40代後半の会社員の男性が6ヶ月で成婚した婚活エピソード(1)

再婚ということもあって、初めは「いい人がいれば」という感じで婚活にはそこまで積極的ではありませんでした。しかし友人が私が本気で婚活するなら結婚相談所を始めて応援してくれると言ってくれて、大変ありがたい気持ちに背中を押されてスタートしました。 マッチングアプリなどは気軽に始められる分、関係性を深めるまで時間もかかると思い、使ってみようという気持ちにはなりませんでした。結婚相談所は本気で婚活に取り組んでいる方と早い段階からお互いの結婚観などの踏み込んだ話ができるので、年齢的にもじっくり時間をかけて取り組むことが難しいと感じていた私には合っていたと思います。

カウンセラーが非常に細やかにタスク管理をしてくれたので、忙しく仕事をしながらでも安心して活動が出来ました。まるで我が子を見守る様に、親身になってケアをしてくれました。結婚相談所での婚活は、お見合い、仮交際、真剣交際という段階を経てプロポーズに至るのですが、基本的には男性がリードしていく必要があります。カウンセラーは、各ステージを進めていくタイミングについて客観的なアドバイスをくれたり、自分ひとりでは勇気が出ない場面でも強く背中を押してくれたりしました。 お見合いをしてから毎週末会うのですが、いつも時間がすぐに過ぎてしまいました。ただ、彼女は自分のことをあまり話してくれないので、初めのうちは私のことを警戒しているか、実はあまり好きではないのではないかと不安になることがありました。ある時、ふとしたきっかけで、それはただ単に彼女がシャイなだけだという事に私が気付いて、そのことを彼女に話したことがありました。こうして文字にすると大したことではではないように感じるかもしれませんが、ふたりにとってそれがとても大きな出来事で、この時を境に関係が大きく進展したように思います。 ずっとニコニコとされていて、私の話を関心を持って聞いて下さったのがとても好印象でした。また私のプロフィールにしっかりと目を通して下さっていたことがとても嬉しかったのを覚えています。一方でお聞きしたことには答えてくれるのですが、自分からたくさん話してくれるタイプではなかったので、どこまで踏み込んでお聞きしていいのか少し気を遣いました。 瞬間、というよりは徐々に気持ちが固まっていったという感じです。裏表がなく誠実で信頼できる方だということが、お会いする回数を重ねるたびにわかっていきました。プロポーズをしてからの方が結婚に向けて具体的な話をしていくことになるので、結果的により深くお互いを理解するようになっていったのですが、感じていたものが確信になり、安心に変わりました。本当に素敵な方と出会えたと感謝しています。 少しひとり暮らしが長くなってきていたので漠然としたマイルールのようなものが出来てしまっていて、そういったものをお相手にも求めてしまいがちになっていたのですが、彼女と会って過ごしているうちに結構どうでも良くなってしまいました。逆に彼女の、不器用なのに努力し続ける姿や、思いやりがあって誠実な人柄は、ひとりの人間として本当に尊敬する気持ちになりますし、自分ももっと人間性を高めていきたいと思うようになりました。自分自身が結婚相手に本当に求めていたものが何だったのか気付かせてもらえたように思います。

結婚相談所を利用することで、普通に暮らしているだけでは接点の持てなかったお相手と出会うことが出来ます。ただそこから先は自分の力で進んでいかなければなりませんので、力を貸してくれるカウンセラーとの相性や、頼りになる方かどうかはとても大切だと思います。少なくとも私は、いまのカウンセラーの方なしでは彼女と結婚することはできませんでした。心から感謝しています。