結婚したら幸せ？幸せじゃない？幸福度の高い結婚とは？

コロナ禍では「結婚＝幸せ？」を考える人が大幅に増加した

結婚＝幸せな人の割合は？結婚＝不幸せな人の割合は？

結婚をして幸せを実感できている人と、残念ながらそうではない人がいるのも事実です。

ここでは、明治安田総合研究所が 2018年6月に全国の40歳～64歳の男女 12,000人を対象に行ったアンケート「人生100年時代の結婚に関する意識と実態」の結果から見てみたいと思います。コロナ禍の今、同様のアンケートを実施した際は、結果が変わることも考えられますが参考になると思います。

出典：明治安田総合研究所

https://www.myri.co.jp/research/report/pdf/myilw_report_2018_04.pdf

★既婚者の結婚生活の満足度

子どもがいる男女の7割～8割、子どもがいない男女の8割が結婚生活に満足している（とても満足＋どちらかといえば満足）という結果でした。

中でも「とても満足」の割合が最も高いのが、「子どもがおらず、夫婦ともに正社員で働く共働き世帯」という結果が出ています。

★結婚への不満・離婚

今も離婚を考えることがある割合（今考えている＋ときどき考えることがある）は、子どもがいて夫婦ともに正社員として働く男性が3割、女性が4割、子どもがいない夫婦が男女ともに1割～2割という結果です。

既婚者への結婚生活への満足度と不満についての調査結果からは、子どもがいない夫婦の方が結婚生活への満足度が高く、不満が少ないという結果になっています。

★幸福度について

現在の幸福度についての質問に対しては、既婚者は子どもの有無にかかわらず男女ともに約8割が幸せ（とても幸せ＋どちらかといえば幸せ）と回答しています。

一方で、未婚者・離別者・死別者の幸福度は、男性が約5割、女性が約7割にとどまり、既婚者よりも幸福度が低いと感じている結果です。特に男性の場合、既婚者と未婚者・離別者・死別者との差が大きいのが特徴的です。

結婚生活の幸福度を左右するものとは？

40歳～64歳の男女 12,000人を対象に行ったアンケート「人生100年時代の結婚に関する意識と実態」の結果からは、既婚者と未婚者・離別者・死別者を比較すると既婚者の方が幸福度が高いことがわかりました。

独身でいる人よりも、結婚している人の方が幸福度は高いという結果がでているわけですから独身者が結婚して幸せになりたいと考えるのも当然といえます。

一方で既婚者のうち、子供がいる・いないで比較すると子供がいない夫婦の方が満足度が高いという結果もあります。

子供が産まれて家族が増えることで、より幸せを感じられると思いがちですが、すべての夫婦に必ずしも当てはまるわけではないようです。

では、幸福度はいったい何によって上がったり下がったりするのでしょうか？

★既婚者の幸福度に大きな影響を及ぼすもの

40歳～64歳の男女全体に、何が自分の幸福度に大きな影響を及ぼしているかを聞いた質問への回答で共通していたのは「健康」と「収入」です。

一方、既婚者に限っては、幸福度に最も大きな影響を及ぼすものは,「家族との人間関係」が1位という結果でした。

つまり、結婚への満足度が高い夫婦は「家族との人間関係」が良好であり、満足度が低い夫婦は良好ではないことがうかがえます。

★結婚生活への不満な点・離婚理由の第1位は「性格・価値観の不一致」

結婚生活に不満を感じていたり、離婚を考えた（離婚した）ことがある人に、不満な点や離婚理由を聞いた質問への回答の1位は「性格・価値観の不一致」でした。男性が5割～6割、女性が4割～5割と子供の有無や既婚・離別に関わらず最も高い結果です。

次に多いのは金銭問題で、男女ともに子供がいる離別者に多い傾向があります。また子どもがいる既婚女性では、「家事や育児について配偶者が協力的ではない」という不満が特徴的な点としてあります。

結婚をして幸福度の高い生活を送るために必要なこととは？

幸福度の高い結婚生活を送るための価値観の合わせ方

価値観をあわせることが大切だということをお伝えしましたが、では実際にどのようにして合わせればよいのでしょうか？

★価値観をあわせる前に必要なこととは？

実は価値観をあわせる前に大切な前提があると思っています。それは当たり前のことを当たり前のことだと思わずに感謝する気持ちを忘れないことではないでしょうか？

結婚前であったとしても、長い付き合いになってくると、相手からしてもらえることのひとつひとつに慣れが生じてしまい、当たり前のことのように受け止めてしまいます。

夫婦生活が長くなるとなおさらです。

出会ったばかりの恋愛初期の段階では、会えるだけ、そばにいてくれるだけで幸せだと感じらていたものが、次第に慣れとともに感じなくなってしまいます。

でも本当は、パートナーが存在していること自体、いつも自分のそばにいてくれるだけでもありがたいことでは？

これは「存在承認」と呼ばれています。その人の存在そのものを承認するというものです。

とかく人間は人を何かしらの結果で評価（結果承認）をしがちです。

このことは恋人同士や夫婦の間でも陥りがちなことですが、そもそもは、その人がいてくれるだけでありがたいことのはずです。

つい慣れによって、忘れてしまいがちな初心に帰ってみてはどうですか？

そうすればお互いの価値観をあわせていく準備が整いますよ。

★価値観をあわせるためにとるべき行動とは？

みなさんは仕事をしていく中で、チームで何かに取り組む経験をしたことがあると思います。共通の目標を達成するためにチームで力を合わせて働きますよね？

このことは、結婚生活においても同じだと思いませんか？夫婦で力を合わせて幸せな家庭を作り上げるという点は同じですよね。

そこで大切になってくるのが、やはりコミュニケーションです。仕事でもチーム内のコミュニケーションがうまくとれていれば、良い結果につながりやすいものですが、結婚生活も同じです。

チーム内で同じ方向を向いていないメンバー（納得していないメンバー）がいれば、同じ方向を向いて頑張れるように話し合いが必要です。

結婚生活においても価値観をあわせるということは、互いが同じ方向を向いて歩むということになりますので、話し合いの時間をつくる必要があります。

生まれた場所も育った環境も異なるのが普通です。性格や価値観などは、最初は違っていて当たり前だ思いませんか？

その違いをお互いが理解しあいながら、埋めていくことこそが大切です。

この努力を怠ってしまったがために、修復困難な状況になり、離婚してしまう夫婦がいるのではないでしょうか？

婚活中の人であれば、価値観の合う人を探している人もいると思います。価値観が似ている人、近い人は見つかるかもしれませんが、最初から完全に一致する人となるとなかなかいないものです。

なぜなら価値観はあわせていくものだから。

人は時代の流れや自分自身の成長に伴い、価値観も変化していくこともあります。その際に価値観が合わなくなったと感じているだけでは、関係性は悪くなるだけです。

互いが理解しあうための価値観のすり合わせはいつの時代にも必要なことではないですか？

当たり前だと思ってたことが当たり前ではなくなってしまったコロナ禍の今だからこそ、パートナーの存在自体に感謝して、大切な価値観をあわせるために話し合ってみてください。

幸福度が高い人は幸せになるために必要な努力をしています。幸せな夫婦は幸せになるためにお互いが努力をしている夫婦です！

★まとめ

コロナ禍で結婚して幸せになりたいと思う独身者が増えています。実際に独身の人よりも結婚している人の方が幸福度は高いのも実態です。

しかしながら、結婚すれば幸せになれるというものではありません。幸せになるためには、幸せになるための努力を夫婦で行う必要があります。

婚活中の人は、出会いに感謝しつつ、幸せな家庭を築くために一緒に努力をしてくれる人なのかどうかを見てみてください。

そして互いの価値観をあわせる努力をしてみてください。幸せは突然降ってわいてくるものではありません。2人でつくりあげていくものです！

ちなみに「結婚は人生の墓場」という言葉がありますが、これはフランス語を日本語訳した際の誤訳が原因で生まれた言葉だそうです。

本来の意味は、「墓のある教会であなたが愛した唯一の人と結婚しなさい」という意味で、このお墓とは、結婚したら最後は同じお墓に入るまで一緒に人生を歩みなさい。ということのようです。

一緒のお墓に入れる素敵なパートナーと幸せな結婚生活をつくりあげてくださいね！

結婚相談所 東京ベイソルテ公式サイト

https://tokyo-sorte.com/

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