婚活疲れの女性たちへ

女性の婚活疲れの相談

婚活をしていると、どうしてもお相手の嫌な部分が目についてしまい、気がついたら“嫌い探し”をしている自分に気づくことがあります。これが続くと、「自分に原因があるのでは？」「良いお相手と巡り会えないのは私のせいかも」と気持ちがどんどん落ち込んでしまうものです。

実は、このようなお悩みは婚活中の女性たちからよく聞かれるもの。いわゆる“婚活疲れ”の典型的な症状といえるかもしれません。

そんな時、私はいつもMrs.GREEN APPLEの『我逢人』という曲が頭の中に流れます。

嫌だと感じることは、自分の価値観の現れ

婚活中、つい相手の嫌な部分ばかりが目についてしまうのは、自分の中で大切にしている価値観や理想があるからこそ。嫌だと感じる部分を「自分が大切にしているもの」「優先順位の高いもの」として捉え直してみると、自分が求める幸せが少しずつ見えてくるかもしれません。

さらに、自分が大切にしている価値観を理解すると、それに合ったお相手を見つける際の指針にもなります。たとえば、「時間を守ることが大事」と感じるなら、時間にルーズな方とは合わない可能性が高いかもしれません。このように、嫌だと感じる部分は、自分の理想の関係性を知るためのヒントになるのです。

自分が差し出せる幸せを考えてみる

また、自分の中で「求めるもの」が明確になってきたら、次に考えてみてほしいのが「自分がお相手に差し出せるもの」です。

お相手に何かを求める時、ともすれば自分の希望ばかりが大きくなりがち。でも、求める幸せがあるなら、それに見合うだけの優しさや思いやりを自分から差し出せているでしょうか？

たとえば、「もっと気遣ってほしい」と思うなら、自分自身がまず相手に気遣いを示しているかどうかを振り返ってみることが大切です。また、「一緒に楽しい時間を過ごしたい」と願うなら、その時間を作るための努力や工夫を自分がどれだけしているかを考えてみるのも良いでしょう。

婚活を俯瞰して捉え、「自分がお相手に与えられる幸せの大きさ」についても考えてみることは、婚活疲れを和らげる一つの方法です。

ちょっと視点を変えると意外な発見が

婚活中はどうしても自分の内側ばかりを見つめがちですが、少しだけ視点を上に持ち上げて、自分を客観的に観察してみると意外な答えが見えてくることがあります。「自分は意外とこういう部分を求めていたんだ」「これなら自分も十分にお相手に与えられる」と気づける瞬間が訪れるかもしれません。

また、友人や信頼できる人に自分の状況を相談するのも一つの方法です。第三者の視点を借りることで、自分では気づかなかった考え方や行動の癖に気づけることもあります。そうした気づきが、婚活を前向きに進める原動力になるでしょう。仲人がそんな存在になると良いなと思いながら日々サポートをしています。