投稿日：2025/02/03

50代男性ご成婚インタビューを終えて

成婚エピソード
男性向け

50代成婚インタビュー
婚活をはじめたきっかけ
一緒にいると落ち着く相手
婚活で大切なのは焦らないこと。でも、行動は止めないこと
まとめ

50代成婚インタビュー

Sさんとは、もう20年来の付き合いになります。友人として長年接してきたからこそ、彼の人柄も、前妻との関係も、そして彼が本当はさみしがり屋な性格であることも、よく知っていました。だからこそ、「早く素敵なパートナーと巡り会えたらいいな」とずっと願っていました。

そんな彼が婚活を経て、ようやく優しい女性と巡り合い、ご成婚されたことを、私自身とても嬉しく思っています。

Sさんの婚活のプロセスは、「50代で婚活をすることに迷いを感じている男性」や、「地方で出会いが少なく、どうしたらいいか分からない男性」 にとっても、大いに参考になるはずです。

✔ 50代からの婚活では、どんな相手を選ぶべきなのか？
✔ どんな意識を持って活動すると、うまくいくのか？
✔ 婚活を続けるために大切なことは何か？

こうしたことを、実際のSさんの経験をもとにお伝えしていきます。
インタビューを通じて、50代で婚活を考えている方が「なるほど、こうすればいいのか」と思えるようなヒントを得られるきっかけになれば嬉しいです。

婚活をはじめたきっかけ

「このまま一人で生きていけるのか？」と不安を感じたことが、婚活を始める大きなきっかけになったという方は少なくありません。今回ご成婚されたSさんも、離婚を経験し、今後の人生を考えたときに、結婚相手を探そうと意識するようになったといいます。

「離婚して1年も経っていなかったけど、年齢を考えると早いほうがいいと思いました。60歳になる前に動いたほうがいいのかなと。正直、このままずっと一人でいるのは寂しいと感じていたんです。」
「前妻とは長い間別居していたので、世間的にどう見られるかの不安はありましたが、早めに動くことを選びました。年齢的に価値観の合う女性と出会うには、時間を無駄にするべきではないと思い、婚活をスタートしました。」

50代になると、周囲の友人や同世代の人たちはすでに家庭を持っていることが多く、ふとした瞬間に孤独を感じることも増えていきます。
仕事があるうちは気を紛らわせても、休日に一人で過ごす時間が長くなると、「このままずっと一人でいいのか？」と考えることが増えていくものです。

また、健康面や老後の生活を考えたとき、一人で生きていくことに漠然とした不安を抱える方も多いでしょう。病気になったとき、助けてくれる人がいないことへの恐怖、話し相手がいない日々への寂しさ…そうした気持ちが積み重なり、「やっぱり誰かと一緒に生きていきたい」と思うようになるのです。

しかし、婚活を始めるときに気になるのは、「この年齢でうまくいくのか？」という年齢の不安。実際、婚活を始める前にSさんも同じように悩んでいました。

婚活を始めるのに「早すぎる」「遅すぎる」ということはありません。むしろ、未来を考えたとき、「やってみよう」と思ったタイミングこそが、最適な時期なのかもしれません。

一緒にいると落ち着く相手

「特別な瞬間があったというよりは、デートを重ねるうちに自然と結婚が現実的なものになっていった、という感覚に近いです。最初は週に1回のペースで会っていましたが、次第にそれだけでは足りなくなり、平日の仕事終わりにも会うことが増えていきました。」

若い頃の恋愛のように、熱烈に好きになって燃え上がる関係ではなく、気づけばお互いにとって必要な存在になっていた——そんな形が、50代の婚活では理想的な関係なのかもしれません。

Sさんは、彼女と会うたびに少しずつお互いの距離が縮まり、自然と関係が深まっていったと言います。最初は週に1回のデートだったものが、次第に「もっと会いたい」と思うようになり、仕事終わりにも時間を作るようになったそうです。無理をして頻繁に会うのではなく、「自然にそうなっていった」ことが、二人の共通点だったようです。

「お互い、寂しがり屋なところがあり、相手との距離感も似ていると感じていました。無理なく一緒に過ごせる関係が心地よく、『この人となら、この先もずっと一緒にいられる』と思えたのが、結婚を意識する大きな理由になりました。」

婚活をしていると、「結婚相手に求める条件は？」と考えがちですが、50代の婚活で最も重要なのは、「一緒にいて安心できるかどうか」ではないでしょうか。

✔ 無理に話を盛り上げようとしなくても、自然と会話が続く
✔ 沈黙が気まずく感じない
✔ 「また会いたい」と思える関係が、無理なく築ける

こうしたポイントこそが、50代の婚活では「成功のカギ」になります。

Sさんが「この人となら、この先も一緒にいられる」と思えたのは、お互いに無理なく自然に関係を深められたからこそ。婚活では、短期間で結論を出そうと焦ってしまうこともありますが、時間をかけてじっくりとお互いの距離を縮めていくことが、最終的に「結婚につながる出会い」を生むのです。

「結婚相手に求めるものは？」と考えたとき、条件ではなく『一緒にいて心地よいかどうか』を基準にしてみることが、50代の婚活成功の秘訣かもしれません。」

婚活で大切なのは焦らないこと。でも、行動は止めないこと

50代で婚活をしていると、「なかなかうまくいかない」「思ったような出会いがない」と感じることもあります。特に、初めて婚活を始めると、「何回お見合いしてもうまくいかない」「このまま続けても意味があるのか？」とモチベーションが下がることもあります。

今回ご成婚されたSさんも、婚活をしている間に「やめよう」とまでは思わなかったものの、気持ちが乗らない時期があったといいます。

「婚活をしている間、『やめよう』とまでは思いませんでしたが、モチベーションが下がる瞬間は何度かありました。1年半の活動中、交際終了になるたびに、ふと立ち止まることがありました。ただ、『ここでやめても何も変わらないな』と思い直し、また申し込みをしました。そして、お見合いが成立すると不思議とやる気が戻り、再び前向きな気持ちで婚活に向き合えました。」

婚活では、短期間で結果が出るとは限りません。特に50代の場合は、お互いに慎重になることも多く、20代・30代のように勢いで結婚を決めるわけにはいきません。だからこそ、「焦らず、でも行動は止めないこと」が大切になります。

50代婚活で大切な3つのポイント

① 婚活は「続けること」が成功のカギ

一度や二度うまくいかなかったからといって、諦めてしまうのはもったいない。
「続けていたからこそ、今のパートナーと出会えた」という人が多い

② モチベーションが下がるときは無理をしない

「婚活がしんどい」と感じるときは、一度気分転換をするのも大事。

Sさんも、気持ちが乗らないときは婚活を一旦離れて、趣味の時間を楽しんでいました。

「モチベーションが上がらない時は、無理に頑張ろうとせず、自分の好きなことをしてリフレッシュしていました。特に、釣りや山菜採り、キノコ採りなど、自然の中で過ごす時間が良い気分転換になりました。こうした遊びがあったおかげで、婚活を続けることができたのだと思います。」

「婚活＝頑張りすぎること」ではない。

無理をせず、自分のペースを大切にしながら続けることがポイント。

③ 「ここでやめても何も変わらない」と考える

途中で諦めると、「やっぱり一人か…」と後悔することになる