結婚相談所ですぐにお相手を見つける人、時間のかかる人
- 成婚エピソード
- 婚活のコツ
- 婚活のお悩み
目次
- こういう人は結婚が早い
- 「受け入れた人」はうまくいく
- 昔の「理想の結婚相手」を探すのをやめてみる
こういう人は結婚が早い
相談所に登録する人にも、いろいろな種類がいます。大きく分けると「すぐにお相手を見つけて退会していく人」と「なかなか決まらず、長い間会員を続ける人」です。
ゴールインするまでが早い人、遅い人にはどのような違いがあるかをお伝えします。
1つ言えるのは「自分のことをよくわかっている女性は早い」ということです。
言い換えると「自分の年齢的価値をわかっている」自分の婚活市場における価値が、自分の思っているものと周りが思っているものとの間の差が少ない。そういう人はすぐに決まります。
私たち結婚相談所は、当然ながら会員さんに「合いそうな人」をご紹介します。その方の年齢やスペックなどから「この人と相性がよさそう」と思う人の情報をお見せします。
お相手候補の情報に対し「なるほど」と言う前向きな人と「え〜」というネガティブなリアクションの人に分かれるもので、前者のほうが、お相手候補を見つけるのが早い人ですね。
ご自分の年齢や収入などなどから「自分と釣り合うのはこのくらいの人」と考えるイメージが、周りの人がその会員さんに対して持つそれと近い人。そういう方は、紹介される方に対しても速やかに受け入れる、会ってみるアクションを起こし、会う人のうちどなたかと結ばれています。
結婚相談所は結婚できるための出会いを提供する場なので、私は会員さんにとって楽しくない話もしますが、女性にとって「40歳」は年齢の大きな節目です。
その年齢の前後で、お申し込みの数も、申し込みを受け入れてもらえる数も、大きく変わります。
そのくらいの年齢の方も、自分の市場価値がどのくらいかをわかって婚活をするひとは決まりやすい傾向です。
「受け入れた人」はうまくいく
とはいえ多くの女性がなかなか理想を捨てられず、ハイスペックな王子様探しをやめられないもの。一生で1回の結婚、最良の相手を見つけたい気持ちはわかります。
そのような人には、私はとことん気の済むまで王子様探しをしてみてもらうようにしています。
まず「自分がいいと思う人に申し込みをしてみてください」とお伝えします。
みなさん自分がいいと思う方、若くてカッコよくてお金持ちの「バチェラー」に出てきそうな男性にどんどんお申し込みをしていきます。
その結果は、全滅。残酷なくらい、まったくいいお返事をもらえず、会ってもらうことすらままならない。
お断りが続くと、誰でも凹んでしまうもの。人間、拒否される、否定されるのはつらいですよね。
とはいえ、それも婚活がうまくいくためには必要なステップ。私は会員さんがお断りをもらい続けて、心が折れてしまう寸前くらいですくい上げています。
「あなたがいいと思う男性は、あなたのことをいいと思う人じゃない。あなたを好きになってくれる方にお会いしましょう」
お断り続きで一通りダメージも受けたあとの会員さんは、そのような声にも耳を傾けてくれるようになります。
「婚活を始めて最初に紹介された人は、まったくいいと思わなかった。でもいろいろな人に会って、ちょっと違うと思うのを繰り返したあとに見てみると、最初に紹介された人が一番いいと思うようになった」
そのように感じる会員さんが、私の結婚相談所にはたくさんいます。
考えが変わってからは、うまくいきやすいもの。婚活は「自分がいいと思う人」ではなく「相手がいいと思ってくれる人」といかに会うかだと、つくづく思います。
そしてそれは、ただお相手候補と会う機会を提供するだけでなく、合いそうな人を紹介し、間に入ってうまくいくのをサポートする結婚相談所ならではだと感じます。
昔の「理想の結婚相手」を探すのをやめてみる
婚活で王子様探しをやめられない人にお伝えしているのは、男性に対して「昔はよいとされていた条件を求めないこと」です。
昔は高学歴、高収入、高身長の「三高」がよいとされ、今もどこかそれがよい条件のように思われているところがあるかもしれません。
そのような「定番のよいお相手」を探すのをやめる。お父さんが公務員で、どこかそのようなお堅い職業の人がよいと考えている女性には、堅いだけではなく、楽しい人もいるよと話しています。
その方には高卒だけれど地元の堅い会社に勤務していて、収入も安定し、将来が描きやすい男性を紹介しました。公務員が理想と考えていた人にしてみれば考えたこともない相手だったようですが、新たなお相手候補を見つけることができました.
他にも、火事ができる、趣味が多彩なども、かつては結婚相手の男性に求められることはほとんどありませんでしたが、たそのような人と結婚して一緒に暮らすと楽しく、また家のこともしてくれて楽かもしれません。
「一緒にいて楽しい」とは、気が合うということです。ぜひ理想を追うことよりも「楽しい」という自分の感覚を大事に、婚活を進めていただきたいと思っています。
「ハイスペックな王子様探しをやめましょう」とお伝えしました。それは、言い換えると、「自分にとっての王子様探し」をする。それが婚活です。実際に会う人、合いそうな人を、最愛の人と思う。そのようなマインドになると、婚活はうまくいきます。
「婚活を始めました」と宣言して、すぐに彼氏ができる女性はよくいます。それは結婚相談所に入っているかどうかは関係ありません。なぜそのようなことが起きるのかというと、婚活を始めたことで、周りにいる人をそのような対象として目で見るからだと考えています。
婚活も気の持ちよう、考え方です。自分の市場価値を知り、自分に合いそうな人と会う。周りの評価よりも自分にとってのよいを大事にする。相手のよいところを見る。
そのようなマインドになっていれば、婚活はきっとうまくいきます。
あなたの婚活を成功させるために必要なのは、ほんの少しの気持ちの変化です。