すれ違いを防ぐ秘訣：喜びと幸せの違いを理解しよう

パートナーの「感じる幸せ」に目を向けよう

こんにちは！

宇都宮市の結婚相談所、す～さんの結婚相談室です。

さて、恋愛や結婚生活を長く続けていく中で、誰もが一度は感じる相手との「すれ違い」。お互いを思いやっているはずなのに、どうしてか溝が生まれ、いつの間にか距離が広がってしまうことがあります。実は、その原因の一つが、私たちが「表面的な喜び」だけに焦点を当ててしまい、相手が「何を幸せに感じるのか」にまで心を寄せられていないからかもしれません。

例えば、ある夫婦の例を挙げてみます。彼はいつも彼女が喜ぶと思って、特別な記念日には高級レストランでディナーを計画します。彼にとって、それは最高の「喜び」を提供しているつもりでした。しかし、彼女は実は、もっとシンプルで静かな家での食事や、一緒に公園を散歩するような時間を大切に感じていました。彼女にとっての「幸せ」とは、豪華さや特別なイベントではなく、日常の中で愛情を感じられる瞬間だったのです。

ここで気づくのは、相手が喜ぶことと、相手が本当に幸せに感じることが必ずしも一致しないということだと思います。大切なのは、相手が「どんな瞬間に幸せを感じるのか」を理解すること。そうでなければ、どれだけ努力をしても、その結果はすれ違いを生むだけになってしまう可能性があります。

幸せの形は人それぞれ

「喜び」は目に見えるものです。プレゼントを贈る、旅行に連れて行く、特別なイベントを企画する。こういった行為は、分かりやすく、すぐに相手の反応を確認することができます。しかし「幸せ」はもっと深く、目に見えにくいものです。たとえば、毎朝一緒に飲むコーヒーのひとときや、寝る前の短い会話の時間。本当に小さなことに思えるかもしれませんが、パートナーにとっては心の平穏を保って、日々の幸福感を支える大切な瞬間なのかもしれません。

この違いに気づかないと、どんなに相手のために尽くしても「思っていたほど喜んでくれないのは何で？」と、不満が少しづつ少しづつ募っていってしまいます。逆に、相手が何を幸せに感じているのかを知っていれば、簡単な行動や言葉一つで、相手の心を満たすことができてしまうのです。

すれ違いを減らすために必要なこと

すれ違いを減らすためには、まず相手のことを知る努力が必要だと思うのです。「喜んでくれるだろう」と自分の価値観で考えるのではなく、相手がどう感じるのか、何を大切にしているのかに目を向けてみてください。そして、相手の話に耳を傾けてみてください。

カップル間で起こりがちな会話のミスコミュニケーションも、ここに根本的な原因があります。話を聞いているようでも、実は自分の基準で解釈してしまうことが多いのです。例えば、パートナーが「今日はちょっと疲れたな」と言ったとします。

あなたは「そうか、じゃあ家でリラックスしよう」と思うかもしれません。しかし、もしかしたらパートナーは「一緒に少しだけ外でリフレッシュしたい」と感じているかもしれないのです。この微妙なズレが積み重なると、少しずつ「自分の気持ちが伝わっていない」という不満が生まれてきてしまいます。

幸せを共有するためのコミュニケーション

では、どうすればお互いの「感じる幸せ」を理解して、すれ違いを防げるのでしょうか？ 

それには、日常の中でのコミュニケーションがカギとなりってきます。単に会話をするだけではなく、相手の表情や言葉の裏にある気持ちを読み取る努力が大切です。

お互いに感謝の気持ちを伝える時間を持つことも効果的です。「今日は一緒に食事ができて嬉しかった」「この前の散歩、すごくリフレッシュできたね」といった小さな言葉が、パートナーにとって大切な瞬間であることを確認する手助けになります。

また、時には「どんな時に一番幸せを感じるの？」などとストレートに聞いてみるのも良い方法ではないでしょうか。普段は意識しない「幸せの形」について考えるきっかけになり、意外な発見があるかもしれません！

まとめ

「何に喜ぶか」ではなく、「相手が何を幸せに感じるか」を知ることです。これこそが、長く続く関係において非常に重要になってきます。もちろん、相手が喜んでくれることを考えている姿も素敵です。

ただ、全部が全部、表面的な目に見える喜びを追い求めるだけでは、時にすれ違いが増えてしまいます。目に見えない「幸せの形」を理解して、それを共に共有することで、二人の絆はより強く、深いものになるのだと思います。

結婚生活やパートナーシップにおいて、毎日が特別でなくても、日常の中でふとした瞬間に幸せを感じられること。そんな、心を通わせた関係を築いていけたら幸せですよね。

す～さんの結婚相談室 鈴木