50代前半の秘書の女性が8ヶ月で成婚した婚活エピソード(3)

長かった親の介護が落ち着いて、自分をみつめる時間がようやくとれるようになると、自分は職場と自宅の往復、おしゃれにも無縁な孤独なアラフィフになっていることに気づきました。周りは子供が成長してこれからは自由という話を聞くことも多くなり、それとは対照的に、自分はずっと独りぼっちの週末やこれからの迎える老後に対して不安や恐怖、周りの同世代への劣等感が募るばかりの日々でした。もし隣に旦那さんがいたら、一緒にご飯をたべたり、旅行に行ったり、たわいもない話をしたり、買い物したり、楽しみや苦しみを共有したり、人として人生がもっと豊かに、楽しく生き生き過ごせるのではないかと思い、婚活を始めようと思いました。 ４０代の時に、無料の婚活サイト使って活動してみたことがあります。しかし、だまされそうになり、あくまでも個人的な感想ですが、「ただより怖いものはない」と思いました。それなりに費用をお支払いすれば、親身にしっかりサポートいただけるカウンセラーさんのもとで、ご結婚を真剣に考えておられる、身元もしっかりされた方々がお相手なので、安心して活動することができると思いました。

私のカウンセラーさんは自分が婚活に挫折すると、ただ単に優しく励まして下さるのではなく、メールの文面や電話でお話しした内容からしっかり汲み取って下さり、問題点や不安な点を見事にピックアップして下さりました。それに対する適格なアドバイスや、時には温かな叱咤激励、優しいメールもたくさん頂きました。夜型人間の自分には、私が悩んでいると察すると、夜な夜なご連絡をくださいました。カウンセラーさんとお話しすると、どんよりした不安が徐々に解消され、電話が終わったあとは、まるで魔法にでもかかったように元気になっていて、その後は前向きに活動することができておりました。本当に人間的にも素晴らしいカウンセラーさんに巡り合えたことはラッキーでした。 私は飛行機を眺めるのが好きなので、飛行機が真上に飛び交う公園や羽田に近い足湯に連れて行って下さったり、彼が私に食べさせてあげたいと思う定食屋さんやラーメン屋さんにも連れて行ってくださいました。普段は倹約家の彼なのですが、誕生日には日の出桟橋から出航する船上ディナー、クリスマスには海沿いの夜景の綺麗なレストランに連れて行って下さり、いざという時は私が喜びそうなことをたくさんして下さいました。また、道路を二人で並んで歩いていると、車道側にいつもいてくれました。顔の表情だけでも優しさが十分あふれており、この人ならきっと生涯自分を大切にしてくれるに違いない、自分もこの人を幸せにしてあげたいと思えるようになった時に、結婚したいと思うことができました。 最初は希望する年齢層や学歴、年収にばかり目が行ってしまっていたのですが、自分の理想と相手の希望が、自分の年齢も影響して、だいぶかけ離れていたため、理想の方とのお見合いまでたどり着くのが本当に大変でした。 ただ、理想の一つが欠けていても、それを補える何か素敵な部分があれば乗り越えることが出来ると思いました。その何か素敵なものは、自分にとっては、『にじみ出る優しさと思いやり』でした。

今日現在の自分が今の自分の一番若い時です。出会いがないと思ったら、重い腰を上げて一日も早く結婚相談所に登録してみてはいかがでしょうか。相手の方も真剣に結婚をされたいと思っている方々です。活動には困難や挫折はつきものですが、その先には幸せが必ず待っていると信じて、頑張ってください。私はアラフィフで結婚はほぼ諦めておりましたが、年齢は関係ないです。今はとても幸せです。