こんな発言はNG!「どんな相手と結婚したら幸せになれる?
こんにちは。結婚相談所マリーミー代表の、植草美幸です。 前回に引き続き、私の著書『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社・刊)から“婚活の壁”に関する処方箋をお届けします。
今回のテーマは、「どんな相手と結婚したら幸せになれるのかわからない」と悩んでいる人にお伝えしたいアドバイスです。ついつい言いがちな3つのNG発言を挙げ、解説していきます。
【NG】「高収入男性と結婚してラクになりたい」
どんなに年収が高い男性でも、最初から「これだけ稼いでいるんだから贅沢させてもらえますよね?」というスタンスで来られたらドン引きするのが当たり前です。
マリーミーの男性会員の年収は平均800万円と世間の平均より高めで、年収数千万円や億を超えるエリート男性も在籍しています。
アメリカでITベンチャー企業を立ち上げて大成功した32歳の男性は、年収5億円! 玉の輿を狙って申し込み殺到した女性たちとお見合いしましたが、お金目当てであることが丸わかりでビックリしていました。「働かなくて自分の願いが叶うと思い込んでいるのがスゴイ。結婚すればお姫様になれるとでも思っているのでしょうか?」とあきれてしまいました。
彼の希望で、年収につられた夢見るキラキラ軍団のオファーはすべてブロック。苦労を厭わず温かい家庭を築ける女性を探すことになりました。
【NG】「両親が認める相手じゃないと……」
まず結婚するのはあなた自身で、親が結婚するわけではありません。毒親がしゃしゃり出て、口出しすると2~3割が破談になることを心得ておきましょう。
親と子供では価値観が違い、ジェネレーションギャップが大きすぎるので話がこじれやすいのです。
例えば、「結婚するなら安定の銀行員がいいわよ」などと説いてくる親御さんがいますが、現在はフィンテックなどで競争が激しくなっている銀行業界は昭和のように安定した職業とは言い切れません。
婚活を成功に導きたいなら、親が口を挟まない環境づくりが大切。干渉が心配なら事前に釘を刺しておきましょう。
【NG】「きっとどこかに王子様がいるはず!」
選ばれるのを待っているだけでは、シンデレラにはなれません。つまり、理想の人との結婚は待っているだけでは手に入らないということです。
婚活女性は「ここまで独身だったんだし、せっかく結婚できるなら妥協はできない」と言い、年齢が上がれば上がるほど、条件を高めてしまうケースがあります。 いくつになっても理想の相手が寄ってくるのは女優やセレブだけ。一般的な女性は40歳まで独身だと、その後に結婚できる確率はガクンと下がるというのが残念な真実です。ぼんやり待っているだけでは、望みの人に出会う確率も、結婚できる確率も下がる一方だと考えたほうがいいでしょう。
私が担当した40歳女性の栄養士の会員様は、60歳のお医者様とマッチングし、ご成婚されました。そのきっかけになったのは、「軍手とエプロンを持って、引っ越し作業を手伝ったこと!」。 忙しくて手付かずだった未開封のダンボールを30箱開け、ササッとスーパーで買い物をし、料理を3品作ったことに男性は感激し、すぐにプロポーズされたそうです!
30代からは、選ばれるのを待つのではなく、相手のニーズをとらえて、アタックする積極性が必要です。手料理や引っ越しのお手伝いまでするのは打算的……と思う人がいるかもしれません。でも、40代でシンデレラになることを可能にするのは、打算的な位の戦略があればこそ、なのです。
私の新しい著書『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社・刊)では、より詳しいエピソードや、実際の成功例や失敗例を取り上げています。
巻末には婚活漫画『東京タラレバ娘』などの人気作で絶大な人気を誇る漫画家・東村アキコさんとの特別対談も収録しました。まさに「婚活の壁」にぶち当たっている方は、ぜひお手に取っていただけたら幸いです。