男性仲人が見た「あいの里2」9-12話の感想
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目次
- 11/12から「あいの里2」9-12話がNetflixで
- 「あいの里2」9-12話のあらすじ
- 一線を超えてしまったギタりんの暴走
- 待望の「真のイケおじ」タナさん
11/12から「あいの里2」9-12話がNetflixで
11/5からNetflixで配信されている「あいの里 シーズン2」。30-50代の男女がひとつ屋根の下で自給自足の共同生活をしながら、人生の後半を共に歩むパートナーを見つける、一風変わった恋愛リアリティー番組です。今回は11/12に配信された9-12話の感想になります。
前回までの記事
▼男性仲人が見た「あいの里2」1-4話の感想
https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/128843/
▼男性仲人が見た「あいの里2」5-8話の感想
https://www.ibjapan.com/area/osaka/56753/blog/128926/
8話終了時点でのメンバーは、以下の男性4人、女性5人の計9人。
マンハッタン(男性 元商社マン 59歳)
せん姉(女性 食育トレーナー 57歳)
ギタりん(男性 音楽教室の先生 52歳)
パチゆみ(女性 スポーツジム経営 51歳)
隊長(男性 元レスキューパイロット 48歳)
たみフル(女性 漫画家 45歳)
ニノ(女性 モデル・WEBライター 42歳)
マキオ(男性 建築リフォーム営業 39歳)
あやかん(女性 秘書 35歳)
*メンバーのプロフィールについては、オリコンニュースの記事を参照
https://www.oricon.co.jp/news/2352424/full/
8話で還暦の誕生日を皆にお祝いしてもらった最年長のマンハッタン。その日の日記に「そして明日は…」と綴ります。マンハッタン、ここで男を見せて見事”イケオジ”となれるのでしょうか?
*お断り
・以下、ネタバレ含みます。
・あくまで個人的な主観に基づく感想です。出演者の方を貶める意図は一切ありません。
「あいの里2」9-12話のあらすじ
【エピソード9 童貞おじさん】
誕生会の翌朝、マンハッタンはアメリカの娘さんたちとオンライントーク。愛おしそうに娘さんたちと話す「あいの里」の生活では見せなかった父親の一面を見ることができました。そして作業中「おしっこしてきます」と外に出てそのまま「あいの鐘」に向かう。響き渡る鐘の音に集合する住民たち。マンハッタンは「たみフル、お願いします」とたみフルを指名。二人でこれまでの共同生活の思い出を語りあった後「僕はたみフルのことが大好きです。」と伝える。
その後、みんなで夕食。マンハッタン最後の夜ということでカレーが振る舞われる。告白してから返事まで一日ある「あいの里」システムの特徴ですが、告白した後のこの時間がなんとも言えずこそばゆいですよね。
翌日、マンハッタンがたみフルのために作ってくれたのに一度も使っていなかったキックボクシングのパンチングマットを使って、たみフルが汗を流す。そしてマンハッタンのたみフルが植えたハイビスカスの花言葉は「新たな恋」…フラグ立ちまくりの演出ですが、たみフルの返事は…
「私はまだあいの里でやり残したことがある。マンハッタンとは帰れない」
パチゆみから「成仏できたね」と同世代ならではの労いの言葉を送られ、飄々とした60歳があいの里を去りました。
マンハッタンを振る形になったたみフル、自分の恋を進めようと「恋愛はしてますか?」と隊長に探りを入れるが、隊長の返事は「分からん」。煮え切らない隊長にたみフルの気持ちが冷めてしまう。一方、その隊長が誘ったのはニノ。ここ数年、まともな恋愛をしていないというニノは自らを「恋愛偏差値低めの”童貞おじさん”」だと語る。いやいや、さすがにそれはキャラ作ってるでしょ…こんな美人周りがほっとかないでしょ…隊長とニノはその後も一緒に夕食の支度をしたりと距離を縮めるが、それをトンカチの音で邪魔をするあやかん…かわいい笑 そしてニノの作った餃子が、隊長だけでなくギタりんの胃袋をもつかんでしまう。これが後にシャレにならない悲劇を生んでしまいます。
【エピソード10 ギタりんの大暴走】
マンハッタンがたみフルに告白した際「たみフルに残ってほしい」という自分の気持ちに気づいたマキオ。マイクロヤギのサトちゃんの小屋を作りながら仲を深める。他のメンバーは窓ふき。あやかん、窓ふきの流れで意中の隊長とガラス越しにキス。まるで少女マンガのような甘酸っぱいシーンでした。
そして待望の新メンバー。52歳の商社社長、タナさんが合流。これまで全く浮いた話がなかった50代のせん姉とパチゆみ、イケおじの登場に色めき立つ。タナさんが好き、というよりも恋愛できることが嬉しくてたまらないといった感じです。
「公共の場で男性と手を繋ぐのが憧れ」というニノに隊長が「手つないでみる?」と二人手を繋いで宿舎に戻る。実績ができたことにご満悦の隊長ですが、ニノからは手の離し方についてダメ出し。
「ピーナッツ味のランチパックが好き」という隊長に、手作りのピーナッツサンドを作ろうとするあやかん。しかしピーナッツクリームがなく、隊長に渡したのはただの耳を切った二枚のパン。ごめんなさい…私これまであやかんに対しては暖かい目で見守る立場でしたが、さすがにこれはホラーでしかない笑
そして悲劇が。他の住民からの「アピール不足」のアドバイスを勘違いしたギタりんが、好意を持っているニノに対して文章にするのも不快なセクハラを繰り返してしまう。あからさまに嫌な顔をしても気づいてもらえず、女性部屋で泣いてしまうニノ。さすがに一線を越えたギタりんの行為に、仲の良いマキオがあえて厳しい言葉でギタりんを諭す。そしてスタッフを交えた話し合いの結果、ギタりんはしばらく「あいの里」を離れることになりました。
【エピソード11 さとちゃん】
ギタりん事件があった翌日、ニノと同期のマキオが一緒に作業しながら、さりげなくニノをいたわる。ようやく「あいの里」に平穏が戻ってきました。
朝8時にいっしょにハイビスカスの水やりをする約束をする、隊長とニノ。しかし翌日、隊長が待てど暮らせどこないニノ。そして翌日も来ないニノに隊長がたまりかねてパチゆみに呼んできてもらうと、ニノはノーメイクでダルそうに現れる。しかしこれには理由があることが後に分かります。
一方、イケおじのタナさんを狙う50代女性の二人。慎重に距離を詰めていくパチゆみに対して、積極的にアプローチするせん姉。せん姉の若い頃の画像が紹介されましたがTHE・バブルといった外見で「昔はさぞ遊びまくっていたんだな…それが今はこうなるんだな…」と感慨にふけってしまいました。
意中のたみフルに自身の「愛の戦士」の由来を語るマキオ。しかしその内容が意味不明すぎて、たみフルだけでなく聞いている全員がポカーンとなってしまう笑 マキオは飲食店でアルバイトしていたこともあるそうで、たみフルと一緒に作った棒棒鶏の出来も中々。しかしなぜか、それを見て不機嫌になるニノ。なんとニノはマキオのことを最初から気になっており、隊長との水やりにいかなかったのも、他の男性と一緒にいるところをマキオに見られたくなかったからだそう。これはめっちゃ意外!おそらくマキオ本人も含め住人誰もこの矢印に気づいていないでしょう。
そして悲しい出来事が起きてしまいます。ある朝突然マイクロヤギのサトちゃんが体調を崩し、獣医さんとの連絡がつかなかったこともあって亡くなってしまいます。住民の中で、特にサトちゃんをかわいがって世話していたのはたみフルでした。激しく落ち込んで憔悴しきったたみフルに寄り添い続けるマキオ。最後には少したみフルの笑顔を見ることはできましたが、メンタル面が心配です。
【エピソード12 愛の戦士】
あやかんは隊長、隊長はニノ、ニノはマキオ、マキオはたみフルと見事なまでに片思いだらけの恋愛模様となっている12話時点での「あいの里」。またパチゆみとせん姉の50代コンビも、イケおじのタナさんが加入したことで潤っている状況です。
そのタナさん、名門神戸大のアメフト部出身で、マンハッタンと同じ伊藤忠商事にいたという煌びやかな経歴。50代女性にとってはこれ以上ないくらいの上玉物件です。しかし、せん姉はタナさんの壁ドンがドキドキしなかったという理由でトーンダウンしてしまう。MC陣の「それだけで判断しないほうが良い」という指摘がその通りなのですが…
一方、ニノが自分のことが好きだとはつゆ知らず、元気のないニノを呼び出して「もっとアクティブに自信持って欲しい。あきらめないで」と励ますマキオ。ニノはマキオと時間をつくろうとするが、隊長がニノにぐいぐいくるためにそのチャンスがなかなか訪れず。そうなるとマキオは自然とたみフルとのペアになってしまい、もどかしい思いを募らせる。
そんな中、セクハラで一時隔離されていたギタりんが「あいの里」に戻ってくる。さすがに神妙な顔でニノと皆に謝罪する。ただその謝罪の言葉が微妙にズレてて「これ戻すの時期尚早だったのでは」と感じてしまいます。そんなギタりんをあやかんが裏でさりげなくフォロー。一度は大喧嘩した間柄なのにあやかん優しいですね。
たみフルへの気持ちが固まったマキオ、中卒で仕事も不安定という自分のネガティブ要素をあえて話す。仲の良いギタりんに別れの挨拶をした後「あいの鐘」に向かうマキオ。途中加入メンバーのマキオが早々と鐘を鳴らしました。指名したのは「たみフル」。マンハッタンに続き二連続の指名となったたみフル、そしてマキオに想いを寄せるニノの今後も気になるところです。
一線を超えてしまったギタりんの暴走
「あいの里」スタート時から共同生活における他者との意思疎通に問題を抱えていたギタりんですが、今回はそれが女性住民への度を過ぎたセクハラという最悪の形で現れてしまいました。もしこれがフジテレビとかの旧メディアなら面白おかしく編集して続行していたかもしれませんが、現代のコンプライアンスに準拠しているネットフリックスではさすがに見過ごされませんでしたね。スタッフ介入の上、一時的に隔離という異例の処分が下されました。
ただ…12話であいの里に戻り、セクハラ被害者のニノと住民皆に謝罪したギタりんですが、謝罪の言葉を聞く限りでは「何が問題だったのか、これからどう改善すべきなのか」を理解できていないように思えるので、ギタりんを戻すのはせめて被害者のニノがあいの里を出てからにしたほうが良かったのでは、と感じてしまいます。また、ギタりんと他の住民の緩衝材となってくれていたマキオが次回卒業して、男性陣はギタりんとそりが合わない隊長と、あいの里に来てまだ日の浅いタナさんだけというのも懸念材料です。
いずれにしても、送り出してくれた音楽教室の生徒さんのためにも、ギタりんには最低限の体裁を保った終わり方をして欲しいものです。
待望の「真のイケおじ」タナさん
そんなギタりんと同年代の新加入のタナさんですが、「痛いおじさん」となってしまったギタりんとは対照的なナイスミドルの印象です。
神戸大卒、伊藤忠商事を経て年商60億の会社経営者という基礎スペックの高さはもちろん、清潔感がありながらも変に若作りしていない見た目、アメフト仕込みの若々しい肉体、年齢関係なく紳士的に接する態度、どれをとっても100点満点をつけてもいい「真のイケおじ」と言えるでしょう。
(もちろん「これまでのところ」という注釈付きで、今後とんでもない地雷要素が出てくるかもしれませんが…)
私が何より嬉しいのは、タナさんが同年代女性であるパチゆみとせん姉の「恋愛の受け皿」の役目をしっかり果たしてあげているところです。マンハッタンとギタりんがこの役目を完全に放棄していたせいで、パチゆみとせん姉は危うくただのにぎやかしで終わるところでしたからね。
そしてその立ち回りは、他の若い女性陣との関係にも必ず効いてくると思います。私が前回の記事で提唱した「熟女を制する者がモテを制す」理論を、このタナさんが体現してくれることを期待しています。