起業について分からないことや知りたい情報がある場合、起業イベントに参加することが解決策の1つです。本や映像教材などでは得られない最新の事例などを学ぶことができます。
ただし、起業イベントにはメリットだけでなく、デメリットもあるため注意が必要です。そこで今回は、起業イベントに参加することのメリットとデメリット、そして主な起業イベントの種類についてまとめました。
起業・独立開業について
【独立開業者のための支援ブログ】
起業について分からないことや知りたい情報がある場合、起業イベントに参加することが解決策の1つです。本や映像教材などでは得られない最新の事例などを学ぶことができます。
ただし、起業イベントにはメリットだけでなく、デメリットもあるため注意が必要です。そこで今回は、起業イベントに参加することのメリットとデメリット、そして主な起業イベントの種類についてまとめました。
まずは、起業イベントに参加するメリットについてご紹介します。講師から直接話が聞けるセミナー形式の起業イベントでは、自分の会社を作り事業を運営していくのに役立つ情報が満載です。主なメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
起業イベントに参加するメリットは、実際に成功している企業の事例や、起業で成功するためのノウハウが学べることです。書籍などで公開されている事例の中には内容が古くなってしまっているものもあり、最新の事例を学ぶという点ではリアルタイムで開催される起業イベントの方が有利と言えます。
また、実際に起業して成功した人の体験談や知識に間近で触れることで、独立開業までのイメージをリアルに思い描けることもメリットの1つです。自分1人だけで起業について考える場合には得られない臨場感や刺激を体験されることをおすすめします。
起業イベントに参加するメリットとして、分からないことや解決したい課題についてその場で質問できる場合が多いということも挙げられます。多くの起業イベントでは、本編の講義内容の後に質疑応答の時間があることがほとんどです。もし、起業イベントの内容を聞いても疑問が残った点があったり、さらに詳しく聞いてみたい点が出て来たりした場合には、その場で質問することができます。
起業イベントで講師として登壇する人はその道の専門家のため、有益なアドバイスをもらえる可能性が高いです。自分の起業に関する悩みをその場で解決できることが起業イベントのメリットの1つとなっています。
起業イベントに参加するメリットは、起業に関する情報が学べることだけではありません。他の参加者や講師陣と人脈ができることで、起業後のビジネスパートナーや顧客が見つかる可能性があります。特に、これから開業しようと考えている人で、取引先が全くないという場合には、起業イベントを人脈を広げる場として活用することも重要です。
1つの業種に特化した起業イベントでは、その業種で実際に活躍する人との人脈から有益な情報が得られるケースが多くなっています。また、多業種のスタートアップ企業や起業家が参加する交流会的なイベントでは、新たなビジネスパートナーが見つかることが多いです。
すぐに取引が起こらなくても、起業イベントをきっかけとして数年経ってから縁ができる人もいます。人脈作りという側面も起業イベントのメリットの1つです。
次に、起業イベントに参加するデメリットと注意点についてご紹介します。起業イベントはこれから創業したいと考えているビジネス初心者に有益な情報を提供してくれる場である一方、一部には悪質な内容のイベントもあるため注意が必要です。
起業イベントのデメリットとして、実際に参加してみるまで内容の良し悪しが判断しづらいことが挙げられます。書籍やDVDでは、購入者の口コミや評価をネット上で確認できることが多いですが、起業イベントの場合はその時にならないと内容が分からないからです。
起業イベントで扱われるテーマについて概要が分かっていたとしても、その内容が本当に自分に役立つかどうかは不明です。特に、長時間にわたるセミナーの場合、内容が自分の期待に添わないものだと時間が無駄になってしまいます。
過去に同じ内容で開催されたことのある起業イベントであれば、事前に内容や口コミなどの評判を確かめてから参加を検討するのがおすすめです。
起業イベントのデメリットには、開催場所が遠い場合の問題も含まれます。内容に興味がある起業イベントが見つかったとしても、遠隔地で開催される場合にはその分の移動時間や交通費などのコストに注意が必要です。
なお、もしすでに個人事業主や法人として開業している場合には、事業に関係している起業イベントへの参加費や交通費は経費にできます。また、これから独立しようと考えている方でも、開業前にかかった費用をあとから経費計上することも可能です。
新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインで参加できる起業イベントが増えてきました。オフラインのイベントに比べると臨場感の点で物足りないこともありますが、どこにいても参加できるというのはうれしいですね。
起業イベントの中には、悪質なものもあるため注意が必要です。たとえば、セミナーの参加者に対して商品やサービスをしつこく売り込むイベントなどが挙げられます。無料のセミナーでたくさんの人を集客し、強制的なセールスで商品を買わせる悪質な組織もあるためご注意ください。
また、起業初心者が集まるイベントの参加者を狙って、詐欺的な取引を持ち掛けてくる人もまれに存在します。これらのケースに遭遇することは多くありませんが、怪しい話には十分注意するようにしましょう。少しでも不審な点に気づいたら、信頼できる身近な人に相談するのがおすすめです。
最後に、起業イベントの種類やおすすめポイントについてご紹介します。ひとことで起業イベントと言っても、その内容や形式は様々です。女性限定の講座や学生向けの講座、有料のセミナーや無料の相談会などがあります。これから起業したいと考えている方には以下のようなタイプの起業イベントがおすすめです。
過去に開催されていた大規模な起業イベントも2020年、2021年は開催されず、その後の開催が未定となっているものも少なくありません。最新の情報を確認するようにしましょう。
起業家や投資家が一堂に会するイベントで、会場では業界を代表する著名人によるトークセッションやスピーチが聞けたり、起業家によるプレゼンの場(ピッチ)が設けられたりしています。その場でしか聞けない話が聞けることに加え、参加者同士の交流が図れることも参加のメリットといえます。
参加者同士が宿泊・飲食しながら交流するようなイベントでは、参加費が比較的高額になることがあります。
国内開催のものでは、以下のようなイベントが有名です。
メンターや協賛企業の支援を受けながら事業の立ち上げを目指すイベントです。協賛企業が保有する膨大なデータや販売網、試作環境などを利用することができるのは、スタートアップ企業にとって大きなメリットといえます。支援期間終了時に投資家に対するプレゼンの場が用意され、資金調達の機会を提供してもらえる場合もあります。
国内開催のものでは、以下のようなイベントが有名です。
ビジネスプランを発表し、入賞者には事業資金が提供されるイベントです。イベントによって出場資格が異なるので、募集要項をよく確認しましょう。
国内開催のものでは、以下のようなイベントが有名です。
これから新規事業を立ち上げる起業家や、起業したばかりの創業者を対象にしたマーケティングセミナーがあります。マーケティングのスキルは、集客や客単価のアップなど売上の増加に直接結びつくものが多いため、学ぶことでビジネスをスムーズに軌道に乗せることが可能です。
最新のマーケティング事例を学び、自社の集客に役立てていきましょう。特に、インターネットを使った新しい広告媒体やマーケティング手法は、活用し始めるタイミングが早いほど競合が少ないため、大きなチャンスとなります。
EC通販業や化粧品業界、製造業、印刷業など、各事業分野に特化して開催される展示会系のイベントもおすすめです。展示会系のイベントでは、そこに出店している様々な企業の商品やサービスを一度にたくさん知ることができます。
起業に必要な実務を教えてくれるタイプの起業イベントは、これから起業したいと考えている人にとって役立つものの1つです。特に、会社設立する場合の手続き方法や、開業してからビジネスを安定させるまでの具体的なステップについて解説してくれる起業イベントに参加すれば、起業に失敗するリスクを下げることができます。
では、起業時の悩みを解決してくれるところはどこでしょうか。
起業時の悩みを相談できる場所は以下のようなところです。
・民間企業による起業相談
・商工会議所主催の起業相談
・各種手続きの相談なら行政書士や税理士
など
それぞれ、どのような特徴があるか見ていきましょう。
民間企業による起業相談は世の中に沢山あります。
例えば、起業相談サロンのような起業する際に個別で相談してくれるところや、結婚相談所の開業について相談できる専用の企業、起業コンシェルジュと呼ばれる専門の相談員など、民間企業で行っている起業相談は、それぞれの地域に多くいるはずです。このような民間企業を使う場合、セミナーなどを開催している企業が多いため、それらにまず行ってみると良いでしょう。
商工会議所はそれぞれの地域によっても異なりますが、創業予定者向けの創業・起業相談を行っているところが多く、ベンチャー企業や小売店、飲食店の開業など様々な業種の起業について相談することが出来ます。相談内容としては、創業・起業する上で必要な書類や流れから、事前に準備をしておいた方が良いこと、起業した後にどのような課題が生まれるのか、そして、それらをどのように解決していく手段があるのか、経営のことや税務・法律のことなどあらゆる専門家に相談することが出来るようになっています。これらを活用することで、自分にノウハウが無くても会社の運営をうまく行っていくことが出来るでしょう。
個人事業種として開業する場合には、税務署に開業届などの書類を提出するだけで大丈夫です。しかし、法人として会社設立するためには登記簿の登録などのより複雑な手続きが必要になってきます。自力で調べて行うことも不可能ではありませんが、ビジネスをスムーズに立ち上げるためにはやはり専門家に相談したほうが早いです。
会社設立の手続きに関する相談は、司法書士や行政書士といった専門家に相談しましょう。もし、すでに起業してうまくいっている知人が身の回りにいる場合は、信頼できる司法書士や行政書士を口コミで紹介してもらうのも一つの方法です。また、お金はかかりますが会社設立に必要な書類手続き一式を代行してくれるサービスを提供しているところもあるので、必要に応じて依頼することをおすすめします。
税務や会計に関する相談は、税理士に相談しましょう。簿記の知識を持っていても、実際の会計処理や手続きを自分一人でやるのは難しいところがあります。営業やサービス提供など、ビジネスそのものの作業に集中するためにも、税務や会計に関する不明点は税理士に相談することをおすすめします。
取引先と交わす契約書の作成や、起業後に発生した法律関係のトラブルについては、弁護士に相談しましょう。起業前の段階で信頼できそうな弁護士のつてをあらかじめ確保しておくと、いざとなったときにスムーズに対応できるので安心です。
起業時の相談する先として、様々な場所をご紹介してきましたが、相談する前に準備しておきたいこととして、相談する内容をまとめておくことをおすすめします。
何にも準備が無い状態で行っても相談者も困ってしまうため、何がどのように困っているのか、又は心配なのか、判断しかねているのかを明確にしておくと良いでしょう。
相談する内容が明確になることで、解決する策も明確に出していただける可能性が高くなります。
回答してもらいやすい相談の具体例として、いくつかご紹介します。
・起業するためにまずは何から始めれば良いのか
・事業計画やビジネスモデルについてアドバイスが欲しい
・独立開業とフランチャイズのどちらが自分に合っているか
・開業後の集客方法やSNSの運用方法について知りたい
問題を解決することを目的として、具体的に解決したい内容を箇条書きにしたり5w1hにまとめたりすることで問題解決の糸口が見つかるはずです。
今回は、起業イベントに参加するメリットとデメリットについてご紹介しました。今回の情報を参考に、自分に役立つ起業イベントを探してぜひ参加していただければ幸いです。
IBJでは、先輩加盟者が、結婚相談所運営のポイントをお伝えする「先輩開業者セミナー」と、特別講師が、結婚相談所開業の魅力をお伝えする「合同セミナー」を開催しています。セミナー後の個別相談も可能ですので、ぜひお気軽にお申込みください。
無料セミナーのお申込みはこちらから≫
Copyright © IBJ Inc. All rights reserved