「伝える」と「伝わる」は違う
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「伝える」と「伝わる」は違う
みえ婚カウンセラーの朝倉です。
私たちは毎日誰かとコミュニケーションをとって生きています。
プライベートでも仕事でも。
それが伝達である場合、
例えば・・・
今月の売上高を上司に報告する場合なら
数字で報告しますよね。
これは誰が言っても、誰が聞いても
同じ値、数字として伝わります。
では、感情の場合はどうでしょうか?
「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「腹が立つ」
「感動した」「苦しかった」・・・
生きているといろんな感情がわいてきます。
私たちは、自分の心の中で感情が動いたときに、
伝えたくて、話したくなるのだと思います。
でも、その感情を伝えるのには、言葉が足りていないことが多いんです。
上の写真を見て、あなたが感じたことを教えてください、と言われたらなんと答えますか?
※このお花は何の花なんだろう?
※もらったのかな、それとも誰かにあげるのかな?
※きっとニコニコ笑顔でいるんだろうな
※セーター着てるから冬なんだ
※もしかしたらお母さんにあげたくて集めたのかも
※ほのかな香りがするんじゃないかな
※小さいころを思い出すな懐かしいな
※これでアクセサリーが作れたら素敵だな
などなど、、
考えたらもっといろいろありそうです。
写真を見て想像することで、感情が動きます。
「嬉しい」感情を伝えたいとき、
「嬉しいです」だけでは、
どんなふうに嬉しいのか、
どの程度の嬉しさなのか、わかりません。
自分だけがわかっている状態です。
そういう私はしょっちゅう失敗しています。
相手はきっと察してくれるだろう、とか、
普通こうするよね、って勝手に思ってしまって、
行き違ってしまったり、イヤな気持ちになってしまうことがあります。
そもそも「普通」ってどういうことでしょう?
自分にとっての普通が、
相手にとっての普通とは限りません。
感情の動きって、とても豊かで種類は無限大。
それを表すには、私たちは言葉が圧倒的に足りていないのです。
だから、自分が大切にしたい人には、
たくさんの言葉を使って伝え続けていくことが大事なんだと思っています。
「わかってくれない」のは、
伝わるように伝えていないから
かも知れません。
決して伝えることをあきらめてはいけないのだと思います。
朝倉美由紀