30代後半の会社員の男性が8ヶ月で成婚した婚活エピソード(8)

コロナ禍で誰とも会わない変化のない日々を過ごし、このまま毎日の繰り返しで歳を重ねていく虚しさを感じました。これまでは仕事も忙しく、結婚を意識する余裕がなかったのですが、通勤もなくなって時間ができ、将来のことも考えるようになりました。
学生の頃から一人暮らしを始めて15年ほど経ち、自由と引き換えに飽きと寂しさも芽生え始めてきた時期だったこともあるかもしれません。もっと彩りのある人生を、愛する誰かと一緒に生活を共にしながら実現していきたいと思い、婚活を始めました。 婚活アプリに登録したり、パーティーにも参加しましたが、どれもご縁には繋がりませんでした。その原因としてお相手とのコミュニケーションの取り方や、第一印象が良くないなど自分で分析してみたものの、フィードバックが得られず上手くいかない課題を特定できないことや、パーティーでは話す時間も短く改善点を見つけることに難しさを感じていました。
結婚相談所はあまり馴染みがなく、ハードルが高い印象でしたが、調べてみると年代としては30代も利用が多く、結婚に前向きな方とだけ出会えるので、結婚をしたいかどうかの探り合いが必要なく効率的で、かつお見合いを通じて自分の苦手な部分も改善していけるのではと思い、結婚相談所での活動を始めました。

お相手との交際で感じた違和感を佐藤さんにお伝えした時がありました。佐藤さんからは『そこが合わないならもう難しいと思います。』とハッキリと伝えられたことが記憶に残っています。『もう少し様子を見ませんか。』といった当たり障りのないアドバイスではなかったからです。佐藤さんに『お相手とは難しいかも…。』と言われたことで自分の中で『そうじゃない』という気持ちではなく、『やっぱりそうなんだ。』と感じる気持ちに気が付き、潜在的な違和感を浮かび上がらせることができたように思います。
また、お見合いから交際に繋げることができずに苦戦した時期があったのですが、私のお見合いに同行していただき、お見合い終了後に改善点を教えていただいたのが印象深いです。声の大きさやリアクション、話の間の取り方など、なかなか自分では意識できていなかった点を改善するきっかけになりました。
あらゆる手段を利用し、私にとってベストなサポートをしていただけたことに心から感謝しています。 お見合いの時に早めに来て席をとっていただいていたことが印象的でした。お見合いでは男性が席を確保することが多いですが、通説に囚われず自分がやるべきと思ったことを実行できる思いやりの心を持った方だなという印象を受けました。
自分は女性に好意を抱くのに時間がかかることを自覚していましたが、プレ交際中の連絡や会う頻度、会話などほとんどがスムーズで、気づいたら惹かれていました。活動を続けていく中で、お互いに思っていることを気兼ねなく言い合えるかは関係性のひとつの指標かなと思っており、時に傾聴して寄り添うことを心がけていました。真剣交際に入ってからは毎週お出かけをして、最近結婚相談所で出会ったかどうか分からなくなるほど親密になり、成婚まで順調に進んでいきました。 やめても何も進まないのでやめようと思ったことはありませんが、お見合いやプレ交際からなかなか先に進まない時期は婚活の長期化を予感しました。 めげずに活動をひたむきに続けることでよい出会いに恵まれました。

実際に活動するまでは本当に結婚相手を見つけられるのか、数か月という短い期間で結婚という大きな決断をできるのか不安な気持ちもありましたが、お会いする方々と真摯に向き合い自分の気持ちを振り返り内省を繰り返すうちに、素敵なご縁を引き寄せることができました。運命の方に出会ってからは真剣に向き合い迷わず結婚を決断できました。
結婚相談所に入ることで100％期待した通りの結果が出るかは分かりません。それでも成婚に向けて諦めずに取り組めば、必ず気付きや学びを得ることが出来ると思います。
結婚相談所での活動に迷いがある方は、勇気を出して一歩を踏み出して欲しいですし、活動がうまくいかない人はカウンセラーさんや周囲の人に相談してひとつずつ課題を乗り越えていくことが大切だと思います。