カスハラを防止する条例は婚活にも適用される
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目次
- 2025年4月施行の東京都カスハラ防止条例とは?
- カスハラに対する基本的な考え方と結婚相談所の対応
- 婚活中の注意事項について
- 婚活はカウンセラーとの密な連携が不可欠
- まとめ
2025年4月施行の東京都カスハラ防止条例とは?
東京都カスハラ防止条例とは、「誰もカスタマーハラスメントを行ってはならない」というガイドラインです。
確かに働く人はカスタマーの要望に答えることが求められますが、必要以上に立場を振りかざすお客様も少なからずいらっしゃいます。
カスハラとは具体的に、従業員の人格を否定するような発言をしたり、電話や店舗などで長時間不当に従業員を拘束したりすることです。
SNSに従業員の名前や顔を晒して誹謗中傷することもカスハラに該当します。
働く人の尊厳を踏みにじらないよう守るために、このガイドラインが作られました。
カスハラを禁止することで、労働者が健康的に働けるだけでなく、お客様が豊かな消費生活を送ることや事業者が安定して事業を営めることなどが期待できます。
カスハラをしてはならないという意識づけを人々に持ってもらうために作られた条例です。
カスハラに対する基本的な考え方と結婚相談所の対応
カスハラに対しては、企業によって考え方や対応が異なるというのが現状です。
お客様が納得されるまでとことん対応すべしと定めている企業もあれば、不当なカスハラに対してはお客様といえども然るべき処置を取る企業もあります。
東京都カスハラ防止条例が施行されて以降は、企業側にもカスハラを受けたと従業員が感じたらお客様を引き離す、管理者が対応を代わるなどの対応が求められるようになります。
結婚相談所に対しても、お相手を紹介できないのは結婚相談所のスタッフのせいである、何としても結婚相手を用意してほしいという理不尽なご意見をいただくことがあります。
多くの結婚相談所は会員様に最適なお相手を紹介したいと考えていますが、従業員に対してこのような対応をされる方には然るべき対処をせざるを得ません。
会員様から従業員への発言や行動によっては、犯罪に該当するとして訴えることもあり得ます。
結婚相談所の努力と会員様の協力があってこそ成婚につながるとご理解いただければ幸いです。
婚活中の注意事項について
結婚相談所は会員様の成婚へ向けてサポートする場所ですが、カウンセラーだけが頑張っても結婚するのは難しいということをご理解ください。
結婚相談所は結婚後の生活まで見据えてお相手を紹介いたします。
また、結婚相談所で紹介できるのは結婚したいと会員登録されているお客様ということも併せてご理解ください。
年収や学歴、子どもの有無など、会員様の条件にぴったり一致するお相手を探して紹介することは非常に困難です。
必ずしもお客様の条件に合うお相手を紹介できるわけではないという点を念頭に置いて婚活を進めてくださると、納得のいくお相手探しができるかと存じます。
他にも、結婚相談所では会員様に守っていただくルールを設けていることがございます。
ルールを守ってくださらない会員様には退会していただくこともございますので、そちらもご理解ください。
成婚までの道が遠くて焦る気持ちがある方もおられるでしょうが、ご納得のいくお相手探しのためにも焦らず慎重に進めましょう。
婚活はカウンセラーとの密な連携が不可欠
結婚相談所のカウンセラーは、会員様にとってご納得のいく相手を探すのが仕事です。
会員様の要望全てに応えることはできないかもしれませんが、精一杯お相手探しの手助けをいたします。
長年培ってきた経験により様々な相談に応じることができますので、些細なこともご相談ください。
会員様の要望をうまく汲み取ることができず、いわゆるカスハラと呼ばれる行為に発展してしまうケースもあるかもしれません。
カスハラは、カウンセラーの人格を否定、尊厳を失わせる行為として刑事罰に処されることもございます。
結婚相談所のカウンセラーも会員様のお考え全てを読み取ることは難しいため、気になること、不安に思うことがあれば相談していただけると助かります。
まとめ
2025年4月から施行される東京都カスハラ防止条例は、婚活においても適用されます。
会員様のカウンセラーや結婚相談所に対する誹謗中傷について、あまりにもひどい場合は逮捕や起訴される可能性もあります。
Bridalチューリップでは婚活について気軽に相談できる体制を整えております。
婚活について悩み事やお困りごとがあれば、ぜひBridalチューリップまでご相談ください。