将来独立することを検討する方は、起業に必要なスキルがどんなものかを知っておくのがオススメです。起業に特別な資格は不要ですが、会社員の内に身に付けておくと起業後に役立つスキルがあります。そこで今回は、独立開業に役立つスキルや、スキルなしでも起業する方法、そしてスキルを身につける方法についてまとめました。
起業に必要なスキルは?会社員の内に身に付けたい起業スキルをご紹介
起業に成功する人が共通して持っているスキル
企業に成功するために必要な要素はさまざまですが、多くの成功者に共通しているスキルがあります。起業する時の業種や扱う商品の種類にかかわらず、あれば経営に役立つスキルは以下の通りです。
市場や顧客のニーズを把握するスキル
どんな事業でも、顧客に買ってもらえる商品が出せなくては売上が立ちません。自社の商品やサービスを多くの購入してもらうことが大切になります。そこで重要なポイントが、顧客のニーズをいかに読み取れるかどうかです。
市場のニーズに合った商品を適切な価格で販売できれば、さほど売り込みに苦労することなく収益が得られます。一方顧客が欲しがっていない商品やサービス、市場のニーズとずれた商品を作ってしまうと、頑張ってセールスしてもなかなか売れません。
常に、商品を買ってくれる相手が何を欲しがっているかを察知するスキルが大切です。相手の立場をリアルに考え、ニーズを把握するスキルは起業に役立ちます。
集客や営業のスキル
どんなによい商品を作っても、その存在が見込み客に知られなければ売れません。そのため広告や営業の力を使って、より多くの見込み客を集める集客スキルが大切になります。
一言で集客と言っても、その手法はさまざまです。最近ではインターネット上で表示されるリスティング広告を始め、安価から始められる集客手法が増えています。またSNSやブログメディアを使った集客方法や、郵送DMやFAXDM、折込チラシ、飛び込み営業といった手法も効果的です。
扱う商品やターゲット客に合わせて、適切な集客手法を選択するスキルがあれば、起業するときに役立ちます。
生産効率や商品の品質を改善するスキル
起業してビジネスを運営していくにあたって、同じ作業をするのにかかる時間ができるだけ短い方が、成功率が高くなります。作業効率が良くなるように業務フローを改善できる能力は、起業に役立つスキルの1つです。業務効率の改善ができれば、あらゆる業種の経営で役立ちます。
また商品やサービスの品質を改善する力も必要です。提供する商品やサービスの品質が高まれば、その分高付加価値な商品を提供できます。自社の商品を客観的に見直し、定量的に分析した上で改善していくスキルが必要です。
スキルなしで起業する方法もある
起業に必要なスキルに自信がないからといって、あきらめる必要はありません。スキルなしでも起業できる方法はたくさんあります。最初はスキルなしの状態からはじめて、徐々にスキルを身に付けていくことも可能です。以下では、スキルなしでも起業できる方法についてご紹介します。
スキルがなくても始められるビジネスモデルを選ぶ
ビジネスによっては、専門的な資格やスキルが無くても始められるものがあります。たとえばフランチャイズのビジネスなら、スキルが無くてもビジネスを開始することが可能です。
フランチャイズのビジネスを展開している企業は、新たなビジネスオーナーがやるべき作業や経営に必要なポイントをまとめたマニュアルの用意があるため、それにしたがって事業を運営することができます。ただしフランチャイズビジネスに加盟する場合は、加盟金などの初期投資が必要な点にだけご注意ください。
そのほか、フランチャイズではなくても、個人で始められるビジネスがあります。たとえば結婚相談所などのビジネスでは、個人でも少ない初期費用で開業することが可能です。
専門スキルを持ったパートナーと一緒に起業する
自分自身がスキル不足でも、必要なスキルを持っているほかの人と共同で起業する方法があります。自分でスキルを身に付けてから起業する方法と比べると、すでにそのスキルがある人と起業する方が短期間で開業可能です。
ただしパートナーと一緒に起業する場合には、お互いの報酬や意思決定のルールを事前にしっかり決めておくことが大切になります。同僚や気心の知れた仲間だからと言ってルールを決めず安易に起業してしまうと、トラブルが起きた時の対応が難しくなるからです。
またもし突然ビジネスパートナーと仕事ができなくなってしまった場合に、事業自体も存続できなくなってしまうような形は避けましょう。パートナーなしでも経営できるビジネスモデルを組み立てることや、同じスキルを持った人をすぐにまた集められる状態を作っておくことが重要です。
起業した後にスキルを身に付けていく方法もある
開業初期に不足しているスキルがあったとしても、事業を運営しながら同時にスキルを身に付けていく方法があります。今持っているスキルの中で始められる規模から事業を始めて、徐々にスキルアップして事業を拡大していけば問題ありません。
事業を始めると、開業当時は予想もしていなかったようなビジネスチャンスやトラブルが起こる場合があります。その時、目の前の課題ときちんと向き合うことで、新しいスキルが身につきます。業務を通じて常にスキルを磨いていく意識が大切です。
起業に必要なスキルを会社員の内に身につける方法
起業に必要なスキルは、会社員として働きながらでも身につけることができます。自分が必要だと感じるスキルをしっかり習得して、起業に備えることが大切です。以下では、起業スキルを身につける方法をご紹介します。
書籍やネットから起業スキルを学ぶ
起業スキルを身につける方法の1つは、本やWebサイトから情報を学ぶということです。本やネットで学ぶメリットとして、空き時間や自分の好きなタイミングで学習できることや、コストが安いということが挙げられます。ただし古い情報や書籍を参考にしてしまうと役に立たない場合もあるため注意が必要です。
学んだ内容を知識として持っているだけでなく、それを自分の起業計画にどのように役立てていくかという意識が大切になります。情報をたくさん集めるだけで、行動に中々移せないという状況に注意しましょう。
起業スクールに通う
起業スクールに通うのも、起業に必要なスキルを身につける方法の1つです。本やネットで学ぶよりもコストが高いですが、その分自分に必要なスキルを専門家の指導のもとで身に付けられるため、効率は良くなります。起業スクールに参加する目的を明確にしたうえで、必要なスキルを学んでいくのがオススメです。
副業からスタートして実践的にスキルを身につける
会社員の内から、土日などの時間を使って副業を始めるのもオススメです。実践を通じて、集客や商品づくりのスキルをアップしていくことができます。最初は小規模で始められるビジネスを選ぶことが大切です。大きな初期投資が必要なビジネスを副業で始めてしまうとリスクが高いのでご注意ください。
また副業で始めれば軌道に乗った後に独立することも可能です。個人事業主としての開業なら税務署に書類を提出するだけで簡単に開業できるため、手間もかかりません。
まとめ 会社勤めをしながら起業スキルを身に付けましょう
今回は、起業に必要なスキルについてご紹介しました。起業スキルは働きながらでも身につけることができます。学習する時間をつくって、必要なスキルを身に付けていくのがオススメです。
スキルなしで起業する方法もありますが、自分自身で起業スキルを持っていた方が競合他社と比較して優位になります。ぜひ、将来創業した後に役立つスキルを磨いていきましょう。
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