それぞれの夫婦のあり方
先日、巨大水槽の並ぶお店で、熱帯魚に囲まれ、知人のお誕生日会を催しました。
この年になると、お誕生日は決して嬉しいものではないのですが・・・
ただ、お誕生日をきっかけに集うことが目的なのかもしれません(笑)
飲み放題で3時間。
和やかな雰囲気の中で、お酒が進むにつれて、女性軍は夫の愚痴、男性軍はお互いのかばい合い(?)。
でも、その愚痴って見方によれば「おのろけ」なんですよね。
愚痴を言われる夫も、まんざらでも無さそうです。
夫は定年退職を迎え、子ども達は既に結婚して独立。
家には新婚時代以来の夫婦二人きりの生活。
当たり前のように訪れる老後。
新婚時代との大きな違いは、一緒に泣き笑いしながら紡いできた時間が、お互いを知り尽くし、無二の存在にしていることなのでしょう。
これからの人生、子ども達に迷惑をかけないで、二人で元気に楽しく生活する事、それが大きな目標となるんですね。
だからこそ、食事の仕方や生活習慣に愚痴も出るのです。
それは夫に健康で長生きしてもらいたいから、
ずっと夫と一緒に居たいから、
ずっと楽しく生活したいから、なのです。
何とも微笑ましいではありませんか。
会もお開きになり、少し酔ったお互いを気遣いながら、寄り添うお二人の後ろ姿は、愚痴なんてどこ吹く風。
これも、長年にわたり育んできた夫婦愛であり、お二人の夫婦のあり方なのでしょう。
これから結婚される方たちは、どんな夫婦の姿を築いていくのでしょう。
仲良しカップルたちの、それぞれの夫婦のあり方。
想像するだけで、楽しみが広がっていきます。
やっぱり、人生、「ひとり」より「ふたり」がいいよね!