50代前半の会社員の男性が6ヶ月で成婚した婚活エピソード(4)

昨年（2023年）の夏にプライベートで非常に落ち込むことがあり、深い人間不信に陥り自暴自棄になっていたときに、仲の良い後輩が「プライベートで幸せにならないと、亡くなった奥様もいつまでも安心できないよ」とアドバイスしてくれたのがきっかけでした。
ちょうど今年（2024年）は前妻を病で亡くして10年の年、また下の娘も小学校を卒業するといった大きな区切りの年になるため、新しい人生を歩むべく前へ進もうと婚活を決意しました。 そのアドバイスをくれた後輩は婚活し、結婚したばかり。その彼からの強い勧めでカウンセラーさんとお会いすることになりました。50代、子持ち男性、そして婚活についてなんの知識も持ち合わせていない私に対して、初日の打ち合わせから明るく、楽しく、丁寧に説明、また沢山はげましてくださり、「婚活」という未知の世界に一歩踏み出す不安感がほぐれました。この方の言うことなら信じて頑張れるな、と思いました。

ファッションデザイナーの顔を持つカウンセラーさんなので、写真館での写真撮影の直前に一緒にＹシャツとネクタイを選んでくださったことやデートするときに着ていく服を考えてくださったことがとても心強かったです。また、初めての婚活でお見合いを申し込む相手の選び方がまったくイメージできない私に、「こんな人はどう？」「こんな人も素敵じゃない？」と申し込み相手の候補写真をどんどん送ってくださったことなどもとても助かりました。
でも何よりもうれしかったことは、私の幸せだけでなく、私の子供たち、特にまだ小学生だった娘の幸せのことを考えて、常に婚活の進め方、パートナーとの関係の作り方をアドバイスしてくださったことです。私が困ったり悩んだりしたら、すぐにラインや電話で相談にのっていただけたこと、とても感謝しております。 とてもありがたいことに、すぐに何人かの方とお見合い、仮交際をすることができましたが、私自身、もともと女性慣れしていなくて、デートプランなんてたてられない人間。ましてやこの10年間はシングルファーザーとして子育てと仕事に奔走する毎日だったので、おしゃれなお店やロマンチックなスポットなんて何ひとつ知りませんでした。何人かの方と仮交際に進んだのですが、デートプランを次から次へと考えないといけないことが非常に大きなプレッシャーになっていくなかで、彼女だけが「私、デートで行きたいって思っていたところが沢山あるので、全部私に任せてください」って笑って受け止めてくれて、どんどんデートプランを提案してくれました。そして気づいたら、彼女とのデートの回数だけがどんどん増えていきました。
気の利いた会話もできない、おしゃれなお店も知らない、おまけに子供の予定を優先しないといけない、そんな3重苦（笑）をかかえた私をいつも笑顔で包んでくれる彼女こそが、自分の運命の人だ、と思いました。

とても古い歌ですが、水前寺清子さんの名曲「三百六十五歩のマーチ」で「幸せは歩いてこない　だから歩いてゆくんだね」という一節がありますが、まさにその通りかと思います。「自ら動く」ことで皆さんも幸せをつかんでいただけたらと思います。
ただ「自ら動く」こととあわせて、「自分自身を知る」こともとても大切だと痛感しました。婚活を始めると、お相手の身長、体重、趣味、仕事内容、年収など相手に対する要望や希望を考えがちですが、自分はいったいどんな人間なのか、自分が幸せになるために本当に必要なものは何なのか、を深く知ることができていないと、婚活が進んでいくうえで必ず訪れるであろう重要な局面での決断/判断が難しくなると感じました。
だからこそ、自分自身のことを客観的にアドバイスしてくれる存在はとても重要で、私の場合はカウンセラーさんがずっと並走してくださり、第三者の視点からの的確な意見を常にくださったことで本当に有意義な婚活を進めることができました。
皆さんにとってすてきな婚活であることを祈っております。