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男性仲人が見た「あいの里2」19-20話の感想

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コイワ・パートナーズ結婚相談所「男性仲人が見た「あいの里2」19-20話の感想」-1

目次

  • 「あいの里2」19-20話がNetflixで配信
  • 「あいの里2」19-20話のあらすじ
  • 同世代に勇気と忘れていた感情をくれた「あいの里」
  • 驚異の成功率をたたき出す令和最強の婚活スポット?
  • やっぱり難しかった「歳の差カップル」

「あいの里2」19-20話がNetflixで配信

11/5からNetflixで配信されている「あいの里 シーズン2」。30-50代の男女がひとつ屋根の下で自給自足の共同生活をしながら、人生の後半を共に歩むパートナーを見つける、一風変わった恋愛リアリティー番組です。今回は12/3に配信された19話と、最終回となる20話の感想になります。


前回までの記事

▼男性仲人が見た「あいの里2」1-4話の感想

https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/128843/


▼男性仲人が見た「あいの里2」5-8話の感想

https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/128926/


▼男性仲人が見た「あいの里2」9-12話の感想

https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/129012/


▼男性仲人が見た「あいの里2」13-16話の感想

https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/129357/


▼男性仲人が見た「あいの里2」17-18話の感想

https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/129787/


18話終了時点でのメンバーは、以下の男性3人、女性4人の計7人。


せん姉(女性 食育トレーナー 57歳)


ギタりん(男性 音楽教室の先生 52歳)


タナさん(男性 商社経営 52歳)


パチゆみ(女性 スポーツジム経営 51歳)


アロマ(男性 エイジングケアサロン代表 43歳)


あやかん(女性 秘書 35歳)


みぽ(女性 ヨガインストラクター 35歳)


*メンバーのプロフィールについては、オリコンニュースの記事を参照

https://www.oricon.co.jp/news/2352424/full/


前回の最後に「あいの鐘」を鳴らした初期メンバーのパチゆみ。これまでは同じく初期メンバーで50代のせん姉と共に他の若手メンバーの恋愛を見守る立場でしたが、ここでようやく自らが動き出しました。お相手は同じく50代のタナさん。年配メンバー同士のカップルは成立するのでしょうか?


*お断り

・以下、ネタバレ含みます。

・あくまで個人的な主観に基づく感想です。出演者の方を貶める意図は一切ありません。

「あいの里2」19-20話のあらすじ

【エピソード19 50's女性たちの恋】

鐘の音を聞いて整列するメンバーの前に現れるパチゆみ。指名したのはもちろんタナさん。庭にはかつてマンハッタンが植えたハイビスカスの花が美しく咲いています。「タナさんに美味しいごはんをいっぱい食べさせてあげたい。それが”好き”って気持ちなのかな、って」と伝えるパチゆみ。そして最後の夕食もパチゆみ自らがカレーを作って自らトークを回す…改めて、彼女が”あいの里”のお母さん的な存在だったことに気づかされます。夜、同士のせん姉を呼び出して「早く鐘を鳴らしたほうがいい。何なら明日にでも」と伝えるパチゆみ。

そして翌朝、帰り支度をして待つパチゆみの前に、なぜかパチゆみのオーバーオールを着て現れるタナさん。もしかしてマンハッタンが退場した際に作業着が足りなくて困ったからパチゆみのオーバーオール借りパクしようとしてる?改めて「ずっとタナさんとだけ向き合ってきました。好きです。一緒に帰ってください」と伝えるパチゆみ。「4人の子供のことを考えたときに”キスできひんな”と。そこには答えられへん」とタナさん、おもむろにオーバーオールを脱ぐ。これは告白失敗か?と誰もが思いましたが「僕の本音はパチゆみと外に出たい」とハグ。シーズン2の4組目は、50代同士のカップルとなりました。大人らしいしっとりとした結末でしたね。

翌日、残った住人が昨日の感想を語りあっている中、せん姉が「行くぞ」と呟く。なんと本当にパチゆみのアドバイス通り、翌日に「あいの鐘」に向かいます。緊張で過呼吸気味になりながら鐘を鳴らすせん姉。指名したのはアロマ。「怖かった。腰が抜けた」と言うせん姉の手を取ってエスコートするアロマ。芝生のベンチで「私にとって宝物の娘のことを考えてくれてありがとう。一緒にいて欲しい。大好きです」と伝えるせん姉。

一方、初期メンバーが次々と去り寂しさから泣き崩れるあやかん。彼女の行方がこのシーズン2のクライマックスになりそうですね。


【エピソード20 愛はいいよいいよ】

ついに5人になってしまった「あいの里」の住人。オープニングが寂しい…

せん姉の告白を受けた翌日のアロマ、爽やかな色のセットアップでせん姉の前に登場。「鐘を鳴らしたいほど好きな人に会えたから悔いはありません。お返事を聞かせてください」と言うせん姉に「まだあいの里に来て未来の計画を立てられていない。せん姉とは一緒に帰れない」とアロマ。あくまでも「自分が悪い、自分にはもったいない、後悔してる」という、せん姉を傷つけない形でのお断りとなりました。

住人に見送られ、里を出るせん姉。里の門を出た瞬間、素に戻って「ウソだろ、マジかよ」と毒づく…姉さんまだカメラ回ってますぜ笑

住人が4人となり、ひとりで食事の準備をするあやかん。当初はネギもまともに刻めなかったあやかんの成長に、ギタりんは改めてあやかんへの想いを募らせます。そしてコツコツ作り続けていた露天風呂がついに完成。檜づくりで本格的。しかし何と、明日で「あいの里」のロケ終了のこと。もったいない…焦ってまた暴走気味になるギタりんに「今いっちゃったほうが絶対いい」とギタりんを促すスタッフ。変なテンションで鐘を鳴らすギタりんに引き気味の若者たち。ギタりんは最後までギタりんでしたね…そしてギタりんは三味線でオリジナルソング「愛はいいよいいよ」をあやかんに披露。ギタりんの想いというよりかは、ギタりんを第三者から見たような歌詞でしたね。歌詞の解釈をめぐってMCのロンブー敦さんとベッキーさんも困惑します。

そして翌朝。ずっと着れなかったノースリーブを着るかどうかで悩むあやかん。一方、あやかんを待つギタりんの側で、あいの里に居ついていたネコが皿を落として割る…縁起悪い笑

結局、長袖の服で現れたあやかん。「ありったけの”好き”って気持ちを私にくれてありがとう。今の気持ちは…」とここであやかんの言葉が止まります。どっちだ?

「生涯の大親友であってほしい。今は恋人として出ることはできひん」

残念ながらカップル成立ならず。最後は「以上です」と笑いで締めるあやかん。握手して別れようとするギタりんをあやかんから「ハグくらいいいやんか」とハグしてお別れ。ある意味、恋人以上に貴重な関係を築けた2人でしたね。そういえば2人で作ったオリジナルソングはどうなったんだろう?あの歌こそエンディングに相応しかったと思うんだけど…

ここで「あいの里」シーズン2は終了。アロマ、あやかん、みぽの若手3人が残りましたが、この3人はまだまだ時間があるのでこれを糧にまた良い恋愛をしてもらいたいと思います。そして最後にノースリーブを着れたあやかん。「自分に自信を持つと約束したい」と晴れやかな顔であいの里に別れを告げました。

同世代に勇気と忘れていた感情をくれた「あいの里」

「いや、良かった…」私はこの「あいの里」シーズン2からの参戦でしたが、最終回を見終わった後に思わずこうつぶやいてしまうほど良い番組でした。

序盤こそ、自分と同世代のオジサン・オバサンが”男子””女子”と呼び合いながらキャッキャしてることに共感羞恥を感じてしまうこともありましたが、そんな彼ら・彼女らが真剣に相手と向き合い、自分の恥ずかしい部分もさらけ出しながら恋愛をする姿に思わず目頭が熱くなりました。ロンブー敦さんが途中で何度も涙されていましたが、私もその気持ちがすごく分かります。

と同時に、好きな人にかまってもらえて浮かれる気持ちとか、好きな人が他の同性と楽しそうにしているのを見て嫉妬する気持ちとか、そういう久しく遠ざかっていた恋愛にまつわる様々な感情を、出演者の皆さんを通じて私たち視聴者も追体験することができました。そういう意味で、14人の出演者の皆さん全員に「ありがとう、お疲れ様」と心からの拍手を送りたいです。

驚異の成功率をたたき出す令和最強の婚活スポット?

今回参加した14人の住人のうち、めでたくカップルになれたのは4組8人。40代以下に絞ると9人中6人となりカップリング率66%、告白成功率はなんと3人中3人が成功で100%となりました。婚活に関わる人間からすると、この数字はとにかく驚きでしかありません。しかもこれはアロマやみぽのような、終盤ちょこっと参加しただけのメンバーも含めての数字ですから、実感ベースでは「40代以下の男女なら、”あいの里”に行けばよっぽど下手な立ち回りをしない限りは相手を見つけられる」というのが近いでしょう。これはまさに「令和最強の婚活スポット」と言ってもいいのではないでしょうか。

思ったんですけど、過疎化に悩む地方の自治体とかはこの「あいの里」を開催してみれば良いのでは?30代-50代(いまや地方では50代でも”若いモン”扱いです)がまとまった単位で来てくれて、空き家を勝手にリフォームしてくれて、休耕地を勝手に耕してくれる、コストは1日500円の食費と光熱費ぐらい…良いことずくめではないでしょうか。少なくとも中途半端な子育て支援なんかよりよっぽど良いと思います。

やっぱり難しかった「歳の差カップル」

いっぽう、50代の「年長組」にとっては、今回はやや厳しい結果になりました。タナさんとパチゆみの同世代カップルこそ誕生したものの、年下の住人を狙いにいったマンハッタン、せん姉、ギタりんはあえなく撃沈。本人たちは手ごたえを感じていたのかもしれませんが、第三者から客観的に見ればいずれもノーチャンスだったというのが正直なところです。

これは歳の差というよりも、私が初回のブログでも書いた、年長組と年少組の間における「他人との距離感やコミュニケーションの手順においての明確な断絶」が原因だと思います。同意を得ずにパーソナルスペースにズカズカ踏み込んでくる年長組に、年少組は思っている以上の拒絶感を持っていることを意識したほうが良いと思います。ギタりんのニノへのセクハラが今回は大問題になりましたが、たみフルの手にキスしたマンハッタンや会話中に脚を絡めるせん姉も、レッドカードで即退場になってもおかしくない問題行動でした。こういった点で拒絶感を相手に持たれてしまうとそもそも勝負の土台にすら上がれないということを、年下狙いの婚活戦士たちは十分に気をつけましょう。

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