クイズです。この写真のハサミって何に使うか分かりますか?
- 婚活のコツ
- 婚活のお悩み
- 男性向け
目次
- 発想の転換?
- 婚活する中で気づいた「女性に選ばれるポイント」とは?
- 改めて考えたSさんの強みとは?
- 「ポジショニング」が婚活でも大事です
発想の転換?
これは、「細く切れるハサミ×海苔」を「細かく切れるハサミ×紙」に視点変更したことによって大ヒットとなった、アイデア発想の好例です。
“30代(若い方が嬉しいかな)、東京在住でSさんがバリバリ働くために家庭を守ってくれる女性”
都内在住の30代女性はIBJの中でも一番ボリュームゾーン、それにSさんの年収は割と高めのため、婚活市場ではいい線いくのでは?と自信たっぷりで活動スタートしたのですが・・・
婚活する中で気づいた「女性に選ばれるポイント」とは?
婚活開始から6ヶ月・・・Sさんは期待した成果が出ていませんでした。お見合い対象の女性は多く、申し込みからお見合いが成立したり、逆にお申し込みをいただいてお見合いしたりと全く女性と会えないわけではありませんが、交際に進まないことが多い状態でした。
そこで今までの振り返りをSさんと行ったときに、お互い経営者としての雑談になりました。その時に出たのが、冒頭の ハサミの話 です。
Sさん:『発想の転換ってやつかぁ、商品を変えずに見え方を変えるだけで成功できるものなんですね。それって今の婚活に応用できないですかね。』
この一言で私達は、希望している女性(ターゲット)がSさんをどのように見ているのか、またその女性が望む男性像はどういったものなのかを深く分析していくことにしました。
Sさんの素晴らしいところはリサーチのために婚活パーティーに参加し、ひたすらたくさんの女性と話をして、女性の気持ちを知ろうとしたのです。
・婚活でどんなことについて悩んでいるのか?
・どういう男性が良いのか?
・将来の理想的な結婚像は何なのか?
・周りに来ている他の男性陣はどういう人がいるのか?
等々、さりげなく競合調査も入れていました。
リサーチの結果、やはり高収入な男性は人気が高かったようですが、ただお金だけをアピールすれば良いというものでもないことが分かったそうです。
その中で、「どんな風に独自性を出すかがポイント」だなと。
Sさん:『最初は、自分のキャリアや、ステータス、経済力の話をしていたんですよね。それを聞いたら女性が安心できるのではないか?と思って。でも、実はそれだけを女性は求めているわけではないということに気付きました。お金を持っている人なら、他の男性(競合)にも同じような人がいるので、その中で自分にしかできないことって何だろうって考えたんです。』
改めて考えたSさんの強みとは?
改めて私たちが発見したSさんの強みは・・・
・自宅兼事務所で仕事をしているので、いつも家族と一緒にいられる
・家事も子育ても手伝える
・一緒に子育ての辛さ、大変さ、やりがいを共有できる
・家族一緒の団らんの時間も作れる
そういったところが、Sさんが女性にアピールできる点だと気付くことができました。
なぜならリサーチをしていると、他の男性はたくさん収入があっても忙しい人が多く、家庭を顧みないとか、子育てや家事とかを手伝えないという人が多いようです。だから、女性もそれに不安を感じているという声があったのです。
これをさっそくプロフィールに反映させました。さらにいえば、リモートで仕事も完結するため、そもそも都内在住にこだわる理由がないことにも気づき、女性の希望から地域という項目を除外してみました。
「ポジショニング」が婚活でも大事です
それからは今までの6ヶ月が嘘のようにお見合い成立 → 交際成立が3件連続!!
内1件はオンラインお見合いからの遠距離交際でした。現在は真剣交際に入り、近いうちにご成婚報告を発表できるかもしれません。
マーケティングでは常識の、ペルソナ(女性)を決めて、商品(自分)・市場(婚活の状況や競合男性)・顧客(女性心理)のリサーチを徹底し、自分のポジショニングを確立し差別化を図る。
Sさんのケースで見ると、
・希望女性の具体的なイメージを作り
・その女性が婚活でどのような結婚観を持ち
・どんな男性を探しているのかを考え
・自分の持っている特徴からマッチするものに特化してアピールしていく
という感じでしょうか。
またSさんは、当初自分の強みは『都内に住む高年収の男性』であると捉えていましたが、リサーチ後は『居住地域に縛られない、ワークライフバランスを実現し家族と過ごせる男性』へと移行して活動し成果を上げました。
ビジネスの知識と婚活とは相性がいい!とつくづく感じた出来事でした。