを行い、利用のきっかけにしてもらうのもひとつの方法です。無料コンサルティングで満足してもらえれば、リピートで依頼を受けたり、紹介を受けたりすることが期待できます。
コンサルタントの商品はノウハウのみなので、むやみに安売りすることはおすすめできませんが、起業直後は場数を踏み、信頼を得ていくことも重要です。人数や期間を制限するなど、無料であることを効果的にアピールし、有料契約につなげていきましょう。
DM・チラシ
特定の地域や業種を対象としたコンサルタントであれば、DMやチラシを利用することを検討してもよいでしょう。他の手法に比べるとコストがかかるため、誰を対象とするのか、何をアピールするのかについて、よく準備してから行いましょう。
まとめ
ここまで、コンサルタントでの起業についてご紹介してきましたが、コンサルタントビジネスを成功させていくためにはコスト削減と集客がポイントになるとお伝えしてきました。
特に、初めにかかる費用についてはできるだけ抑え、後々大きなビジネスに変えていくことがポイントといえそうです。
悩みを解決するコンサルタント。そういった意味では婚活カウンセラー(結婚相談所)もコンサルタントの一種といえるかもしれません。
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