お見合いの消化試合とは？

消化試合のお見合いって何？

婚活におけるお見合いには「消化試合」と呼ばれるような状況があります。

消化試合のお見合いとは、ご縁を繋ぐ意思は全くなく、た形だけ行われるお見合いのことです。

本来であればお見合いとはすべて真剣勝負。全力で臨むべきなのですが……
なぜ消化試合のお見合いが発生してしまうのでしょうか？

元々「消化試合」とは野球などスポーツの世界で使われていた言葉です。
リーグ戦の後半で、優勝チームが決まってしまい、もはや双方やる気がない状態での試合のことを消化試合と呼んでいます。

なんで消化試合のお見合いが発生してしまうの？

消化試合のお見合いが発生してしまう原因はいくつかあります。

①真剣交際に進む相手が決まってしまった
これは消化試合の中では一番よくある状況です。
IBJの規約では、真剣交際に進むためにはほかの仮交際やお見合いをすべて終わらせる必要があります。
仮交際であれば交際終了、お見合いであればお見合い実施後にお断りをする必要があります。

実際におこりえる状況としては次のようなものがあります。

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【事例１】

太郎さんはAさんと仮交際を進めていたが、並行してBさんとのお見合いも組んでいた。しかしお見合いの日程調整が難航し、お見合い成立から３週間後になってしまった。

その間に仮交際のAさんとの仲が進展。Aさんと真剣交際に進むことになった。
となるとBさんとのお見合いは断ることが確定しているが、すでにお見合いは成立してしまっているので、形上実施して、すぐにお断りすることになる。

☆☆☆

こんなことが起こり得ます、
多くの方はこんな疑問を持つかもしれません。
「お見合いをキャンセルしてしまえばいいのでは？」
ごもっともな疑問です。
しかし……それが出来ない理由があります。
IBJの規約上、一度成立したお見合いをキャンセルするには違約金が１万円かかるのです。
本来この違約金が設定されていえる目的としては、いたずらにお見合いをキャンセルするモラルの低い会員さんを撲滅するためです。
しかし……真剣交際に移行するタイミングで、この違約金の規定に引っかかってしまう婚活者さんが続出します。

もちろん違約金を支払ってキャンセルしてもいいのですが、多くの場合は「形だけお見合いを実施して、そのあとで断ろう」と考える方が多いようです。
双方何も得しない、無意味なお見合いですが、これが最も多い消化試合のお見合いです。

②仲人に言われて渋々OKしたお見合いだった
本来あってはならないことですが、仲人に言われて渋々OKしたお見合いのため、やる気がなく消化試合のようになってしまうこともあります。
「仲人に言われて無理やりお見合いを組まされることなんてあるの！？」と思うかもしれません。
新しい結婚相談所や若い感覚のある仲人さんであれば少ないですが、昔ながらの古い感覚の仲人さんですとよくあるようです。
「成婚するためにはお見合いをたくさんしなければならない」という間違った根拠に基づくアドバイスです。
確かに「成婚者はお見合いをしている」は正しいですが「やみくもにお見合いの数を増やせば成婚できる」は誤りです。因果関係と相関関係を混同しています。

ただ残念なことに、このレベルのアドバイスをする仲人さんもまた残存しているのが現状で……
本人の意に反するお見合いを組まされてしまい、渋々お見合い会場に足を運んでいるような事例も散見されます。
誰も幸せにならない行為なので撲滅したいところですが、こうした原因で発生する消化試合のお見合いも存在します。

③お見合いが決まってから実施までの間に気持ちが冷めてしまった
お見合いが決まってから実際にお見合いが行われるまでには、わずかにタイムラグがあります。
マッチングアプリとは異なるので、本人同士のメッセージのやり取りはありません。
代わりに相談所の仲人同士で日程と場所の調整をするのですが、その過程で気持ちが冷めてしまうことがあります。

例えばこんな事例です。
【事例２】
「お見合いが成立したけど、日程が全然決まらない。お相手の希望日程がピンポイントで〇月〇日の〇時～〇時だけで指定が来る。その日は私に予定がある。一日しか候補を送ってこないなんて、自分勝手な人なんじゃないかしら？

【事例３】
お見合い場所の希望が、お相手の住所のすぐ近く。確かに申し受け側に場所の選択権があるけど、自分の住んでいる場所からはとても遠い。せめて中間地点を指定してくれるくらいのやさしさがあってもいいのに……自分勝手な人なのかなな」

こんな感じです。
お見合い成立前から、日程と場所の調整の段階でモヤモヤが蓄積されてしまうと、お見合い実施の前にすでに気持ちが盛り下がってしまうことになります。

これは本当は仲人にスキルがあれば回避できることもありますが、残念ながら消化試合のお見合いになってしまうケースもあります。

消化試合のお見合いってどんな感じなの？

消化試合のお見合いとなってしまった場合の具体的な事例やパターンについて解説します。
普通に解説してもつまらないので、小説形式にしました。

Aさんとお見合いが成立した。
とてもさわやかな写真の男性で、収入も安定していて、優しそうな男性だ。

このお見合いは何としてもものにしたい！気合を入れていたけど、相手の男性はとても忙しそう。
なかなかお互いの予定が合う日がなく、お見合いは成立から３週間後に……
それでも当日を楽しみにしていたけど、いざお見合い！
行ってみると……相手の男性が何だかやる気がない。
「旅行は好きなんですか？」とか質問を投げかけてみても「そうですね、たまに行きますね」のように気のない返事。
明らかに私に興味なんて全くないみたい。
頑張って話題を振ってみるけどどれも効果なし。
次第に沈黙の時間が増えてきて……
「少し早いですけど、そろそろ行きましょうか」
まだ40分しか経っていないのに、お相手が終了を促してきた。
あぁ……これは脈なしだな……
お茶代はルールで男性が払ってくれるので、一応「ごちそうさまです」とは言うけど、正直悔しい。
ホテルラウンジで現地解散。
今日のために気合を入れたお気に入りのワンピースと、早起きして頑張ったメイクだけが取り残された。

解散して数時間後に、仲人さんから連絡が。
「お相手のお返事は【お断り】でした」
あぁ……せっかくの休日に何してるんだろう……

消化試合のお見合いとはこんな感じです！
せっかく気合を入れてお見合いに臨んだのに、相手が消化試合的な態度で来られると、本当にダメージを食らいます。
これが続くと、嫌になって婚活をやめてしまうことも……
そうならないために、消化試合のお見合いを防ぐための方法を次の段落で解説します。

消化試合のお見合いを防ぐ方法！

消化試合のお見合いはやりたくないですよね！

消化試合のお見合いを防ぐための具体的な方法を紹介します。
ちょっとした気遣いで、消化試合のお見合いを防ぐことができます。

続きの詳しい対策・アドバイスはAlphaMarriageのHPブログに掲載しています。
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