男性仲人が見た「バチェロレッテ2」最終話の感想
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目次
- 本日は「バチェロレッテ2」最終話の配信日
- 「バチェロレッテ2」最終話のあらすじ
- 最後に効いた愚直なボディブローの積み重ね
- 若干薄味だった「バチェロレッテ2」
本日は「バチェロレッテ2」最終話の配信日
Amazonプライムの人気恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」シリーズの男女逆転版「バチェロレッテ シーズン2」。第4回目の配信となる本日は最終話が公開されました。今回のファイナリストは以下の2名です。
長谷川惠一さん(36歳、プロバスケットボール選手)
佐藤マクファーレン優樹さん(28歳、プロバスケットボール選手)
奇しくも2人ともプロバスケットボール選手。こんなことある?ラストでマクファーさんが長谷川さんにパスして「左手は添えるだけ…映画版スラムダンク今冬公開!」なんてオチちゃうん?などとスラムダンク世代の私などは妄想してしまいますが…
これまでの「バチェラー」シリーズと比較して、ここまで割とおとなしめの印象が強い今回の「バチェロレッテ2」ですが、このまま王道の展開になるのか、それとも大どんでん返しがあるのでしょうか?
これまでの記事
▼男性仲人が「バチェロレッテ2」配信前情報から妄想する
https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/79502/
▼男性仲人が見た「バチェロレッテ2」1-3話の感想
https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/79742/
▼男性仲人が見た「バチェロレッテ2」4-6話の感想
https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/80113/
▼男性仲人が見た「バチェロレッテ2」第7話の感想
https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/80525/
男性メンバーのプロフィールについては、以下のオリコンニュース記事を参照
https://www.oricon.co.jp/special/59425/
*お断り
・以下、ネタバレ含みます。
・あくまで個人的な主観に基づく感想です。出演者の方を貶める意図は一切ありません。
「バチェロレッテ2」最終話のあらすじ
今回は、男性2人と美紀さんの家族の顔合わせ。
美紀さん、故郷である名古屋で長谷川さんとマクファーさんを迎える。
先に現れたのは「ご両親に会うために」とヒゲを綺麗にそって臨む長谷川さん。しかし「なんか変わった?」とヒゲに気づかない美紀さん。
今回美紀さん家は、お父さんとご兄弟が来れなくて、お母さんのみとの顔合わせ。前回の萌子さんもお母さんのみでしたが、父親からすると娘がバチェロレッテに出るというのは苦々しいものなんでしょうかね。
そんなお母さんが、娘の結婚相手の条件として真っ先に挙げたのは「経済力」…身も蓋もない笑
まるで大使館みたいなおうちでお母さんを交えての三者面談。お母さんの表情に長谷川さんへの警戒感が見え隠れします。
スポーツ選手を引退した後どうするか、というお母さんからの質問に「スポーツに恩返しできるような仕事がしたい」と答える長谷川さん。
続いて現れたマクファーさん。会うなり美紀さんの頬にキスする。
「母の前でも変わらず私への気持ちを伝えてくれるのか」という美紀さんの期待に対して「美紀さんは天使、大好き、素敵な女性」と100点満点の答えを叩き出す。
引退後はどうするか、長谷川さんと同じ質問に対して少し考えた後「今は答えを出せない。美紀ちゃんを幸せにするために結果を出す」とマクファーさん。お母さんに響いたのはどちらの答えだったでしょうか?
美紀さんに二人の印象を聞かれて「長谷川さんは頼れる、マクファーさんは美紀と似ている。自然体の人と一緒になったほうが安定した生活を送れる」とお母さん。お母さん、だいぶ保守的な印象を受けますが、やはり親としては娘のことを考えると気になるところでしょうね。
そして日を改めて、マクファーさんとお互いの愛犬を連れてドッグラン。美紀さんの愛犬「ぷに」に威嚇されまくりのマクファーさんですが「時間をかければ仲良くなれる」と前向き。「旅が始まってから一番何も考えずにいれる」という美紀さん。少し表情に長旅の疲れが見えますね。
その後二人でホテルの部屋で語らい。美紀さんが中学校のときいじめられて円形脱毛症になったことを話す。その際に悲しむ家族を見て、あえて強くならないといけない環境に自分を置いてきた、との事。かわいい子はやっぱりいじめられるんでしょうかね。
最後はなんとマクファーさんがピアノを演奏。いや、このギャップはやられるでしょう…最後までこんなカード隠し持ってたんかいマクファー…
次は長谷川さんのパーソナルトレーニングを受ける。
「最後は特別なことはせず、恵一らしい面を見て一緒に過ごしたい」という美紀さん。
ストレッチをしながら、相変わらずどう見ても恋人同士のようにイチャつく二人。
その後は二人で、新潟産のお米と名古屋の味噌を使っておにぎりとお味噌汁をつくる。「塩の味がしない」と文句を言う美紀さん。塩が効いてない、というのは押しが足りてないという比喩ですかね…考えすぎかな笑
長谷川さん、旅の間にずっと書いてたという日記を見せる。そして美紀さんへの思いを書き綴ってきたバスケットボールに最後に書いた言葉は「Will you marry me?」
これで今回のバチェロレッテのデートは全て終了。スタジオのナインティナインとシェリーさんの予想も割れます。
そして最後の、夜景をバックにしたローズセレモニー。
坂東さんに「真実の愛は見つかった」と告げる美紀さん。二人の男性を迎えます。
先に現れたのは長谷川さん。「美紀じゃなかったら俺は変われなかった。心から愛してます」
次にマクファーさん。「この世で一番美紀ちゃんの事を愛してる。一緒に幸せになりたい。I Love You」
最後の決断の時を迎えた美紀さん、突然二人に背を向けて泣き始める。
なんとか落ち着きを取り戻し、ローズを手にした美樹さんが口にした名前は…
「佐藤マクファーレン優樹さん」
残念ながら選ばれなかった長谷川さんに「ボールにYesと書けなくてごめんね」と伝えた後、穏やかな表情でマクファーさんと向かい合う美紀さん。
「たくさん愛を伝えてくれてありがとう。ずっと言えなかったけど…I Love You」
抱き合ってキスした後、マクファーさんがひざまづいて美紀さんの指にリングをはめる。
美しい夜景を、肩を寄せ合って眺める二人。ずっと堅く冷たい鎧をまとっていた女性経営者は、長い旅の果てに鎧を脱いで寄り添うパートナーを見つけることができました。
最後に効いた愚直なボディブローの積み重ね
ということで、最後に美紀さんが選んだのはマクファーさん。
実は私、この本編を観る前にうっかりこの後のアフタートークを再生して結末を知ってしまい「えっマクファー?何で?」という混乱状態のまま本編を観ることになりました。恐らく多くのバチェラーファンと同じく、私も順当に長谷川さんが選ばれるだろうと思っていたからです。
そしてローズセレモニーまでの経緯を見ていても、やはり美紀さんとの相性がいいのは長谷川さんに見えましたし、確かにマクファーさんのピアノ演奏という隠し玉には第三者の私でもグッときましたが、それでも美紀さんの中での評価を覆すような決定打には思えませんでした。
ただ同時に観ていて感じたのは、美紀さんが精神的に特別な状態に置かれている、ということでした。長旅の疲れに加えて、この「バチェロレッテ」という特別な環境、そしてただ一人の男性を自ら選ばないといけないというプレッシャーの中で、恐らく私たちがモニター越しに見るよりもはるかに多くの感情や葛藤が美紀さんの中であったのだろうと思います。
そんな精神的に極限状態の中で美紀さんが最後に信じることができたのが、他の男性陣に白い目で見られようとも愛の言葉を伝え続けたマクファーさんだった、ということではないでしょうか。
バチェロレッテの「鎧」を脱がせることができたのは、手紙でも日記でも絵でも刺繡でもなく、マクファーさんの「愛の言葉」という愚直でストレートなボディブローの積み重ねだったという事です。ふだん直接的な愛情表現を避けがちな我々日本男児は、この事実を真摯に受け止める必要があると思います。
一方、直前まで優勢でありながら最後にまくられた形になってしまった長谷川さん。「バチェラー4」の休井美郷さんもそうでしたが、やっぱり最後の勝負どころは「失点の無いよう置きに行く」ではダメで、そこで瞬間最大火力を出さないと結局負けてしまうという教訓になりましたね。
若干薄味だった「バチェロレッテ2」
最初に美紀さんが掲げた「鎧を脱ぐ」というテーマがきれいに回収された今回の「バチェロレッテ2」。実際、最後のマクファーさんと2人でいるときの美紀さんの表情は、バチェロレッテでも女経営者でもなく普通の20代女子の顔でしたね。
前回のバチェロレッテのヒロインである福田萌子さんは、男性目線で見るとかなりクセの強い方で観ていて引っかかる個所も多かったですが、今回の美紀さんは見た目もリアクションも王道のヒロインという感じで、その点ではストレスを感じることなく最後まで観ることができました。まあ女性目線で観ると違うのかも知れませんが…
ただ「バチェラー3」「バチェロレッテ」「バチェラー4」と、近年のバチェラーシリーズは濃いめのキャラと展開が続いただけに、若干の物足りなさを感じてしまった事も事実です。まあこれが本来の「バチェラー」シリーズで、前述の3部作が規格外すぎたとも言えますが笑
さて「バチェロレッテ」を夏に前倒ししたということは…当然この後あるんですよね「バチェラー5」が!アマプラさん、楽しみにしていますよ!