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起業・独立開業について
【独立開業者のための支援ブログ】
「起業」は、キャリア選択のひとつとしてスタンダードになりつつあります。
中でも、年々増えているのは女性の一人起業家。子育てや介護などプライベートとの両立や、ワークライフバランスを重視した結果、一人起業（開業）の道を選ぶ女性は少なくありません。
ですがその一方で、
「一人起業したいけど、どんな職種にするか決めかねている」
「特別なスキルがない自分でも、一人起業なんてできるのかな」
「体に負担がかかっては本末転倒。自宅で無理なくできるビジネスはある？」
など、一人起業に興味はあっても1歩踏み出せずに悩んでいる方も多いでしょう。
そこで本記事では、「女性の一人起業」のメリットやデメリットを整理しながら、女性が無理なくいきいきと働けるビジネス「結婚相談所」についてご紹介します。
ひとりで起業しようと検討されている方に、ぜひ最後までお読みいただきたいです。
目次
女性の一人起業の大きなメリットは、何といっても「ライフスタイルに合わせて自由に働ける」ことです。
会社員の場合、たとえば「平日出勤、土日休み」「9時〜18時まで勤務」など、企業ごとの就業ルールを守って働くことになります。
お子さんの急な発熱、学校行事の参加、ご家族の通院付き添いといったことに対応するには、休暇を申請して会社を休まなくてはなりません。
人によっては「繁忙期なのに職場のメンバーに申し訳ないな……」「今月は何度も休んじゃったわ……」など、心苦しく感じる方もいらっしゃるでしょう。
一人起業なら、勤務ルールはすべて自分で決められます。そのため、誰に気兼ねすることなく、ご自身の予定に合わせた働き方ができます。
「まとまった資金がなくても開業できる」こともメリットのひとつでしょう。
まず、従業員を雇うための給料がいらないのは大きいです。また、店舗や商品在庫の保管場所が必要ないビジネスなら、初期費用をグッと抑えられます。
一方でデメリットももちろんあります。
勤務ルールだけでなく、ビジネスに関わるさまざまなことを自分で決めなくてはならないため、当然ながら「責任はすべて自分が負う」ことになります。経営や税務に関する最低限の知識が必要なことは、負担に感じる方がいるかもしれません。
ただし費用はかかりますが、顧問税理士と契約したり、経営に詳しい人と知り合いになったり、困ったときに相談できる人を見つけられれば、解決できる可能性があります。
また「収入が不安定である」こともデメリットといえます。
起業家の収入は売上次第です。結果を出せれば、収入の天井はないのでいくらでも稼げる反面、結果が出なければ生活が苦しくなる可能性もあります。
また、会社と違って産休や育休などの休暇制度はありません。そのため妊娠や出産という女性特有のライフステージに立ったとき、ビジネスによっては売上を確保するため仕事のコントロールに悩むことがあるかもしれません。
周囲への気兼ねや公私の両立ができないことのストレスから解放され、自分らしく働きたいなら、一人起業はとても魅力的な選択だと思います。ですが、メリットとデメリットの両面を考えると、どんなビジネスで起業するかが重要な鍵になりそうです。
例えば、美容サロンなら店舗を借りるコストが必要です。物品販売だと、在庫を保管しておく場所を確保しなければならないでしょう。開業前に資格取得がマストのビジネスもあります。自分にはどんなビジネスが合っているか、見極めが大切です。
そう言われても、初めて起業する場合は悩んでしまいますよね。
一人で起業しようとしても、「何で起業したらよいか、アイデアが沸かない！」という方が多いのではないでしょうか。ここでは、起業のヒントをいくつか挙げたいと思います。
事業を行うのが女性だからということもありますが、34歳以下の単身世帯で比較すると、男性よりも女性のほうが消費支出が大きい、つまりお金を使っているのです（2021年家計調査）。また、結婚後においても、日常的な家計の管理を行っているのは女性であることが多いため、女性に対してアピールしたほうがお金が動きやすいといえます。女性が興味・関心を持っている分野としては、以下のものが挙げられます。
これらの分野と自分の好き・得意を見比べて、どの分野に参入するか考えてみるとよいでしょう。
具体的なおすすめの仕事の例としては、以下のようなものがあります。
ネイルサロン、エステサロン、リラクゼーションサロン、マッサージなど、お客さんに施術するサービスです。上記の5分野の中では、美容・健康・ダイエットの分野です。
訪問サービスにすれば店舗は不要ですが、業態によっては資格が必要だったり、機械や器具が必要なものがあるので、開業のハードルはやや高めです。
学習塾、英会話教室など、お客さんに教えるサービスです。上記の5分野の中では、子育て・教育の分野です。
子ども向けのサービスのほか、大人向けの料理教室などもここに含まれます。これまでは教室を確保する必要があったため、初期コストがかかりましたが、Zoomなどのオンライン会議サービスを利用することで、時間や場所を気にせずに教室を開くことができるようになりました。
ネットショップでハンドメイドアクセサリーを売ったり、商品を仕入れて販売するサービスです。販売する商品によって、ファッション、美容・健康・ダイエット、子育てなどの分野が当てはまることになるでしょう。
立ち上げ直後は在庫を抱えると負担が重くなるので、在庫を持たずに商品を販売できるドロップシッピングを利用したり、実際の販売は別の業者に任せて集客だけを担当するアフィリエイトで始め、ノウハウを蓄積するのもひとつの手です。
お客さんの話を聞き、解決・改善の方法を提案する仕事です。ファイナンシャルプランナーや臨床心理士といった資格があると有利ですが、必ずしも資格がなければできない仕事ではありません。「他の人が知らない私だけのノウハウ」を持っていると強いので、そうしたものがないか、周りの人に聞きながら探してみましょう。
ライター、Webデザイン、写真販売、動画編集など、自分が持っているスキルを提供してお金をもらう仕事です。簡単にそれぞれの仕事内容を紹介します。
ライターは、企業の依頼に基づき原稿を書きます。最初は誰でも書けるようなものから始め、専門性が求められる案件に対応できるように経験を積んでいくことで、記事の単価を上げていくことができます。
Webデザインは、企業の依頼に基づいてWebサイトを制作する仕事です。デザイン力に加えてHTMLやCSSといったWebページを構築する言語の知識が必要となります。WordPressを使ったサイトの構築は通常のWebデザインよりも単価が高く、需要も多いのでおすすめです。
写真販売は、自分が撮影した写真を販売する仕事です。
空いている時間に撮影した写真を販売サイトに登録するだけで、販売価格の40～60％程度の売上が得られます。売り上げを伸ばすには、ビジネスに使いやすい人物写真などニーズの高い写真を登録すると良いでしょう。
動画編集は、依頼に基づいて映像素材を編集・加工して動画を作成します。
YoutubeやTikTokを利用してマーケティングを行う企業も増えているため、動画編集のニーズが高まっています。
クラウドソーシングサービスが広く知られるようになり、リモートワークの環境も整ってきたことから直接相手と会わなくてもよい仕事も増えてきました。どこに住んでいるかを問わず受注できるため、スキルを持つ人にはおすすめです。
広告主の商品・サービスを宣伝し、購入や申し込みが完了したときに報酬がもらえる仕事です。ホームページやブログを作成し集客するという第一段階、集客したユーザーに商品やサービスを購入してもらうようにおすすめするという第二段階をクリアしないと収入が得られません。
集客のためのSEO（検索エンジン最適化）や広告運用の知識、購入促進のための文章力やデザイン力が求められますが、一度軌道に乗れば安定的に収入が得られる仕事です。
依頼者の家を訪問し、料理・洗濯・掃除などを行う仕事です。家事のすべてが得意でなくても、料理だけ、掃除だけといった依頼もあります。依頼者のニーズは時間帯も内容も様々なので、自分に合ったものを見つけられる大手サイトに登録するのがおすすめです。
まさに恋愛・結婚に直結するビジネスです。自宅でも開業できるため初期投資が少額で済み、ランニングコストも低いので、利益率も高いです。特別な資格がなくても始められるので、開業のハードルも低めです。
会員数が増えると収入が増えるストック型のビジネスなので、安定した収益が期待できます。
そこでおすすめしたいビジネスが「結婚相談所」です。
結婚相談所がどんなサービスを提供するのかは、大半の方がイメージできると思います。おそらくご想像されている通りで、結婚したい人同士を引き合わせる場所です。
「結婚相談所って、普通の人が開業できるものなの？」と思われますよね。
一般的には、結婚相談所を取りまとめている組織がいくつかあるので、そこへ登録して事業を始めます。
主な仕事内容をシンプルに言うと、自分の開いた結婚相談所に結婚を希望する会員を集め、会員一人ひとりに対して、自分の結婚相談所内、もしくは組織に所属するたくさんの相談所からぴったりの相手と出会うお手伝いをするのです。
お手伝いといっても、実際に会員と毎回会って相談を受けたり、組織にひんぱんに出向いたりする必要はありません。会員や組織とのやりとりは、基本的にメールやチャットなどインターネット上で完結できます。
自宅にいながらスマホやパソコンで仕事ができるので、起業のために店舗物件を借りる必要もないのです。
会員とのやりとりは、メールやチャットがメインになるので自分のペースで働けます。
「午前中は子どもの世話があるから、返信やチェックは午後にしよう」
「親の通院に付き添う水曜日は定休日にしよう」
「子どもが小さいうちは、平日の午前中2時間だけ働こう」
「趣味や自分磨きの時間も確保しながら働きたい」
といったことが可能です。
働き方の自由度が高い分、ビジネスとしてうまくいくか不安を持つ方もいるでしょう。
実は、婚活市場は今後の拡大に期待が集まっている注目分野。
コロナ禍によりリアルの出会いが難しくなった時期を境に、婚活サービスの利用者は年々上昇しているのです。消費者庁が公表している調査結果によると、2020年、独身者のネット系婚活サービス利用率は21.8%、ネット系婚活サービスを使って結婚した人に割合は11.1%。
国内のオンライン恋活。婚活マッチングサービス市場規模は、2026年までに1,657億円に達すると予測されています。
「出会いのきっかけはマッチングアプリなんだ」「実は、結婚相談所で出会ったの」なんて話も、昔に比べたらよく耳にするようになりましたよね。それだけ、多くの方の中で婚活サービスに対する違和感や羞恥心がなくなり、出会いの手段のひとつとして浸透してきているのです。
さらに結婚相談所の組織には、起業家に対して開業のサポートサービスがあったり、経営や税務の相談ができたり、会員の集客や売上アップに関するセミナーが受けられたりと、組織ごとにさまざまな特徴があります。
「一人起業は不安……」という方は、いろいろな組織を比較されるとよいでしょう。
「資格なんて、運転免許証くらいで何もないわ」という方も安心してください。結婚相談所を開業するために、特別な資格は一切必要ありません。
「人と人をつなぐ」お仕事なので、しいて必要なことを上げるとすれば、コミュニケーション力や人を見る力といったところです。
それは、これまでの社会人経験や恋愛経験、結婚経験といった誰しもが自然と身につけてきたことが役立ちます。
特に女性は、周りへの気遣いやコミュニケーション能力に長けている方が多くいらっしゃいます。そのため、会員に寄り添ったアドバイスや親しみあふれるコミュニケーションで、人気の絶えない女性の結婚相談所オーナーさんも少なくありません。
つまり、ご自身がもともと持ち合わせていることが、そのままビジネスの強みとなる可能性が高いのも結婚相談所の特徴なのです。
また、売上を上げるためには集客が欠かせませんが、その点は組織が提供するセミナーなどで知識を習得することでスキルアップが望めるでしょう。たくさんの結婚相談所を抱える大手の組織であれば、さまざまなノウハウを持っているのでより実践的なスキルが身につけられると思います。
「起業できるならどんなビジネスでもいい」と思っている方でも、人を不幸にするようなビジネスはやりたくないですよね。
結婚相談所は、「縁結び」というポジティブで社会貢献にもつながるビジネスという点も、大きな魅力といえるでしょう。
ご紹介したように「結婚相談所」は、女性が一人で起業するにあたり、おすすめポイントの多いビジネスです。今、勢いに乗っている業界ということもあり、興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
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