ああ〜!これはプロフィールで好きな本にあげてはいけない
「ああ〜これはプロフィールで好きな本にあげてはいけない」
「三体」という小説を12月31日ギリギリに読み終わったときに真っ先にいだいた感想でした。
「三体」は中国人の劉 慈欣(なんて読むんだろうねw)氏が書いた小説です。
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とにかく、長い!
516ページもあるSF小説です。
500ページを超える小説なんて相当な小説好きではないと読めるような分量ではないですね。
登場人物が多すぎる
登場人物はもちろんほとんど中国人。中国人名がうおおおおっと出てくる段階で、心が折れる人も現れることが予想できます。
SFの設定も何次元にも及ぶ話などもあり、難解
お話しもSFの設定あたりは難解でした。
私は3回か4回繰り返し確認したことも数知れませんでした。
一言で言うと、
これ完読するだけで「ドヤ顔」できるやつやなという本でした。
自分がドヤ顔するための書籍をプロフィールに書くリスク
「私は読書好きで本について深い議論がデキる相手と結婚したいので、三体ぐらいは完読できる相手と結婚したい」
「三体を全部読めるほどの知的好奇心と教養がある人と結婚したい」
これなら、プロフィールに「好きな本は三体です」と書くことに意義があります。
でも、本当に必要なことなのでしょうか。
この本は、
わけのわからない登場人物が中国名でわんさかわんさか出てくるうえに、SFの設定の解説は詳細なんだけれど難解です。
そんなことを理解できないと世の中渡っていけないわけではないですよね・・・。
読書がそんなに好きではなくても、仕事がとてもできて、頭の回転も速くて、教養もあって、性格の良い人を私はこの仕事をして15年目ですが、たくさん見てきました。
彼らを結婚相手の候補から外してしまうことになります。
三体を読めるかどうかを結婚相手の最低条件にすることは大きな機会損失になるなと思いました。
ましてや、
「私はそんなつもりはない」という人は、好きな本を「三体」にしてしまうのは意図せずお見合いの受諾を下げてしまうこともあります。
もちろん、プロフィールを読まない人には別に三体は影響しませんが、それはプロフィールを書いた人の意思や意図を無視しているわけなので、新たな問題も発生しますね。
※
「難しい本を読んで素敵〜」という女性も一定数いるのでそこを狙っていくなら婚活男性は戦略的に難しい本を書いても良い場合もあります。
その場合は、学歴も年収も高いとさらに効果的です。
女性の場合は、このメリットは享受しにくいです。理由は「難しい本を読んでいる頭が良い女性素敵!」と思ってくれる男性が女性よりも少ないからです…
本当にこのへんジェンダー的に結果が分かれるところです…
好きな本を書く注意点
やはり、「読んでみたいな」と思ってもらえるような本を書くのがいいのではと思いました。
例えば、映画化・ドラマ化された作品。
これらは本を読んでいない人も映画やドラマを見ている場合は、共通の話題になります。
これはとても強いですね。
ベストセラーになっている作品。
ベストセラーなら本を読まない人も買ってみようかなと行動しやすいですね。
意外とささらないのが、芥川賞、直木賞作品。
これもまた「ああ、そういう高尚な本を読むのですね」
みたいな印象になりやすいです。
でも、読んでおくと、読書好きには、「おお、あなたも読んでいるのですね」と共通の話題になりやすいです。
つまり、本を普段読まない人も芥川賞、直木賞作品あたりは読んでおくのもお勧めです。
お見合いの受諾率を本だけであげられたらめっちゃいいですからね〜!