障がいと婚活
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目次
- 発達障がい
- 特性を活かす
発達障がい
京都、滋賀の結婚相談所 京滋ブライダル(keiji bridal)です。
「40歳からの男性婚活」をキャッチフレーズに今では、女性を含め30歳代から70歳代まで多くの方の婚活のお手伝いをさせていただいています。
今回は先日、入会面談に来られた30歳代の男性のお話です。
彼は、他の結婚相談所で既に何年も活動をされていたようですが、なかなかお見合が組めないとのお悩みから、京滋ブライダルにお越しになりました。
IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の相談所で会員数も多いだろうとの期待もあってのご相談でした。
会員数8万人を超え多くのお見合実績があることを説明していく中で、少し疑問が出てきました。
お話をしていく彼は素敵な男性で、何故、お見合が組めないのかということです。
そこで、突っ込んで聞いていくと「実は、発達障害なのです」とのこと、お話しさせていただく中では全然気にならず気づかなかった彼の特性について、詳しく聞くことにしました。大学時代に友人とトラブルを起こし、学校から一度精神的な診断を受けるように促されて受診した結果が「発達障害」だったそうです。
ただ、普段の生活に何の支障が無いことから、その結果を家族も受け入れることが出来ずに就職の際は隠して就職をするように家族からもアドバイスを受け、一般企業に就職されたようです。しかし、他の方と同じよう仕事をこなすことが出来ず、特に一度にいくつかのことを一緒にすることが出来ずパニックにもなるようでした。結局、発達障害であることを隠しての就労がご自身にとっても苦痛となり退職されたようです。その後もいくつか一般企業への就職を重ねるもののやはり同じような結果となり、一般枠での就職は難しくなり、現在では『障害者枠』としての就職をされているようです。
ただ、何度も申しますが普段の会話やコミュニケーションには何の問題も無く、違和感さえ持つことが無い彼の態度なのです。
そんな彼が、「障がい者」としてのレッテルはそのままお見合いのプロフィールにも明記されることにより、お見合を組む大きな壁になっていたようです。(IBJのプロフィール公開では、具体的な特性や病名を開示することなく、しかし隠すことも無く『お問い合わせ項目あり』として結婚相談所間での情報共有をしていますので、広く会員全員にその内容が知られることはありませんのでご安心ください。)
彼のように、とても大人しく誠実な姿勢の人間が一つの特性で結婚の大きな壁になるのは我々としても辛いことです。
特性を活かす
そんな時に思い出した記事をご紹介します。
「お、ねだん以上。」で知られるニトリ会長の似鳥昭雄氏の紹介記事でした。
注意力が散漫で人の言っていることが聞けない、整理整頓が出来ず、小学生時代から成績はいつもビリだったそうです。
そんな氏が数年前にあるきっかけで専門医に診てもらって「発達障害、ADHD」と分かったらしいです。また、分かってホットしたとおっしゃっていました。
奥様からは「あなたは誰でもやれるようなことはやれないで、誰もやらないことがやれる」とも言われ、障害のおかげで人が考えつかないようなことを考えられる「発達障害に生まれてよかった」と今は思われているようです。
好きな事には集中でき、自分は何が得意かは、自分で見つけそれが長所になり、短所が隠れるともおっしゃっています。「百のうち一つしか長所は無いけれど、あとのいろいろな短所は、一年でここまで成功しているからいいかと思うようになるのです」と・・・。
人にはいろいろな特性があり、それが短所なのか長所なのか、短所を嘆くのではなく、直らない短所は仕方がない、それよりも一つの長所を探し得意としていきましょうと、彼には伝えたいですね。(朝日新聞記事から)
「年収と婚活」こちらのブログもご覧ください。