アラフォー女性の婚活事情④(完結編)
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そして私の婚活は完結した
まず相手の希望年齢を±5歳に設定した。それ以上年上はちょっと嫌だし、年下君から申し込みも期待しての年齢幅にした。
希望年収は400万円以上にしたい気もしたが、共働きをするなら自分の収入も含めた世帯収入である程度のレベルを見込めるので、ここは下限なし上限なしにしておいた。
とりあえず会ってみない事にはどんな人かはわからないから、あまり間口を狭めないようにした。
そしてプロフィールが公開された。最初の1週間は新規登録会員として表示がされ、通常時よりお見合いのお申込みが期待できるらしく、出方を見る事にした。
1週間で20人の申し込みが来た。それが多いか少ないかわからないが、自分としては多いと思えた。ただ、上下5歳までと登録しているのに、それ以上の年齢差の人からの申し込みが数件あり、中には10歳以上年上の人もいて、げんなりした。年下君は3人いた。ちょっとテンションが上がった。
お見合い相手は、お申込みが来た人の中からいいなと思える人を選ぶ事にした。まず写真に目が行く。この人はどんな雰囲気の人だろうかと、たった1枚の写真で想像するのは難しいなと思った。とりあえず生理的に受け付けないと感じたり、印象が悪いなと感じた人は除外する事にした。
一方PR文は差がつきにくいと思った。多分自分のPR文も、周りから見れば似たり寄ったりの内容なのだろう。やはり年収には目がいく。しかし、下限なし上限なしにした事もあり、あまり重視しないでおこうと思った。中には経営者とか年収800万とかの人もいて驚いたが、それでも年収以外の要素も細かくチェックして選ぼうと思った。
年齢の割に若々しく、写真からオシャレ感も伝わってきて、何でこの人この年齢で独身なんだろうと不思議に思ったが、婚姻歴を見たら再婚と書いてあったのでなるほどと腑に落ちた。そういう人もいるんだな。
結局5人の人にお見合いOKの返事をした。日程調整をカウンセラーさんがしてくれた。今は土日は結婚相談所の活動のために予定を空けていた。それでもお見合いはタイトなスケジュールになった。急に忙しくなってしまった。
5人とのお見合いは、また会ってもいいかなくらいの人や、この人は一番ましかなぁとか、この人は清潔感がないからお断り、この人は話しが盛り上がらず沈黙がきつかったのでお断りと言った感じで、2人に交際希望を出した。が、そのうち1人は断られた。結局また会ってもいいかなくらいの人とプレ交際に進む事になった。
カウンセラーさんからも、まずは異性の友達というレベルでもう一度会ってみてもいいかなと思えれば、プレ交際に進みましょうと言っていた。
結局20人申し込みがあって1人としかプレ交際に進めなかったので、自分から積極的に動く事にした。カウンセラーさんからは、10人に申し込んで、1人~2人とお見合いが成立するくらいが一般的なペースだと言われていたので積極的に申し込もうと思ったが、月に申し込める人数に上限があるので、ある程度小出しにしていく必要があると思った。
手始めに3人に申し込み、断られたら都度申し込んで、常時3人が結果待ちという状態を保つ事にした。
やがてお見合いが決まりだした。女性側から申し込むのにためらいを感じる人もいるらしいが、自分は全く抵抗が無かった。自分が気になる人に申し込みをする方が、待ちの姿勢よりよっぽどいいと思った。
とりあえず3人とお見合いが決まった。20人申し込んで3人お見合いが決まったので、妥当な数字かなと思った。プレ交際の人は1人キープしているから、同時並行になっていくだろうか。
お見合いをした3人のうち、2人に交際を申し込んだ。今回は2人ともOKだった。これで合計3人とプレ交際をすることになった。ちょっと調子に乗りすぎたかも知れない。
それにしても、ここまでの流れは非常に良いと言える。これまで10年間異性とロクな出会いが無かったのに、結婚相談所に入っていきなり3人とプレ交際に進む事ができた。何が要因なのだろうか。
自分はアラフォーという事で婚活は厳しいと思っているし、この1年は集中して出会いの場に足を運んで苦手なアプリもやったけど結果が残せなかったのも理解はしている。カウンセラーさんにもそれとなく聞いてみたが、ほかの婚活がうまくいかなかった人が、意外に結婚相談所が合ったりするという事だった。
婚活パーティーは自分から積極的に話しかけに行く必要があり、限られた時間の中で相手を一人に絞る難しさがあり、アプリは積極的な人や粘り強い人に向いているツールだと言われた。また、それらは必ずしも結婚願望が高い人が集まっているわけではないため、なかなか結婚に至りにくいとも言われた。確かに自分の性格には婚活パーティもアプリも合っていなかったなと思った。
1対1で結婚を前提とした男女が1時間のお見合いをするというのもポイントだと言われた。そう言われると自分には結婚相談所が合っているのかも知れない。もっと早く来ていれば良かった。
それからは3人の男性との同時並行のプレ交際が始まった。しかし、1人はお見合いの時のスーツ姿と初デートの私服に落差が大きく、あまりにダサい恰好で引いてしまった。
まだそれだけなら、これから仲良くなってショッピングで自分の好きなファッションセンスを叩きこむ事もできるのだが、夕食後のお会計の時に、「じゃあ3千円もらえる?」と言われて萎えてしまった。初デートくらいビシッと支払ってくれた方が良かった。まぁこれは人によると思うけど。
早々にその相手との交際を終了した。理由は価値観の違いですとカウンセラーさんには伝えてもらった。
別のプレ交際相手は、フィーリングが合った。食べ物の好みが近かったり、美味しいものを食べに旅行に行く事もあると言っていたのでテンションが上がった。あまり人に依存しないタイプに見えて、そこも魅力的に思えた。お互いを尊重できる相手になれるかもと思った。
趣味は全く合わなかった。音楽のジャンルは全然違うし、私はドラマが好きなのに相手はテレビを持っていなくて毎日YouTubeを観ているらしかった。カラオケが好きなのは共通していたが、聞く歌が違うので、あまり盛り上がらなかった。相手は一人でカラオケに行ってそれを録音して聞くという変な趣味を持っていた。まぁ私も変な趣味あるけど、封印するけど。
グアム旅行の話しをしてくれた。一番印象に残っているのはスカイダイビングで、もう一度やってみたいと言っていた。その話しを聞いていて、私もやってみたいなぁとぼんやり思った。一緒に旅行に行けたら楽しいだろうなぁ。そうやっていつの間にか、その人の事を考えるようになっていた。
ここまで来たらこの人に絞ろうと思い、もう一人の交際相手には交際終了の申し入れをカウンセラーさんにお願いした。体のいい理由をつけてお断りした。
こうなったら真剣交際も見えてくる。しかし、こちらから告白する訳にはいかない。どうも相手が何を考えているかわからない時がある。クールというか、あまり愚痴なども言わないし、心を開いてくれているのか判別がつかない感じだった。
だが、今のうちに将来のイメージの話しをした方がいいのは明白だった。お互いの結婚観を話す事もあったので、そういう時に自分がどうありたいか、どんな家庭がいいのか伝えていた。その時自分の中で問題になるのが子供だった。
子供は授かりもので、実際どうなるかはわからない。その中で、子育ての話しや家族のイメージを言われるのは辛いと思ったので、正直子供が産めるかはわからないと伝えた。彼は別にいいよと言った。それが嬉しかった。この人には本音を話せると思えた。
それから自分の家族の話をした。彼も話してくれた。色々と複雑な家庭環境だったが、どこでもそんな話しはあるだろうし、この段階で話してくれた事の誠意を感じた。やはりこの人だと思った。
それからもデートを重ね、交際開始から2ヵ月が経った頃、結婚を前提に付き合って欲しいと言われた。即答した。こうして私達は真剣交際に突入した。
真剣交際に入ってからは、リアルな結婚話をしていった。ある程度の段取りが組め、そして自然発生的にプロポーズをされた。結婚して下さい。一生一緒にいて欲しいと言われた。即答した。
婚活の手段は沢山あるが、自分には結婚相談所が合っていたのかなと思う。入会してから成婚まで、わずか半年だった。
色んな人とじっくりお付き合いをしていくものと思っていたが、この人と思える人とは毎週会って密な時間を過ごす事でトントン拍子に進んだ。途中、揉めかけた事もあったのだが、お互いが歩み寄って解決できた。婚活を続けていくうちに、自分はどんな相手と一緒にいたいかという考えが変化していったのも大きな意味があったと思っている。
一緒に幸せになりたいと思える人と出会えたことが何より嬉しかったし、これからも色々と課題が出てくると思うが、何とか乗り切っていきたいと思う。
こうして私の婚活は完結した。