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女性に「ダメ出し喰らってばかり」翔太の結婚・後半

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婚活カウンセリングのリアルラブ「女性に「ダメ出し喰らってばかり」翔太の結婚・後半」-1

目次

  • 婚活で女性に「質問する」男へ、成長!
  • 期待ではなく、結婚へのビジョンを持つ
  • 婚活でも結婚でも、自己卑下はなぜNG?
  • 婚活と結婚で、本当に大切なことは何か?

婚活で女性に「質問する」男へ、成長!

・どんな結婚をしたいと思ってる?

「先生、今回の交際は違います!」

翔太の顔が輝いている。今までの“何かが足りない男”の面影はない。

「お、いいね。で、何がどう違うんだ?」

「彼女と真剣に向き合えている手応えがあるし、ちゃんと質問してます!」

「ほう、それは大きな進歩だな。どんな質問を?」


「どんな結婚をしたいと思ってる?」「前の結婚で一番大変だったことは?とか。」

「よしよし、それが“踏み込む”ってことだ。」

翔太は満足げに頷いた。

「いやぁ、今までの僕なら、こんなこと聞く勇気なかったですよ。『趣味は?』とか『好きな食べ物は?』とか、無難な話ばっかりで……。」



・男の婚活で、“いい人”だけで選ばれない理由

「で、そういう薄味な会話を続けた結果、最後に女性から言われたのは?」

「……“いい人なんだけど”でした。」

「だろうな。いい人だけど、何も残らない男ってのは、選ばれないんだよ。」

翔太は大きく頷く。

「今なら、それがよく分かります!」

翔太はついに、相手の核心に触れる力を身につけ始めていた。

期待ではなく、結婚へのビジョンを持つ

・彼女は、一緒に成長できる結婚相手を求めていた

「でも、彼女がなぜ僕を選んでくれたのか、正直不思議なんです。」

「それはな、彼女が“理想の相手”ではなく、“一緒に成長できるパートナー”を求めていたからだ。」

「理想とビジョンの違い?」

「そう。理想の相手を探すと、少しの欠点でがっかりしてしまう。でも、ビジョンを共有できる相手なら、成長しながら絆を深められるんだ。

「なるほど……。」


・ダメ出し女性と成婚女性の違いとは?

そこが君にダメ出しばかりしてサヨナラを言った女性たちと、彩香さんとの決定的な違いだ。彩香さんには、今度こそ失敗したくない、幸せになりたいという覚悟が感じられる。

君は彩香さんに感謝すべきだ。離婚して、二度と結婚なんかしたくないと思ったはずだ。その辛い痛みから復活して、もう一度と思って、君に出会ってくれた。失敗から学んだことを君に与えてくれているんだよ。


翔太は、涙が止まらなかった。

「僕は、女性たちの期待に応えようとしてばかりだった。でも、彩香さんは僕に“期待”しているんじゃなくて、一緒に未来を創ろうと誘ってくれているんですね。」


・結婚に向かって、今度は君が彼女に与える番だ

「その通り。婚活で求めるべきなのは、理想の相手じゃなくて、共に歩むビジョンを持てる相棒だ。

ビジョンは港の灯台なんだ。灯台の明かりがないと、船は帰る場所を見失い迷子になっちまうだろう?

翔太、今度は君が彼女に与える番だ。やってみるかい?」

翔太は深く頷いた。


婚活でも結婚でも、自己卑下はなぜNG?

・婚活で謙虚と自己卑下は紙一重

「先生、彩香さんがプロポーズを受けてくれました! 結婚が決まりました!」

「おめでとう! で、君は結婚相談所の先生にどう報告した?」

「“僕にはもったいないような彼女です”って……。」

「バカモン!」

「えっ!?」

「“もったいない”じゃなくて、“彩香さんのような人を射止めた僕は凄い! 僕たちは最高のパートナーです”って言うべきだろう!

自分を下げて彩香さんを持ち上げても、彩香さんの価値が高まることにはならないからね。


・精神的に対等な関係が幸福をつくる

それにね。自分を下げる癖のある人は聴いてほしい。最も大事な人生の秘訣をひとつ教えよう。下げちゃうと、せっかく頑張って上げても、辿り着けるのはせいぜい普通レベル、平均点なんだよ。

ビジョンはもっと遠くへ高みへ連れて行ってくれる。君は彩香さんと、未だ見たことのない景色をみたくないか?」

翔太はハッとした。

「確かに……。僕が自分を下げてしまうと、彩香さんとの未来も“そこそこ”になってしまうんですね。」

「そういうことだ。」

翔太の表情が引き締まった。

婚活と結婚で、本当に大切なことは何か?

・結婚という新たな共同創造のステージへようこそ!

「翔太、最後に一つ聞く。婚活とは何だ?」

「完璧な相手を探すことじゃない。一緒にビジョンを描ける人を見つける旅です!」

「その通り。そして、結婚とは“二人で育てていくプロセス”だ。アドラーも、「私たち」とか「俺たち」とか、結婚で主語が変わると教えている。最初から完璧な相手なんていないし、完璧な関係なんて存在しない。でもな、お互いを信じ、補い合い、共に成長することで、かけがえのない絆が生まれる。」

翔太は静かに頷いた。

「……僕はようやく、それを実感できた気がします。」

「よし、じゃあ次は、幸せな結婚生活のコツを学ぶ番だな!」


*女性に「ダメ出し喰らってばかり」翔太の結婚・前半:

https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/133160/

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