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「婚活うまくゆかない!」時に点検すべきこと(後編)

目次

  • 前編・後編の構成
  • 5.落ち着きをなくしていませんか?
  • 6.過去の失敗を気にしすぎていませんか?
  • 7.迷っていませんか?
  • 8.ネタばらし(もととなる考え方)

前編・後編の構成

前編

1.お相手への希望条件は現実的ですか?

2.イライラしていませんか?

3.落ち込んで無気力になっていませんか?

4.集中できない状態ではありませんか? 

後編

5.落ち着きをなくしていませんか? 

6.過去の失敗を気にしすぎていませんか? 

7.迷っていませんか?  

8.ネタばらし(もととなる考え方)

5.落ち着きをなくしていませんか?

心に落ち着きがないと
意思決定、選択がうまくゆきません。後で考えるとなんであんな(結局失敗した)選択をしてしまったのだろうか?ということもあるのではないでしょうか。
人間は大事なことほど忘れる動物?
ということなののかもしれません。目の前のことに意識が向いてしまっていると、意識をいったん切り替えて大事になことに集中しないと、あとで何でこんなことになったのだろう、ということも起こりえます。忙しい中で意思決定するとなると、なおさらそのようになりやすいかもしれません。
気持ちの切り替えを
その場で決めてしまわないで、先に延ばせるものであれば先に延ばして再検討する、というのも一つの手です。そして気持ちを切り替えて、落ち着きをとりもどしてから決断しましょう。

6.過去の失敗を気にしすぎていませんか?

過去の失敗は取り戻せない
残念ながらどんなに悔やんでも、取り戻せません。その時に戻って別の選択をしていたら・・・でも、できません。
「過去の失敗」は世の中にすでに無いもの
過去の失敗は、あなたの記憶の中にだけあって、この世の中にはないものと言えます。取り戻せないのですから、この世の中には存在しないのです。存在しないものを考えても致し方ありません。
無いものを思い出すことはやめる
すでにこの世の中になく、思い出してもどうにもならないことを思い出すのはきっぱりやめましょう。そして、未来を良いものにすることを考えましょう。


7.迷っていませんか?

やるべきことがわからない

これをやることがほんとうに効果的なんだろうか?と迷いはじめると、やる気がでてきません。スピードも上がらず、あなたの活動もにぶり、よい成果がなかなか得られないかもしれません。

やるべきことは「仮説」にすぎない

全知全能の神であれば別として、たいていの人はやってみないと、やってみたことの結果はわかりません。自分がやってみることはあくまでも「仮説」と考えることです。

「仮説」なのだから「失敗」ではない

ある「仮説」に基づいて活動して成果がでなかった。これは失敗でも何でもありません。その「仮説」が効果的でなかった、と証明されただけです。だからあなたの活動は失敗ではありません。

結果が出ないなら「仮説」を書き換えればよいだけ

結果の出ない方法はあきらめて別の「仮説」に基づいて活動を始めればよいだけです。婚活の方法はたくさんあります。

8.ネタばらし(もととなる考え方)

元ネタは「五蓋」

五蓋とは、人間には5つの蓋(ふた)があって、その蓋が智慧の発現を妨げている、という仏教の考え方です。5つの蓋を取り除けば智慧は発現する(=苦がなくなる=悟る)よね、という考え方です。本来の仏教はお葬式や先祖供養のためのものではなく、智慧を得て苦から解放されることを目的としたものです。智慧を得るために釈迦と釈迦の衣鉢を継いだ方々が、人間の心理に対する洞察を重ねてきました(たとえそ成果の例は唯識)。

※「智慧」については「物事のありのままの姿=真実を観る能力」と考えてください。

五蓋

1.貪欲(とんよく)

2.瞋恚(しんに=怒り)

3.惛沈(こんじん)・睡眠

4.掉挙(じょうこ)・悪作(おさ)

5.疑

1.お相手への希望条件は現実的ですか?

「自分の理想の相手と結婚して幸せになりたい」というのはご自身の欲です。生きている限り、欲がご自身を苦しめない限りは否定すべきものではありません。むしろ欲は行動の原動力になります。とても大事です。しかし、たとえば欲の一部「自分の理想の相手」にこだわりすぎて「結婚して幸せになりたい」に到達できのないのであれば「貪欲」なっているのかもれしれません。何を優先して、なにを譲れるのか、または一切譲らないのか、それを判断するのはあなた自身ですし、あなたにしか判断できません。あらゆる選択はあなたにしかできません。

2.イライラしていませんか?

イライラは、根底に怒り=瞋恚があるように思います。あなたの心には怒りが生じているのですが、怒りをどこかにぶつけることが出来ないからイライラしているのではないでしょうか。人間はどうしても自分のことを一番に考えるので、自分の(一方的な感情であっても)期待や予想を裏切られると怒りを覚えます。人間はそもそも自分が一番大事なのです。しかしながら、怒りを放置していたのでは智慧の獲得に至りません。

3.落ち込んで無気力になっていませんか?

惛沈(こんじん)は、気分が沈み込んで活発さがなくなる状態をいいます。惛沈という教えをつくるくらいですから、人間は落ち込み無気力になりやすい存在ということなのでしょう。

4.集中できない状態ではありませんか?

惛沈・睡眠により集中できない状態になります。睡眠は、修行中の眠けは、集中が阻害され修行の妨げになる、ということから睡眠を上げているようです。私自身はチコちゃんの「ボーっといきてんじゃねーよ」「Don’t sleep through life」「人生眠ったようにすごすな」が「睡眠」の戒めとしては一番しっくりきます。

5.落ち着きをなくしていませんか?

掉挙(じょうこ)は気持ちが浮ついていること。精神が昂揚すると、それ自体は気持ちがいいことですが、よい判断やよい活動はできないかもしれません。

6.過去の失敗を気にしすぎていませんか? 

過去を悔やむことを「悪作=おさ」と言います。過去を悔やむことも智慧の発現を妨げます。「悔やむ」とは、過ぎ去ったこと、実現しなかったことを心の中で繰り返し考えてしまうこと、実現しなかったことの実現を願うことですから、実現しないことを考えていることになります。実現しないことに、エネルギーを浪費することになるので、智慧の発現を妨げるものとして「悪作」としたのでしょう。

7.迷っていませんか?

まようことを疑蓋(ぎがい)といいます。本来は修行に励むときに真理=釈迦の教えを疑っていては智慧は得られない、ということのようですが、今自分のやっていることに「成果がでないんじゃないか」といった疑い、「これでいいんだろうか」という迷いが生じると活動に集中できないことは容易にご理解いただけると思います。

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