子供が出来て家族が増えたり、一生守りたい人が出来たりしたとき、今の会社を辞めて「独立開業」という言葉が浮かんでくることがあると思います。
新たな家族が出来たとき、今までの自分だけの生活のみならず、家族の将来や幸せを考えて収入の面を見直すことで独立開業を考えるきっかけになるでしょう。特に、今の会社では今後の年収に期待できないことや、会社のやり方にどこか納得できていない場合は、特にそのような起業への想いが高まることと思います。
しかし、いざ独立開業しようと思っても、リスクやデメリットの部分にどのようなものがあるかわからず、失敗を恐れて動けない方もいるでしょう。
ここでは、独立開業をしようと思っている方に、低リスクで始められる起業の種類についてご紹介していきます。
いきなり独立開業は危険?失敗しやすいビジネスとは
独立開業しようと思った時、失敗する例としては、どのようなものがあるのでしょうか?
また、失敗しない低リスクな独立開業の種類とはどのようなものでしょうか?
失敗しやすいビジネス
失敗しやすいビジネスの例としては、ビジネスプラン や事業計画をしっかり立てずに 飲食サービス業界などで店舗や従業員を はじめから雇って事業をスタートするケースです。
店舗や従業員 や商品を持つことで、毎月の利益以上に経費が発生し、経営 が失敗に終わるリスクが高まります。
もちろん、売上をその分取れていけば問題ありませんが、起業していきなり売り上げが安定的に作っていけるほど、社会は甘くありません。
どのような成功者にもいくつもの壁を乗り越え、成功に至っていることは多くの成功者が語っています。
失敗しない低リスクな独立開業の種類
起業してからの失敗を防ぐために必要な事は、出来るだけ 初期投資を抑えて低コストで始められる仕事が挙げられます。
例えば、従業員を雇わずに始められるコンサルタントや講師などは自分の経験やスキルだけで出来るため、人を雇う必要がありません。その分コストが軽減され、毎月まずは自分の生活費だけでも稼げれば良いという状況になります。
さらに、店舗や事務所を持たずに自宅を事務所にすることで、余計なコストを生まずに済みます。
会社勤めと並行!副業として始められる起業とは
いきなり独立開業せずに、副業から始めるという手段もあります。
会社を辞めてから独立開業し、会社を興して事業を始めても必ずしも成功するとは限りません。むしろ、会社を辞めてから色々準備していては、貯めておいた自己資金も無くなっていき、時間がもったいないです。
そこで、独立開業する時におすすめなのは、会社勤めをしながら副業を始めるというスタイルです。
本業に転向できる副業の種類
副業から本業に転向できる仕事もあります。主な例としては、結婚相談所・アフィリエイター・プログラマー・ライター・講師など様々です。
士業やそれに準ずる国家資格など持っている場合は、その資格を使って副業から有利にスタートさせる事もできます。また、ビジネスアイデアがなくてもフランチャイズなどで 副業から始められる仕事があり、 本部からノウハウ やサポートも提供されるため低リスクで始めることが出来ます。
副業から始めるメリット
副業から始めるメリットとしては、本業があるため収入は安定しており、明日の生活費が無いというような状況になりにくくなります。また、万が一失敗しても本業があるため仕事がなくなるリスクは少ないでしょう。
また、本業と副業でプライベートの時間は少なくなりますが、少ない時間の中で本業以外の仕事もするため、時間管理や本業だけでは得られない経験・技術などの経営スキルを身につけることが出来る可能性があります。
それらは、いざ独立開業しようと思った時に、ここぞという時の踏ん張りの力になってくれることでしょう。
副業についてより詳しくご紹介している「リスクを軽減!副業から始められるオススメの起業とは?」も一度ご覧ください。
独立開業したら、1年にどれくらい稼げればいい?
独立開業して一人でやっていくことになった場合、いったいどれくらいの稼ぎがあれば良いのでしょうか。目安などはあるのでしょうか。
目安はどれくらいか
企業に勤めていた時のイメージのまま、独立開業して収入の目標にすることは失敗の原因となります。
それは、企業に勤めているときは安定的な収入を得られる保証があり、自分のお金を経費に使うことはありません。そのような点から、収入で得たものは自分のもの・誰かに取られたりはしないというイメージがあると思いますが、起業した場合には、毎月の家賃や従業員への給与、広告宣伝費や税金、機械の修理費など経費として出費することが多くなります。
そのため、 運転資金を維持するために収入の目安としては、会社員の時の給料の3倍は稼ぐつもりで活動することが必要と言われています。
個人にするべき?法人にするべき?
独立開業した際に、個人事業主として起業するべきか、法人化してしまうべきか迷うことがあります。ポイントとしては、「信頼」と「所得」です。
法人化して社会的な信頼を得たい場合や、所得が多い場合には支払う税金が少ないため、法人化がおすすめです。
個人事業主としても問題ない場合は法人化する必要はありませんが、収入が多くなってきたときには検討すべきでしょう。
まとめ
ここまで、失敗しないための低リスクな起業についてご紹介してきました。
独立開業にとって大切な事は、低リスクで始めることで、低リスクにするためには低コストで始められる仕事や副業から始められる仕事がおすすめです。
経営者に初めてなる場合はポイントを見つつ、経費(リスク)をあまりかけないビジネスを選ぶ事が必要と言えるでしょう。
リスクに関してはこの記事が大人気です。「起業はリスクがつきもの?起業のリスクを考える」合わせてご覧ください。