女性が独立開業するには？女性起業家の成功のコツや注意点

近年、女性の働き方は多様化し、会社に属さずに自分で事業を始める「独立開業」を選ぶ人が増えています。特に、結婚・出産・子育てなどを経験し、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に働きたいという理由から、独立開業を目指す女性が増加中です。
ただし、成功するためには事前の準備と自分に合った仕事を選ぶことが重要です。そこで今回は、開業前に押さえておくべきポイントと女性におすすめの仕事を紹介します。

女性が独立開業する方法

女性が独立開業する場合、さまざまな起業形態の中から自分に合う形態を選ぶことが大切です。主な起業形態を4つ紹介します。

副業として起業

副業は、今の本業と同時並行で別の仕事でも収入を得る方法です。本業による固定収入が毎月入ってくる状態なら、副業のビジネスの業績が安定しない段階でも心理的に余裕が生まれます。安定した収入という土台をベースにしながら、副業の規模を拡大するために挑戦できるのがメリットです。

個人事業主として起業

個人事業主は、法人を設立せずに、個人で事業を営む方法です。開業から1ヶ月以内に自宅（または事務所や店舗）を管轄する税務署に「開業届（個人事業の開業・廃業等届出書）」を提出することで、個人事業主として事業を開始できます。少ない初期費用で簡単にビジネスをスタートできますが、事業に関する債務や借り入れはすべて個人の責任となる点は注意が必要です。

法人として起業

法人は、株式会社、合同会社、合資会社、合名会社といった営利法人（会社）、もしくは一般社団法人やNPO法人といった非営利法人といった法人を設立して事業を営む方法です。社会的信用度が高いため、金融機関からの融資や株式発行による資金調達がしやすく、比較的大規模なビジネスにも取り組みやすい特徴があります。

フランチャイズとして起業

フランチャイズは、既存のブランドや確立されたビジネスモデルを利用して開業できる方法です。フランチャイズ本部（フランチャイザー）が提供するノウハウやブランド力を活用することで、比較的安定した経営が可能となります。しかし、フランチャイズには一定のルールがあり自由度が低い点もあります。

女性が独立開業するときの注意点

女性が独立開業を考える際、注意すべきポイントも多くあります。特に重要な3つの注意点について解説します。

事業が安定するまで時間がかかることを覚悟する

独立開業したからといって、すぐに収入が安定するわけではありません。事業が軌道に乗るまでの間の自己資金・生活資金はあらかじめ用意しておくようにしましょう。「自分が思ったよりも時間がかかる」という前提で計画を立てることが、長く続けるためのポイントです。

ライフスタイルに合った働き方ができるか見極める

独立すると「今よりも自由に働ける」と思われがちですが、実際は仕事とプライベートのバランスが崩れてしまう可能性があります。店舗経営は固定の営業時間が必要になるため、フルタイムで働きたい人には向いていますが、子育てと両立しながら自由な時間で働きたいという人には難しいでしょう。結婚・出産・子育てといったライフスタイルの変化に合わせた働き方が可能かどうか考慮することが大切です。

安全面のリスクにも注意を払う

特に女性が一人で事業を行う場合、セキュリティ面にも気を付ける必要があります。自宅を拠点にする場合は、住所の公開方法を慎重に検討し、プライバシーを守る対策を講じましょう。ネットビジネスをされている方の中には、バーチャルオフィスを事務所として活用している人もいます。トラブルを未然に防ぐためにも、安全対策をしっかり行いましょう。

女性が独立開業で成功するための3つのポイント

女性が独立開業を成功させるために重要な3つのポイントについて詳しく解説します。

成功事例を参考にビジネスモデルを考える

独立開業の成功には、実際に事業を軌道に乗せた人たちの経験を学ぶことが役立ちます。同じ業種や似たビジネスモデルで成功した事例を参考にすることで、自分の事業の方向性や戦略を明確にできます。インタビュー記事やビジネス系の書籍、SNS、セミナーなどを活用し、リアルな情報を得ることが重要です。

IBJで結婚相談所を開業し、現在活躍中の女性先輩オーナーのインタビュー記事はこちらからご覧いただけます。開業のきっかけや、子育てと仕事の両立についてなどリアルな声が知れます。

「blue bees Okayama 代表西内明子さん（2021年加盟）」
「nikoブライダル代表森あゆみさん（2021年加盟）」

補助金・助成金を活用して資金の負担を減らす

事業内容によっては、国や自治体などが提供する補助金・助成金を受け取れる場合があります。
ただし、補助金・助成金を受け取るためには、事前に申請が必要です。事業計画書を作成する際にも、ただ書けばよいという事ではなく、補助金・助成金の要件を満たす内容であることが求められる場合があるため、事前に調べておくべきでしょう。補助金・助成金は、こちらの記事で紹介しています。

「結婚相談所の開業に活用できる補助金・助成金は？」

未経験でも始めやすい業種を選ぶ

国家資格や専門性の高いスキルが必要な仕事だと、いざ独立開業したいと思っても開業するまでに勉強や資格取得などに膨大な時間がかかってしまいます。未経験や資格がなくても始めやすい仕事は数多く存在するため、未経験でも始めやすい業種を選ぶことをおすすめします。IBJの結婚相談所は、特別な資格は必要ないので女性の独立開業で始めやすい業種の一つです。

結婚相談所ビジネスが女性におすすめな理由

IBJの結婚相談所ビジネスが女性の独立開業におすすめな理由を紹介します。

ライフスタイルに合わせて柔軟に働ける

結婚相談所はオーナー自身が入会希望のお客様や会員様との面談スケジュールを調整できるため、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。仕事終わりの1時間、子供が学校に行っている間だけ働くというように家事や育児と両立しながら仕事ができるのもメリットです。

資格不要で始めるまでに時間がかからない

IBJで結婚相談所を運営するために、特別な資格は必要ありません。独立開業したいと思ってから開業までに勉強や資格取得の時間がいらないので、比較的早く開業することが可能です。もちろん、成婚につながる適切なアドバイスやサポートを行うためには、一定の知識やスキルが求められますが、開業後に学びながら成長していくことが可能です。

コストを抑えられる

結婚相談所においては、必ずしも物理的な店舗を構える必要はありません。実際に自宅の一室やコワーキングスペース、レンタルオフィスなどを活用して事務所や店舗を持たずに開業するオーナーも多くいます。物理的な店舗を持たないことは、月々の賃料が発生しないため大きなコスト削減になります。事業が軌道に乗るまでの心理的な余裕にも繋がります。