「デート1回6万円」30代男性が成婚しない根本原因
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目次
- 無意味な交際希望は出さない
- お見合いでよく分からなかったからとりあえず交際はダメ
- 交際になっても連絡してこない
- 真剣交際に即答しない相手は?
- 成婚に必要な4つのこととは?
無意味な交際希望は出さない
こんにちは。
婚活アドバイザーの平健次です。
何年も婚活をしているのに、なかなか結婚できない人たちがいます。「婚活を簡単に考えていた」「そもそも本当に婚活で結婚できるのか?」そんな声を聞くことがありますが、苦戦している人たちを見ていると、相手の選び方を間違えています。
今回は、ある仲人さんが体験した、婚活でこんな相手を選ぶと失敗するという例をご紹介します。
自然な出会いで結婚するのと、婚活で出会って結婚するのとの一番大きな差は、まずは条件から入ることです。
サイトを見て、年齢、住所、年収、職業など、“この人となら結婚してもいい”と、まずは条件を納得できた人に申し込みをかけます。また、申し込まれてきたお見合いを受諾します。
そして、お見合いをしますが、良いか悪いかわからなかった相手には交際希望は出さないほうがいいと思います。もちろん、自分の中で、「もう一度くらい会ってみるか」という気持ちが勝っていたら交際希望を出すのも悪くはありません。
お見合いでよく分からなかったからとりあえず交際はダメ
39歳女性のAさんは、相談所で2年間活動をしてきたのだが、なかなか結婚相手に巡り会えず、活動場所を変えてみようと、仲人さんのところにやってきました。
仲人さんの相談所での初めてのお見合いは、個人事業主の45歳男性でした。お見合いのときは少々理屈っぽいところが気になりましたが、テンポよく会話ができたので、Aさんは交際希望を出しました。
ところが、初めてのデートのときのこと。確定申告の時期と相まって、彼が税金の話をしました。税務関係の仕事をしていたAさんは、その話の所々が間違っていたので、そこを指摘すると、「いや、そんなことはないですよ」と、Aさんが言ったことを認めませんでした。
また、最初のデートでは、相手の男性が1000円程度のランチをごちそうしてくれたので、別れ際に、「次回は、私にごちそうさせてください」とAさんが申し出ました。その後、2回目のデートの日程が決まると、男性が「ここに行きませんか?」とLINEにURLを貼ってきました。その店は、一番安いランチが2000円から始まっていたそう。
Aさんは、仲人さんに言ました。「2回目のデートは、結局2人でランチして、5000円くらいかかりました。ごちそうするのはかまわなかったんですが、“この間のランチは2000円ちょっとだったのに”と思ったら、いい気持ちがしなかった」。
3回目のデートでは、「郊外にドライブに行きましょう」と誘われました。あまり気が進まなかったが断る理由もなかったので、了解の返事をすると、「そのときは、お弁当を作ってきてくださいね」というLINEが来たそう。
そのLINEを見て、Aさんは仲人さんに相談しました。「ランチのときも腹落ちしなかったのですが、ドライブデートに『お弁当を作ってきてください』と言われて、なんだかちゃっかりしているなって。自分がガソリン代を出すからって思ったのでしょうか?」
何より、狭い車の空間に2人で長時間座っていることを想像したら、そこでなんとも嫌な気持ちになったそうです。
「今頃気づくのは遅いのですが、私、相手の男性とは生理的に合わないことがわかりました。ただ、ドライブデートの約束はしてしまったので、そこは1日我慢をして行ってこようと思います」
そこで、仲人さんはこんなアドバイスをしたそうです。「ドライブデートは、キャンセルしましょう。そして、交際終了を出しましょう。『約束したから悪い』と、断ることを前提に1日苦痛なデートをする。それでは自分の気持ちが疲弊しますよ。それに、断られることを知らずに1日過ごすお相手の時間も無駄になってしまいます」
すると、Aさんは言いました。「私、これまでお見合いをして、よっぽど嫌な人でなければ、交際希望を出すようにしていたんです。そして、そこから最低でも3回は会うようにしていました」。
まずはそこが間違っていると、仲人さんは指摘をしました。「お相手と対峙したときに、加点法で前向きに捉えることは大事です。でも、よくわからなかったとか、嫌ではなかったから次も会おうというのは、そもそも相性が合わないということ。あと、“交際になったら3回は会おう”というルール決めもしないほうがよいです。それが、婚活疲れにつながっていくんですよ」
その仲人さんの経験則だと、お見合いのときに、“よくわからなかったから、もう一度会おう”と思った相手と、成婚にたどり着いた会員はいません。成婚にたどり着く相手というのは、最初から、会話のテンポもフィーリングもピッタリと合うものだそう。
交際になっても連絡してこない
結婚相談所では、お見合い後に交際になると、相談所を通して初めて名前が明かされて連絡先の交換をします。そして、交際になったその日か翌日に、電話をする時間を決めて男性が女性にファーストコールをする。もしくは、メールを送ってファーストコンタクトを取り合います。
まず、この段階で結婚できる相手か否かがわかります。
初めて連絡を取り合ったときに、次に会う日(ファーストデート)の提案ができない男性、もしくは、「次はいつ会えますか?」と言われているのに、日にちが出せない女性は、婚活では結婚ができない人たちです。
45歳女性のBさんは、47歳の男性とお見合いの後に、交際になりました。交際になったその日に、男性からファーストコールがあり、そのとき、「交際希望を出していただき、ありがとうございました。LINEを交換しましょう」と言うと、男性は早々に電話を切ってしまいました。
そして、LINEのQRコードがショートメールで送られてきたので、それでひとまずLINEはつながったそうです。
ところが、そこからまったくLINEは送られて来ず、4日後に、Bさんから「お仕事お忙しいですか?」とLINEを入れてみると、「忙しいです」という1行の返事。
そこからまったく連絡がなかったので、翌週、「今週末、お時間あるようでしたらお会いしませんか?」とBさんがLINEすると、「今週末は忙しいです」との返事。そこで、Bさんはすっかりしらけてしまい、相手の男性から連絡が来るまでは動かないことにしました。
しかし、お見合いから1カ月後、しびれを切らしたBさんは、「そろそろお会いしませんか?」とLINEを入れました。
結婚相談所では、交際になったにもかかわらず、一度も会わずに“交際終了”を申し入れると、ペナルティが発生するからです。なぜ、こんな取り決めがあるかというと、1つひとつの交際を大切にし、なおざりにしないためです。
Bさんは、とにかく一度は会って交際終了を出そうと思いました。そしてお見合いから5週間後の週末にやっとランチにたどり着き、それを終えて交際終了を出したそうです。
Bさんは仲人さんに言いました。「ファーストコールの後、LINEのQRコードを送ってきた以外は、一度もご自分から連絡をしてこられませんでした。この1カ月ちょっとの間、私がLINEを送ると、数行の返事が来るという状態。ご自分からコミュニケーションを取ろうとしない方が、なぜこの活動をしているのか不思議でした」。
実はこうした男性は、相談所内に一定数います。年齢的に漠然と結婚したほうが良いと思っているのだが、これまで女性とお付き合いした経験がないので、やり方がわからない。親が独身の息子を心配して、相談所に入れているケースもあります。
こうした男性たちは、婚活サイトに登録してお見合いを繰り返していれば、いつかは結婚できると思っているのでしょう。しかし、お見合いをしただけでは結婚ができるはずもありません。婚活で結婚できる男女は、数多くのお見合いが組める人ではなく、お付き合いに入ってから、2人の距離を縮めるための行動が起こせる人なのです。
真剣交際に即答しない相手は?
結婚相談所には、仮交際と真剣交際の区分があります。仮交際は、お相手の人柄を見る期間と考えられているので、新しいお見合いもできるし、複数の相手と仮交際をしてもOKです。その中で、“この方となら、結婚に進める”と判断した相手と “真剣交際”に入ります。
真剣交際は結婚を前提にした交際なので、向き合うのは1人だけです。新しいお見合いは出来なくなるし、複数と仮交際をしていた場合は、他の人には“交際終了”を出します。
38歳男性のCさんは、32歳の女性とお見合い後に仮交際に入り、すでに3度のデートを重ねました。その女性とファーストデートを終えたときに、「他の仮交際の2人の女性よりも話が合うし、一緒にいて楽しい」という理由から、仮交際していた他の女性2人には交際終了を入れ、その32歳女性だけに絞りました。
Cさんとしては、3度目のデートを終えた時点で、32歳女性と真剣交際に入りたいと思いました。ただ、相手の女性がほかの男性とも仮交際をしているかもしれないので、それとなく探りを入れてみたそう。
「僕のほかに今、交際している人がいますか?」「いませんよ。Cさんだけです」
その答えを聞いて、Cさんは4度目のデートを終えたときに「真剣交際に入りませんか?」と聞いてみました。ところが、相手女性は答えを濁してきた後、こんな提案をしてきました。
「次の週末、1日一緒に過ごしませんか?」
聞くと、自分が好きなキャラクターのいるアミューズメントランドに行こうとのこと。自分が好きな場所で1日過ごすことで、彼との相性や未来の可能性があるかどうかを見たかったのでしょう。
そして、そのデートの後で相手の女性は交際終了を出してきました。Cさんにとっては、真剣交際に進めることを期待してのデートだったので、失望感はかなり大きかったようです。
Cさんは言いました。「交通費、そこで1日遊んだお金、食事代、すべて僕が出したので、6万円くらいはかかったんですよ。せこいことを言うようですが、真剣交際に入る答えをもらえたのなら生きたお金だったけれど、この結果じゃ、お金を捨てたような気持ちです」。
仲人見でいえば、真剣交際を一方が申し入れてきたときに、そこで相手が即答で了承しなかった場合、そのカップルが結婚までたどり着く可能性は低いようです。
成婚に必要な4つのこととは?
結婚は、“運”、“タイミング”、“覚悟”、“決断”が双方で合致したときに成り立つと、仲人さんは思っています。
結婚できる相手に出会えるかどうかは、“運”です。いわゆる“ご縁”という目には見えないもの。だから、失敗をしてもあきらめずに出会い続けていく。そうしないと、運は巡ってきません。
運よく出会うことができ、お付き合いが始まったときに、お相手が結婚を決めるスピードと自分が決めるスピードが一致しないと、気持ちはズレていきます。この“タイミング”が一緒だということは、相性が合っているのです。今回のCさんと相手女性のケースは、ここがズレていました。
また、結婚したところで、未来に何が待っているかはわかりません。結婚してみたら、思いもよらなかった不幸な出来事が待っているかもしれません。しかし、そんな未来のことを心配していたら、結婚なんてできないのです。私はこの人と結婚して幸せな未来を紡ぐ! そんな“覚悟“がないと、結婚できないのです。
そして、その覚悟を持ったら、「結婚する」という”決断“を下します。
婚活で結婚相手を見つけたいなら、お見合いでは“可もなく不可もなし”の相手は選ばないことです。交際に入ったとき、動けない相手にはさっさと“交際終了”を出すことです。真剣交際をこちらが打診したときに前向きな答えを即答できない相手とは結婚は難しい。これは、ぜひ覚えておいてほしいです。
とのことです。
→結婚はタイミングが重要です。私も、妻と再会したのは何かの「運」でしたし、「タイミング」もあったと思っています。
また、正直言うと、100%の理想の相手ではなかったのですが、これを逃すとこの先も結婚できないだろうと「覚悟」を決めて結婚する「決断」を下しました。
その結果、今の結婚生活があるので、この仲人さんのおっしゃる通りだと私も実感しています。婚活で苦労している皆さんにもぜひ、上記4つのことを頭に入れて活動してほしいと思います。
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女性向けですが、男性も参考にしていただき、女性の気持ちを理解して婚活に役立ててください!