なぜ、お見合いはスーツにホテルラウンジか?
あなたは心理学にある「フレーミング効果」というものをご存知ですか?
フレーミング効果・・・同じ中身のものだとしても表現の方法次第で相手の印象を変えることができる効果のこと
フレームは絵画の額縁を指していて、額縁が立派だと同じ絵でも高価な絵画に見えてしまうことから名付けられたと言われています。
そしてお見合いの場面では、スーツとホテルラウンジがフレームに当たるわけです。
つまり、初めて会う男性がホテルのラウンジと言った雰囲気の良い場所でビシッとスーツを着ていると、女性側からすれば、初対面でその男性には全く事前情報がないので周りの雰囲気に影響されて好印象になる効果を狙っているのです。
(この記事を書いてて思ったのですが、いわゆる『ゲレンデマジック』はこれの女性版かもしれませんね)
印象がプラスで始まるのとマイナスで始まるのでは、結果に大きく影響してしまいます。
ましてや60分1本勝負というお見合いの短期決戦ではなおさらです。
そしてこれは2回目以降のデートにも言えることです。
晴れて交際となり、お見合い後の初めてのデート。
『あえて』カジュアルに外すというテクニックはギャンブル過ぎます。
そしてそれが難なく出来る人はもともと結婚できる人だと思います。
交際から発展できない方は見直して見てください。
また、似た心理効果として「ハロー効果」があります。
ハロー効果・・・1つの目立ちやすい特徴により、全体やその他の部分的特徴に対する評価がゆがめられるというもの
恋愛では良くも悪くも「見た目・容姿」でこのハロー効果が発揮されることが多くあります。
例えば、爽やかで清潔感がある人は、実際はそうでなくとも、性格もまじめで、誠実であるという印象を受けることがあります。
それとは逆に、部屋が汚れていて、台所に洗い物がたまっている人は、実際はそうでなくとも、性格はだらしなくて、自己管理ができないという印象を受けることがあります。これは、ハロー効果がマイナスに働いた例ですね。
ですので、見た目より中身で勝負と言う人ほど外見にも気を使う必要がありそうですね。
もちろん、イケメンである必要はありません。
但し、あなたがお相手の女性を見る時はこの「フレーミング効果」に惑わされず、きちんと中身を判断できるように注意してくださいね。
追記)今、お伝えした内容はそのままビジネスの世界にも当てはまります。
あなたが保険の加入を検討しているときに、
①タンクトップで半ズボンの山下清風営業マン
②しっかり髪型をセットしてスーツを来た営業マン
どちらから話を聞きたいですか?(極端ですが、言いたい事はわかりますよね...)
次回は人間は忘れる動物であることとモテる秘訣の相関関係についてをお知らせしたいと思います。
お楽しみに。