婚活本の読書中、大谷選手結婚の速報を見て思ったこと
- 婚活のコツ
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目次
- 大谷翔平選手の結婚は早いのか?
- 2日前の少子化のニュース
- 少子化の原因は「未婚化」
- 結婚のピークは27歳?!
- ユニマリアージュに少しでも興味を持っていただいた方へ
大谷翔平選手の結婚は早いのか?
今日の一番驚いた話題は、やはり「大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の結婚」でしょうか。
たまたま私がある本を読んでいる最中に、大谷選手のニュース速報が入りましたので、とても興味深く感じました。
その本は、
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「未婚化する日本: ペアーズ共同調査と統計データが示すその傾向と対策」
天野馨南子 (監修) 2021年11月21日 第1刷発行
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大谷翔平選手は現在29歳。
2022年時点における「平均結婚年齢」は夫31.1歳、妻29.7歳※なので、早い結婚!だと大半の方は思うはず。
しかし、この平均結婚年齢が、日本人の結婚適齢期に対する誤解の罠の1つになっているようです。これについては後半で触れます。
※厚生労働省「令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況」より
2日前の少子化のニュース
2日前の2024年2月27日には少子化についての残念なニュースがありました。
厚生労働省は27日、2023年の出生数(速報値)が前年比5.1%減の75万8631人だったと発表した。8年連続で減少し、過去最少となった。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では23年の出生数は76.2万人と見込まれていたが、想定より早く少子化が進んでいる。
婚姻数は48万9281組で戦後初めて50万組を割り、前年から3万組以上減少した。新型コロナウイルスの影響で減少したまま回復していない。22年は微増だったが、再び大幅な減少に転じた。婚姻が増えなければ、出生数増加への反転も見通せない。
(2024年2月27日 日本経済新聞の記事より抜粋)
少子化対策は待ったなしといった状況です。
このニュースを目にして、少し前に購入していた本書を急いで読んだという背景です。
少子化の原因は「未婚化」
少子化を語る場合によく使われる指標に合計特殊出生率というものがあります。
合計特殊出生率(Total Fertility Rate、以下TFR)は2022年1.26で、2023年はさらに下がると予想されています。
私も説明できるほど、この数字を理解できていなかったのですが、本書ではこのTFRを次のように分かりやすく説明しています。
「ある調査年X年において、Yエリアに住む1人の女性が生涯に(15~49歳の間に)産むだろう子どもの数を、そのエリアを対象年齢の全女性の出産動向から算出したもの。例えばTFRが1.5だとすると、X年の出産動向からみると『Yエリアの女性は生涯に1.5人の子供を授かるでしょう』という読み方になります。」
このTFRが「夫婦が授かる子供の数」と誤解され、既婚女性の出産数の減少が少子化の原因と思われてしまいがちですが…
TFRの計算イメージでは「未婚女性」も分母に入っているので
「夫婦が授かる子供の数」>TFR
となります。
本書によると、初婚同士の一夫婦が生涯に授かる子供の数の平均は、ここ半世紀の間はほぼ2.0人前後の水準で維持しているようです。(たしかに、私の既婚の友人は2~3人お子さんいる方多いし、中には4~5人の子持ちの方もいます。私には平均的に2人の娘がおります。)
つまり「夫婦が授かる子どもの数」が減っているわけではなく、TFRの低下に影響を与えているのは、「未婚」の増加だということが分かります。
本書では、「未婚化対策」が昨今の少子高齢化対策の一丁目一番地であると述べています。
まさに結婚相談所などの婚活の現場は、この「未婚化対策」、少子高齢化対策の最前線ではないですか!
と、この本を読みながら襟を正しておりました。
本書はさまざまなデータから少子化の真の原因(未婚化)を探り、課題と対策を提示しており、大変勉強になります。また、目にしたデータから、思っていた以上に、婚活の熾烈さを知ることにもなりました。本書からご紹介したい内容が盛りだくさんなので、次回のブログでも改めて書きたいと思います。
結婚のピークは27歳?!
さて、冒頭の「大谷翔平選手」の結婚が早いかどうかの話題に戻ります。
本書にも、次の記事にも同様の記載がありますが、
東洋経済ONLINE 2023/12/10
「結婚ピーク」は男女ともに27歳という意外な現実 「平均初婚年齢」に惑わされない婚活が重要 (天野 馨南子)
結婚ピークの年齢は、男性でなんと!27歳ということです。
え?31.1歳ではないの?ということについては、日本の「平均初婚年齢」は高齢者の結婚の増加が数字に影響を与えており、男女ともに「真ん中」年齢でも「一番多い」年齢でもないとのこと。例えば少数でも60代70代80代で初婚の方がいれば、平均値を引き上げる要素になってしまうということです。高齢化のご時世なので平均値は上がりやすいと思われます。
平均年齢とピーク年齢が男性ではなんと4歳も乖離しています。
29歳までの「若者」男性の結婚はなんと56%にも上るそうです。「大谷翔平選手」のような、29歳での結婚は早い方ではありませんでした。
男女ともピークの27歳はほどんど同じとのことですので、「30歳過ぎたら婚活でもしようかな」と考えている方はすでに、半分以上の同年齢の異性との出会いを逃してしまっているという現実があるようです(涙)。
出生率や、結婚適齢期について、正しく会員様にお話しできるよう、さらに勉強していきたいと思った次第です。
ユニマリアージュに少しでも興味を持っていただいた方へ
ホームぺージ「婚活ブログ」の前回の記事もぜひご覧ください。
IBJ会員様のデータと愛知県の傾向
https://unimariage.jp/blog/a0224/
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