逆プロポーズの時代到来⁉
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目次
- 婚活ドラマ「持続可能な恋ですか?」に見る現代の生き方
- 多様化する現代の女性の生き方に共感
- 「逆プロポーズ」に見る男女平等
- 体裁や周りの主流に流されず
婚活ドラマ「持続可能な恋ですか?」に見る現代の生き方
先日最終回となったドラマ「持続可能な恋ですか?」は上野樹里さん演じる婚活ドラマとの紹介だったので、第一話から楽しみにしていた。
婚活がテーマというよりは、30代男女と親世代の生き方をテーマに描かれたドラマで、「婚活あるある」を期待していた私には物足りなさもあったが、最終話はとてもよかった。
また、運動不足の私をヨガ体験に向かわせるほど、上野樹里さんのヨガインストラクター役は素敵だった…。
ヨガ体験の夜から、椎間板ヘルニアになり3週間寝たきりになったのは恥ずかしくて忘れたい過去だが…(余談)
腰痛持ちがヨガをするのは危険と後で知った。
多様化する現代の女性の生き方に共感
樹里さんはヨガインストラクターとして、自分のスタジオを持ちたい夢があり、起業塾でシングルパパの田中圭さんと出会い、好意を抱く…でもスタジオを立ち上げるために一度は関係を解消するが、最終話で結ばれる。
プロポーズはなんともドラマらしき設定で「ありえへんわ」と感じるシーンだったが、その後、親子3人で海の見えるカレーカフェ+ヨガ教室を開き、夢を叶えるという現代の「心豊かな暮らし」を象徴するかのようなエンディングは違和感なく、さわやかな結末だった。
「逆プロポーズ」に見る男女平等
父親(松重さん)は奥さんに先立たれ、娘である樹里さんと婚活パーティーに出ようと一念発起する所からこのドラマは始まる。
父親は婚活パーティーで突然の腰痛となり、それが縁で出会った美人整形外科医(井川遥)と最終話で結婚する。
こんな美人整形外科医が婚活しているのは少々現実離れした設定だったが、次第に好意を寄せて最終女性から「逆プロポーズ」するという設定も現代ではあるのかもなぁ…と思っていたところ、私の男性会員さんがプロポーズを決めたらお相手から「私からもプロポーズするから!」と逆プロポーズ宣言を受けたと言ってリアルで「逆プロポーズ」を見ることとなった。
なんと男前でかっこいい女性会員さん!
話は変わるが、婚活って何かと男性主導で男性に負担が大きい慣習が残っている。
お見合いやデートは男性のお会計負担が大きく、予約不可で混み合うお見合いラウンジについては男性が早めに席取りをする。
プロポーズにしても、シチュエーションを目一杯がんばらないと女性からクレームきがち…。
なんと気の毒なことか。
男女平等と言われながらも、婚活市場には男女平等ではない昔ながらの「女性は守られないといけない」という風潮にのっかっている。
それこそ時代錯誤だと感じる。
そういう点でドラマのシニア婚はお互いの時間を大事にするための別居婚選択や、女性からの逆プロポーズはとても共感した。
井川遥さんのような独身美女なら誰しも納得するのだろうが…。
体裁や周りの主流に流されず
ドラマの話はドラマならではの設定だが、最終話は父娘それぞれがハッピーエンドで、現代のパートナー選び、人生の選択を象徴しているいい内容だった。
ひとつ納得できなかったのは、婚活シーンで登場する結婚相談所の女性カウンセラー。
眼鏡をかけて黒スーツを着ているのだが、なんとも味気ないというかビジネス感満載で、特段会員の気持ちに寄り添うなどの人間味あふれる感じも描かれておらず、世の中の結婚相談所のイメージを払拭するような設定ではなかった。
ああいったイメージや「結婚相談所」という若干ネガティブな「相談所」というネーミングが変われば、もっと気持ちよく婚活できる世の中になるのではと日々考える。
「結婚相談所」
なんとかならないものか…。
日本最大級の連盟から新しい呼び名を発信してほしいものだ。
政府も婚活に力を入れていくような話も出ているので、数年後には時代に合ったいいネーミングが主流となっていることを願う。