夫婦が語る「松本人志・中居正広騒動」から見える結婚の未来
- 自分磨き
- 男性向け
- 女性向け
目次
- 内なるセクシュアリティとの向き合い方
- 男性に刷り込まれた『性の処理』という幻想
- 性のモノ化とその変化、『性の相性が大事』って真実?
- 結婚は性というギフトの交換
- リアルラブからのお誘い
内なるセクシュアリティとの向き合い方
妻 「松本人志さんの騒動について話すって決めたときに、あなた『これは“内なるセクシュアリティ”との付き合い方の話だ』って言ってたじゃない?」
夫 「そうそう。昔ダウンタウンのファンだったからね。きっかけは『まっちゃん、どこで間違えちゃったんだろう』って思ったことだった。僕は家庭を持って、パートナーシップがあるけど、改めて考えたんだよね。君に対する誠実さとは何なのか、とか。長い人生の中で、自分はセクシュアリティをどう扱ってきたのか、これからどうありたいのか、そういうことを振り返る機会になったよ。」
妻 「うん、それってすごく大事なことだと思う。世間のスキャンダルとして消費するのではなくて、自分のこととして考える視点。」
夫 「そうなんだよ。決して『彼らが悪い』とか『被害者がかわいそう』とか、そういう話じゃなくてね。」
男性に刷り込まれた『性の処理』という幻想
夫 「で、そこへ中居正広さんの件が重なってきた。似たようなところでつまずいてる気がするんだよね。芸能界だから起こったというより、その根本には彼らのセクシュアリティに対する無意識的な受け取り方があるんじゃないかと思う。」
妻 「『男は性処理をするのが当たり前』っていう、社会全体に刷り込まれた思い込みね。正直、私はそれを“処理”と考えたことがない。もちろん、人によって性欲の強さは違う。でも、男はこう、女はこう、という決めつけが今も強く残っている。」
夫 「そう、大昔からの“男たちの共同幻想”だよね。女たちも無意識にそれに合わせてきたという歴史がある。」
妻 「文化というより“幻想”よね。その幻想の中で、『男は成功すれば愛人を持つものだ』とか、『性欲が旺盛であることが男らしさの証だ』とか、そういう考えが暗黙のうちに受け入れられてきた。でも、それは本当に“当たり前”で真実なのかしら?」
性のモノ化とその変化、『性の相性が大事』って真実?
夫 「まさにそこが問題だよね。性を“メンテナンス”のように扱う価値観が、今の時代にはそぐわなくなってきた。例えば、昔は『夫が外で働き、妻が家を守る』という固定観念のもとで、性も義務のように捉えられていた。妻が夫の要求に応じるのが当然とされる時代があったけど、今は違う。お互いの気持ちや欲求を尊重しながら、対話を通じて関係を築く時代に移行している。でも今、価値観の大転換期にある。」
妻 「そうね。体罰が躾けとして昔は当たり前だったのに、今では虐待とみなされるようになったのと同じように、『性処理』という言葉に違和感を持つ人が増えている。それは、個々の男女差や尊厳を重視する時代になった証拠だと思うの。」
夫 「metoo運動もそうだったよね。根本にあるのは“女性が物のように扱われたこと”への反発。もう一つは、女性から性の主体性を奪うな!ってこと。性の選択権を奪うな。身分や権力を使ってね。」
「性の個別化・個人化」妻 「とはいえ、すべてを型にはめるべきじゃない。時には情熱的に求め合うこともあるし、そこには喜びがある。でも、重要なのは個々の嗜好が尊重されること。『男はこう、女はこう』ではなくて、それぞれがどうありたいかということ。」
夫 「そうだね。婚活市場でも最近『性の相性が重要』とやたら強調されるけど、それも一種の幻想だと思う。合理主義と功利主義の産物というか。知らず知らずの間に汚染されてる。目的優先、結果優先の考え方が、幸福につながるとは限らないのにね。」
妻 「うん、そもそもパートナーシップって『相性』だけじゃなくて、2人で築き上げるものだものね。」
結婚は性というギフトの交換
妻「性の価値観も夫婦間で影響し合うものよね。長く一緒にいると、話し方や趣味が似てくるように、性の嗜好も交換し合える。性の探求を共にできる関係性って素敵だと思う。」
夫「そうだね。一緒に過ごす中で、お互いの世界が広がっていく。それこそが結婚の醍醐味かもしれない。」
妻「結局、大事なのは“性の一致”じゃなくて、性をどう受け入れ合えるか。その姿勢こそが、夫婦関係の成熟に繋がるのよね。」
夫「その通り。『性の相性が大事』って個別的な体験から来てるんだけど、それが独り歩きすると単なる物象化(モノ化)に戻っちゃう。本当に大切なのは、性を通じてお互いを理解し、尊重し合えるかどうかだよね。」
妻「うん、性を目的化するんじゃなくて、関係性を深める手段の一つとして捉えるべきなのかもね。」
夫「そう考えると、結婚って『性の探求の場』でもあるんじゃない?」
妻「そうね。結婚はお互いの違いを受け入れながら、新しい価値観を作っていく場。性もその一つなのよね。」
夫「だからこそ、『性の飽き』を恐れてはいけないと思う。飽きるかどうかは、工夫次第だし、自分の受け止め方次第だから。結局、「相性」に頼りたがるのって、性と2人で本当には向き合えていないからなんだよ。」
妻「若い女性にばかり目が行く男性は、たぶん“飽き”を怖がってるのよね。でも、それって結局、どれだけやっても喉が渇くのと同じで、満たされることはないと思う。」
夫「結局、目の前のパートナーとの関係性を深められるかどうかがすべてなんだよね。」
妻 「夫婦って、お互いに影響を与え合いながら成長していくものよね。片方が新しい視点を持つと、もう片方も影響を受ける。話し方、価値観、人生観……それが積み重なって、夫婦ならではの関係ができあがっていく。」
夫 「性も同じだよね。お互いの嗜好を知り、それを共有しながら、どのように満たし合えるかを模索することが大事だと思う。例えば、相手の求めるスキンシップの形を理解したり、自分の気持ちや願望を素直に伝えたりすることで、お互いが安心して自己表現できる関係を築ける。セクシュアリティを“固定されたもの”ではなく、2人で創り上げていくものとして捉えることが大切だと思う。」
「核となるのは内なるセクシュアリティ」夫 「結局、性に振り回されるんじゃなくて、自分の内なるセクシュアリティをどう扱うかが大事なんだよね。」
妻 「そうね。どんなに素敵な人と出会っても、細かいことを気にしすぎたら関係は築けない。違いを乗り越えて、一緒に探求していくことが、パートナーシップの本質なのかもしれないわね。」
夫 「つまり、性は“処理”するものじゃなくて、2人で共有し、育んでいくものなんだよね。」
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