仮交際中盤から真剣交際へ──“次の扉”を開くために
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目次
- 仮交際終盤から、真剣交際へのステップ
- 【会う頻度】よりも【会ったときの体験の質】に目を向ける
- 真剣交際の扉は、「確信」でなく「覚悟」で開く
- 🔑早川メンターからのメッセージ:
仮交際終盤から、真剣交際へのステップ
登場人物: ・早川メンター(年齢不詳・婚活メンター歴20年。言葉は柔らかく、指摘は的確。聞くより「気づかせる」タイプ)
・春樹(37歳・会社員。婚活歴3年目。恋愛経験は少なく、慎重で誠実。だが“どう進めるか”に迷いがち)
(都内・婚活サロン。木のぬくもりを感じる部屋で、春樹がやや緊張した面持ちで早川の前に座る)
春樹: 早川さん、こんにちは。ちょっとご相談がありまして……。
早川: もちろん。どうしました?
春樹: 仮交際中の女性と、もう5回、デートを重ねてます。雰囲気も悪くないし、また会いたいと言ってくれてます。 でも……自分の中で「このまま進んでいいのか」「ちゃんと真剣交際に進める関係なのか」が、いまいち掴めなくて。 正直に言うと、毎回会うたびに「大丈夫だったかな」「相手は楽しかったのかな」って、少し気持ちが疲れてしまってるんです。
■仮交際の終盤は、「空気」で決まる
早川: それはまさに、“仮交際の終盤”特有の迷いですね。交際経験が少ない人ほど、そこで立ち止まりやすい。
春樹: はい……。嫌われてるわけではなさそう。でも、自信が持てないんです。
早川: 大丈夫。いま春樹くんが悩んでるのは、「答えを探す」ことじゃなく、「空気を読む」ことなんです。 4〜5回デートを重ねた段階では、言葉よりも“2人でいるときの温度感”の方が大事になってきます。
たとえば:
沈黙があっても気まずくないか
相手が自然に笑う場面が増えてきているか
帰り際、「また会いたいね」と言わずとも、そんな雰囲気になっているか
こういう“目に見えない会話”のほうが、真剣交際のサインだったりします。 焦らず、その空気にじっと耳を澄ませてみてください。
【会う頻度】よりも【会ったときの体験の質】に目を向ける
春樹: たしかに、会うたびに少しずつ打ち解けてきてる気はします。でも、まだそういう空気感は作り出せていません。いつ踏み込んでいいのか悩むんです。彼女のことは気に入ってるし、むしろ素敵だと思う。心穏やかな感覚でいられる。でも、「これでいい」と言い切れる自信がほしくて……。
早川: それなら、ここからは「どれだけ会ったか」ではなく、「どんなふうに一緒に過ごしたか」を見ていきましょう。
春樹: たとえば、どういうことですか?
早川: たとえば:
自分の素直な気持ちを少しずつ伝えてきたか?(=気づいてほしいサインだけじゃなく、言葉にしてきたか)
相手の気持ちや価値観に「共感」してちゃんと返してきたか?(=理解よりも、共有できていたか)
相手の話を聞いたあと、「あなたとなら、こういう将来も考えられるかも」と一度でも口に出して伝えたか?
これができていたら、もう十分“関係を育ててきた”と言えます。 ただのやり取りの積み重ねではなく、“あなたと関わる時間が自分にとって大事です”というメッセージを、行動の中で伝えてこられたかどうか。
真剣交際の扉は、「確信」でなく「覚悟」で開く
春樹: ……でも、正直、自信があるわけじゃないんです。このまま進んで、断られて、後悔したらどうしようって。 僕、昔ちょっと傷ついたことがあって……期待して踏み出した分、うまくいかなかったときの反動が怖いんです。
早川: 春樹くん、それはみんな同じだよ。 大切なのは、「この人なら絶対うまくいく」と思えるかどうかじゃない。 「この人となら、一緒に悩んでいけそうだ」と思えるかどうかなんです。
真剣交際って、“確信”から始めるものじゃない。 “この人との関係に、ちゃんと向き合う覚悟があるか”で踏み出すんです。 完璧じゃない関係を、ふたりで育てていけるか。その覚悟があるとき、人は初めて「進もう」と決められる。
■気をつけたいのは、“確認”ではなく“共有”を目指すこと
早川: 最後に、春樹くんに伝えたい大事なことがある。
このタイミングでやりがちなのが、「自分はこう思ってるけど、相手も同じだろうか?」っていう“確信さがし”ばかりになること。でもそれより大事なのは、「自分はこう感じてる」と、まず自分の言葉で話すことなんだ。
たとえば: 「最近、一緒に過ごしてるとすごく落ち着くなって感じてて」 「気持ちにハリができたというか。なんか、こういう関係を大事にしたいなって思えてきました」
そう言われたら、相手も自然に本音で返したくなる。確認じゃなく、共有を目指してほしい。
春樹: ……たしかに、怖さばかりで前に出てなかったかもしれません。 本当は「もっと一緒にいたい。前に進みたい」って思ってるのに、その気持ちを出すのが怖くて、遠慮ばかりしていた気がします。
早川: 怖いからこそ、一歩踏み出す価値がある。その一歩が、真剣交際の入り口なんだよ。
🔑早川メンターからのメッセージ:
真剣交際は、完璧な相性で始まるのではなく、 「この人となら、一緒に”絆の芽”を育てていけるかもしれない」と思えた時に始まる。
“見極めよう”とするより、“一緒に決めていこう”という姿勢が、相手の心を動かします。一度でも”本気”を見せないと、女性の心は動かない。
関係を“終わらせないために”ではなく、 “もっと深めて良くしていくために”進む勇気を持てたとき── 仮交際は、真のパートナーシップへの扉になります。
もっと自分のペースで、でも確かな歩幅で進みたいあなたへ。
私たちの1on1メンタリングセッションでは、仮交際の「迷いどき」から、「関係を築く力」まで、あなたの経験と性格に合わせたアプローチをご提案しています。
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